2020年1月17日 (金)

真冬の多摩川、枯れ野

<https://chisako-fukuyama.jimdofree.com/japanese-style-paintings-1-膠絵/p> 

だいぶ遅くなってしまったが2019年大晦日の記録。

12月31日

川沿いの立ち枯れた植物を見たくて多摩川へ。

川が分かれてできた水溜まり。

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水は透き通っていて緑の水草が青い空をさらに濃い色にし、細い枝を映していた。

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大きな台風で川が氾濫した時に流れて来た枯草たちが樹の根元に引っかかったまま。

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建物もない、人も見えない、吹きっ晒しの川べりの草の中。風の音と鳥の声。私の大好きな風景。

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だいぶ穂綿は飛んでしまった光るススキが揺れていた。

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西武線の駅から京王線の駅へと3時間半ほど川沿いを歩いた。

枯草の中には小さなイヌフグリの空色の点々、斜面の陽だまりにはハルノノゲシの花が元気に咲いていた。

乾いた木陰には思いっきり派手なネックレスのような、こんがらがったヤマノイモの蔓。

夢中で撮っていたらメモリーカードの空きが無くなってしまった。

きょうは暖かくなるという予報に騙されたように、午後から強い北風になり、吹き飛ばされそうになる体を踏ん張りながら土手を歩いた。

耳がキーンと凍えてガチガチ、鼻水ダラダラ、温かい食べ物が恋しくてたまらず、よくやく駅に着いてすぐ蕎麦屋を探した。

まだ夕方だが年越し蕎麦になった。

 

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2019年12月28日 (土)

『デッサンの基本』(ナツメ社)33刷り

https://chisako-fukuyama.jimdofree.com/7-other-flowers-plants/

『デッサンの基本』がまた増刷になりました。

これで33刷りとなりました。

購入くださった方々、読んでくださった方、ありがとうございました。

来年はデッサン会をやりたいです。

皆様、楽しくデッサンしましょう!

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猫デッサン(プフ、チョビ、ちゅび)

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肥後菊、伊勢菊
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江戸菊、嵯峨菊
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江戸菊(春の霞、うたかた)
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2019年12月26日 (木)

宇野昌磨、高橋大輔

https://chisako-fukuyama.jimdofree.com/

全日本フィギュアの印象と個人的感想のメモ。

宇野昌磨『Great Spirit』

地を揺るがすように太古から響く、強烈なくり返しのリズム。濁りと振動。痺れるような高揚感。

よくこんな曲を見つけてきたと思える、スポイルされていない独特のプリミティブな力強さ、熱さ、ある種の純粋さを感じさせる宇野昌磨選手にぴったりな曲。

わかりやすい意味によって編まれたストーリーではなく、その場の臨場感、すさまじく動的な躍動がなければ成立しないプログラム。

「大いなる魂」に全身を浸し、狂ったように踊らされる者となる。原初的な感応力と、燃えるような熱を発する身体が、この瞬間にその能力を試される。

詩人の吉増剛造さんが、ずいぶん前に送ってくださった『アメリカン・インディアン口承詩』(金関寿夫 2000年 平凡社ライブラリー)(今は「ネイティブ・アメリカン」という呼称のほうが定着)を読み返していた。

ネイティヴ・アメリカンの言語の種類は千以上にのぼるという。種族も500を超えるそうで、文化は多種多様を極める。南西部の部族と南東部の部族が出会っても言葉は通じない、という言語学者もいるそうだ。

しかし、「彼等の神話や世界観にあらわれた本質的な同質性は、どうしても否定できない。」

文字をもたない彼らの言葉。発声。リズム。呪術的な響き。立ちのぼるいのち。

ゲイリー・スナイダーの言葉、「コヨーテの声は地霊の声だと信じてるんだよ。」

地霊の声に突き動かされるように、宇野昌磨は激しく魅力的に舞った。

・・・

宇野昌磨『Dancing On My Own』

最初に聞いた時は、ちょっときれいに流れすぎてとっかかりがないというのか、印象が弱い曲だと感じて心配だった。私がフィギュアで見たいのは、濁りや激しさ、不穏さのある強い曲だ。

