2019年4月 8日 (月)

新宿御苑の桜(花吹雪)(4月5日)

4月3日(水)

2日に歩いた時にひどく冷えたせいか、胃が痛くなり、夜、嘔吐。朝に食べたものが消化されていずそのまま出る。

小型のミラーレス一眼しか持って行っていない(替えのレンズも置いていっている)のに、帰宅してからの首肩の凝りが尋常ではない。筋力がすごく落ちている。

10年前には大きなデジタル一眼とマクロレンズと動画のカメラを全部背負って、ひとりでドイツで撮影していたのが嘘のよう。身体がきつい。しかし何かを見に歩いて出かけなければもっと体力が落ちてしまう。

4月4日

衣類を入れた袋の中に入って袋の端っこを破って顔を出すチョビ。

Sdsc08221

4月5日(金)

今日は22℃。青空。明るい光の下で白妙を見たかったので新宿御苑へ。

地下鉄の駅から歩道に出たら、強風で街路沿いの桜の花びらが空に激しく吹き上げられていた。

大木戸門から入り、まずは玉藻の池の水中桜を見る。

Sdsc08223

しどけなく散っていた。池の水に溶け込んで透けた薄い薄い桜。眼に見えなくてもそこに咲いているものを描くのはとてつもなく困難だ。

Sdsc08226

白妙は満開。蕾がほとんどない。花も全部紅色が消えて純白に変わっている。

Sdsc08240

手鞠のように咲きそろった白妙。わずかに残る紅。白濁と透明感のバランス。かわいらしくではなく、この戦慄を描くにはどうしたらいいのか。

Sdsc08258

歳をとるにつれて、紅の桜よりも白い桜が好きになっている。大島、白妙、太白、琴平、白雪。

過去に名だたる桜の絵で、私の好きな絵を考えてみると、どうしても江戸時代の図譜が浮かぶ。よく見ながら筆でスケッチ(素描)して、部分的に色をつけたもの。さりげないが動勢があり、写本でさえ臨場感が生々しいもの。

それらは美術というより博物学に分類されてしまうものだ。

いわゆる「美術」として価値が高いものより、なにげなくその時、その瞬間を手で写した生命感のある「絵」に惹かれる。

国宝の長谷川等伯の智積院「桜図」も寺院の障壁画として見たら感動するとは思うが、自分がこのような絵がかけるようになりたいとは思わない。「日本美術」というカテゴリーの中では素敵、たとえば着物の柄にこの絵があったらすごく豪奢できれいだとは思うが、自分が生きていく上で今現在の「絵」を考えていくためにはヒントのひとつでしかない。

桜ほど、よほどの思考と感覚の両方で破らなければ酷たらしいほど嫌らしい絵になってしまう題材の花はない(ステレオタイプの絵の汚らわしさが、実物の桜の透明感や儚さとかけ離れてしまうからだと思う)。

一瞥で激しい嫌悪感を感じたらもう耐えられないのが「桜」の絵。

私が静かに長く見ていたいのは我が師、毛利武彦先生の、戦争で若くして亡くなった友人に捧げる腐れ胡粉の桜。一般的な分類上は毛利先生の絵は「日本画」になるのかと思うが、その絵は「いわゆる「日本画」」とはまったく異なる。

桜を描くのがあまりに難しすぎて私はずっと桜を描きたいとは思わなかったし、自分に描けるとも思わなかったが、もし私が描けるとしたらどんな絵になるのだろうかと思いながらずっと桜を見ていた。


ノジスミレの上に散りかかった花びら。
Sdsc08261

ついに太白も満開。若葉の色がオオシマや白妙よりもずっと渋い鴬茶で、花びらの皺が魅力。この樹も大好き。

Sdsc08268

代々木のドコモタワーを背景にソメイヨシノと枝垂れ桜とカイドウが重なる。

Sdsc08281

上の池の黒緑の森を背景にしたオオシマザクラも満開。(私は虹色の光がはいった写真が好き。)

Sdsc08284_1

白雪も満開。この樹の花は高いところにあって接写できない。

Sdsc08286

非常にすっきりした樹。

Sdsc08288

千駄ヶ谷門近くの桜林。紅色は長州緋桜。

Sdsc08372

Sdsc08380

ソメイヨシノ、オオシマ、すべての花びらが強風に乱舞していた。

Sdsc08384

かつて「わあ、きれい」と言いあいながら一緒に桜を見て笑った、死んでしまった人たちのことを想わずにはいられなかった。

Sdsc08391

Sdsc08403

吹きすさぶ風に池の水面の花びらが増え、波紋が動いている。。

Sdsc08404

Sdsc08405

次に来る時は一葉、普賢象、福禄寿、菊桜、数珠掛桜、鬱金、御衣黄など。駿河台匂と目立たないカスミザクラも見たい。

|

新宿御苑の桜、植物(4月2日)

4月2日

2日か3日には真冬の天気で雪が降るかも、という予報にもめげず新宿御苑へ。気温13℃の予報だがもっと寒く感じた。

Sdsc08100

玉藻の池の桜の枝は水中まで垂れ下がって水の中で咲いている。よく川やお堀で、水面ぎりぎりまで下がっている桜の枝を美しいと思うが、水中にまで入って咲いているのを初めて見た。