しかし全日本の滑りを見た時の印象は、最初に聞いた時とはまるで違っていた。

今期、苦しみぬいた後にようやく訪れた眩しく暖かい恢復の光とともに、「悩みが多すぎて、うんと苦しんでボロボロになったけれど、それでも僕は踊り(滑り)続けるよ」と語りかけている曲に聞こえた。

「僕はずっと滑り続けるよ。何があっても・・」と、くり返し聞こえて、思わず涙。

・・・・・

高橋大輔『The Phoenix』

シングルのラストステージに、よくぞここまで体力を使う難しいプログラムを。

しんみりしっとりする曲ではなく、激しく攻める曲を選んでくれた、その心意気にほれぼれする。

だがいつでも彼は、ラストでありファーストであるようなステージで、この曲のタイトル通り火の中からの復活に賭けてきたのに違いない。

怪我による不調もあったろうに、心身のすべてを捧げて、極限の演技を見せてくれたと思う。ただただありがたい。

演技後のインタヴューにも高橋選手の真摯でシャイで温かい人柄が、すべて出ていた。

『Pale Green Ghosts』

妖艶であり、また不気味でさえあるだろう、音楽はまるで彼だけのために今流れるようだ。

氷上を一人で踊る高橋と二重写しとなって多くの亡霊たち(Ghosts)が戻ってくる。

今まで、ありとあらゆる感情の体験とともに、めくるめくイメージや色彩を見せてくれた高橋大輔選手。

猛烈な嵐に翻弄される小船のように狂おしく舞ったかと思えば、張りつめた冬の空に枝を広げる樹木のように静かに震え、次に顔をあげたときには燃えさかる火のように誘惑的で・・・。

日本人で、これだけ豊かな個性を持ったスケーターは二度と出ないだろう。

最後は、振付師が新しく振り付けたポーズではなく、やはり彼は手を天に精一杯伸ばしていた。

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伸び盛りの若手の瑞々しい演技もあり、今年の全日本はとてもどきどきして心に残る大会だった。

 

 

 

 

 

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2019年12月19日 (木)

猫たちのこと、風邪、がんの定期健診、薬疹

3匹が生まれて2回目の冬。あいかわらずチョッピー(チョビ)とプフはべったり。
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大好きなチョッピーを抱きしめるプフ。
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いつもくっついてお互いをなめあう大の仲良しなのだが、ここ数カ月、なめあった後のチョッピーの噛み方が激しい(興奮?)のでプフが悲鳴をあげることが多い。

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気づいたらすぐにチョッピーを引きはがしているが、どうしたらいいものか。(3匹とも早めに避妊手術している)

ちゅびとチョッピー。男の子どうしも仲良し。どたばた追いかけっこをする時は必ずチョッピーが追いかけて、最後はちゅびが段ボール箱の中に逃げる。
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ちゅびとプフ。
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ちゅびはプフともちゅびとも仲が悪いわけでもないのに、あいかわらずお風呂の戸を開けて「うにゅる~」と叫び続けるのをやめない。何かの欲求不満。おなかがすいたなら、なぜ私に向かって鳴かないで、わざわざ遠い風呂場に行って鳴くのか?

黙らせるために深夜におやつを何度もあげざるを得ず、体重は6.7kgになった。

・・・

病気関係のメモ。

12月19日(木)

顔中の湿疹が治らないので皮膚科へ。特に右の眼と頬が腫れてしまっていると言われる。

数年前にも総合感冒薬を飲んだあとに顔中に湿疹が出たことがあるので、たぶん薬疹。

皮膚科の診療代1080円。

プレドニン軟膏(目のまわり用)、キンダベート軟膏、ベボタスチンベシル塩酸錠(14錠)、プロペト(100g)で840円。

もっと早く皮膚科に行くべきだったと思う。

12月14日(土)

工事の人が入るため、朝から必死で部屋の中を片付け。

結局、来たのはNTTの人だった。マンションの電気室の中の機械が不具合だったそうで、新しい機械に取り換え。私にはお金がかからなかった。

12月13日(金)

ネットと固定電話が不通になった件で、(携帯を持っていないので)朝10時に公衆電話からテクニカルサポートに電話。

なかなか繋がらないのでNTTにかけてみたら「OCNひかりは別会社なので関係ありません」と。

昼から癌の定期健診のため鎌ヶ谷の病院へ。

顔に湿疹ができていて痒い。

12月12日(木)

夜、突然インターネットと電話が不通になる。

12月10日(火)

ようやく頭痛と吐き気が無くなってくる。軽い運動の再開。

12月8日(日)

岡田温司さんのトーク。アガンベン『書斎の肖像』について。

12月7日(土)

鵜飼哲さんと打ち合わせ。仕事が進み、気分が盛り上がったせいか、お酒も飲めて久しぶりにたくさん食べた。

12月5日(木)

迷ったが総合感冒薬を購入。5日と6日の夜に飲むが、尿が出にくくなる成分が入っていると気づき、飲むのを止める。舌が苦く、食事をするのが苦痛。

12月3日(火)

頭痛と吐き気で頭が回らないが、英訳原稿が上がってくる。

11月28日(木)

最高気温9度の寒い日。ゲルマ温浴を予約していたが使用させてもらえず、もやもやしながら冷えた身体で運動を始めたら発熱。

頭痛と胃痛。嘔吐。吐き気がして食べられない。

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2019年12月14日 (土)

岡田温司さんトークイベント「知識人と書斎――アガンベン自伝に見る書斎のかたち」

12月8日(日)

岡田温司さんのトークイベント「知識人と書斎――アガンベン自伝に見る書斎のかたち」を聞きに日本橋、コレド室町の中の誠品生活へ。

月曜社の小林さんより、月曜社の最初の本が『アウシュヴィッツの残りのもの』(上村忠男、広石正和訳)で、これが一番売れたとのこと。私もこの本で初めてアガンベンの思想に出会い、強く感銘を受けた。

岡田温司さんは予想していたより柔和なかたで、お話も軽妙で楽しかった。

『書斎の自画像』はハイデガーとの出逢いから始まり、それからは時系列ではなく、自分の書斎にあるものをアガンベンが見ることによって思いつくままに綴られている。

――お話の断片的メモ――

生きる形式と存在の様態が区別されないのはフーコーの影響。 

エピゴーネン・・・有限な存在であるということ。過去のテキストを独自の形式、新しい読み方で受け継ぐ考古学。発展可能性。

ハイデガーの存在論を乗り越える。存在と存在者を区別しない。

哲学と詩作。ポエジーの問題。コミュニケーション(伝達)に限定されない言葉。

岡田さんが最初に訳されたのは『スタンツェ』。

『イタリア的カテゴリー』「西洋の言語はますます哲学と詩のあいだで引き裂かれてしまい、一方は悦びなき認識へと、他方は認識なき悦びへと向かってきたのだが、いまや急を要するのは、哲学にそれ本来の悦びを、詩にそれ固有の認識を奪還することである。」

ダンテ論執筆への岡田さんの期待。

パゾリーニとの関係。

アガンベンは悲観的、黙示録的(「歴史の終わり」を語る)とジョルジュ・ディディ=ユベルマンにも言われているが、悲喜劇である。

コメディ・デラルテ、プルチネッラ・・・アイロニー、ペーソス、諧謔

トト(喜劇王)、人形劇仕立て

身振り・・・目的や意思にしばられない。ギャグ。

「大きな鳥と小さな鳥」・・・サン・フランチェスコの小鳥への説教。喜劇仕立て。

発想のアルケー。

ドゥルーズ追悼文においても「セルフ・エンジョイメント」の思想について言っている。

無為・・・無活性とは違う。常識的に考えていることを無為にする。行為する時の潜勢力。通常のやりかたをエポケーして別のやりかたでやる。

言語の別の使い方。

ジャン=リュック・ナンシー『無為の共同体』・・・共同体の別の可能性。

『書斎の自画像』の巻末・・「草」についての記述。ドゥルーズの動物の生成変化の向こうをはる。アガンベンの弟子エマヌエーレ・コッチャの著作『植物の生の哲学』。

植物は、世界があるとはどういうことか、生命が世界と結びうるもっとも基本的な関係を体現している。

ハイデガーの『放下 (Gelassenheit)』における星々 カント的・・・見上げるもの。それとは対称的な、草・・・足元の・・・。

京都からおいでになった岡田温司さんと。

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コレド室町というところに初めて来た。私には食べられそうな店が無かったので、キラキラしたイルミネーションだけを見て帰宅。
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