今年生まれたらしいカモのヒナたちと桜。時々、二羽で追いかけっこをするように水面をターーッと勢いよく滑る。うちのちび猫たちと同じ仕草。

Sdsc08162-2

 

白妙がついに満開。。咲いたばかりの花は薄紅がさしていて、その後白く変わる丸い花がなんとも気品があってきれい。

Sdsc08115

寒さを我慢して来た甲斐があった

Sdsc08134

白色大輪一重の太白も咲き始めた。花弁にしわ状のうねりがあるのが魅力。花弁はサクラ類で最も大きいらしい。

Sdsc08124


ソメイヨシノよりもかなり甘い雰囲気の小汐山(コシオヤマ)。今、まさに満開。

Sdsc08152

梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)の赤い蕾。

Sdsc08171

中の池の緑に澱んだ水にせり出したソメイヨシノ。母が元気な頃にここで写真を撮った。

Sdsc08172

オオシマザクラは満開。

Sdsc08176

Sdsc08177

Sdsc08179

手が限界まで冷えてかじかんでしまったので、自動販売機へと向かったが、温かい飲み物はすべて売り切れ。茶店でコーヒーを買っている人が多かったが、胃が痛くてストレートコーヒーは飲めないので諦めた。

青空が掻き曇り、雨が落ちてくるほんの少し前の気配。

Sdsc08184
不穏な空と桜。

Sdsc08185

傘を持っていなかったので急いで帰った。地下鉄を降りたら地面がびしょ濡れだった。
・・・

トイレットペーパーをガラガラ引っ張り、細くちぎってご機嫌なプッフィーちゃん。

Sdsc08096-2

真ん中で気持ちよさそうに眠るのはチョッピ―(チョビ)。

Sdsc08197

最近、ちゅびが深夜3時頃に鳴きだすので困っている。おなかがすいたらしいので食事をあげると、そのあと全員で鬼ごっこを始め、私はなんとか静かにさせようと紐でじゃらしたりして朝7時すぎまで眠れない。7時過ぎに皆も私も疲れてもう一度眠る、の繰り返し。

私が昼間出かけているあいだ、3匹ともあまり食べずに眠っているので、夜になるとやたら元気になる。

とにかくちゅびだけが無駄鳴きする。外を飛び回りたいお年頃なのか。ほかの2匹の兄妹があまりに仲が良すぎて疎外感があるのか。

もしちゅび一匹だけだったら、もっと私にうるさく鳴いていたということか。

朝に眠る時、ちゅびは私にべったり抱きついて眠る。

チョッピ―君よ。お前がちゅびと仲良くけんかしてくれないとちゅびの欲求不満がたまるのよ。もっとちゅびをかまってやってよ。

Sdsc08197-2

|

2019年4月 6日 (土)

新宿御苑の桜、植物(3月29日)・近所の桜

3月29日

気温8℃。曇り。寒いから人が少ないだろうと新宿御苑へ。

年間パスポートを購入(2000円。その場で写真を撮られる。)

玉藻の池の裏側の森から。人気がなくて静か。

Sdsc07974

Sdsc07971

 

芝生広場の近くの大島桜。

Sdsc07981

千駄ヶ谷門近くの源平桃。

Sdsc07986

見頃だが、まだ半分ほど蕾もある。白、紅、桃色、薄桃、斑。

Sdsc07990


私がとても気にかけていた白妙がついに咲き始めた。

Sdsc07991

蕾が紅のぼかし。咲くと真っ白な八重で、ぽーっとするほどきれい。緑色の若葉と大きな船形の萼片。

Sdsc08002

私が桜を描くとしたらどういうふうに描くのか、どの種類の、どの状態の花を描くのか、そんなことを考えてずっと桜の樹を見て回っている。

自分が感じる花の魅力を陳腐でない描き方でかけるだろうか。

茶室に向かう道の途中のコブシ。

Sdsc08006 

茶室「楽羽亭」の前の枝垂れ桜。まだ蕾がいっぱい。
Sdsc08009

寒くて凍えてしまい、温室に入ったら、外気との温度差のせいで水蒸気で一面靄っていた。

湯気でカメラレンズが使い物にならない。 シャッターを切ってもほとんど靄しか映らない。

この日は寒すぎたので早々に引き上げた。

3月31日

近所を散歩。

冬に見つけた廃屋の桜がきれいに咲いていた。この廃屋、年季がいっているようで、商店街に面しているのに、なぜ立て壊されないか不思議だ。この樹が切られたら、また私はすごく淋しさを感じるだろう。

Sdsc08062

Sdsc08063

Sdsc08064

図書館へ行く道。いくつもお寺が連なる、墓地の裏の細い道の途中、小学校の桜。

Sdsc08073

Sdsc08077

|

善福寺川の桜

今は桜が満開を過ぎて散っているが、桜の咲き始めの頃の記録を書いている。

3月28日

善福寺川を自転車で散歩。

Sdsc07846

20年、ほぼ毎年来た「あいおい橋」のあたり。

Sdsc07856

ここの護岸に咲くスミレは薄紫の中に濃い紫のスジがはいっていて葉は心形。おそらくアメリカスミレサイシン。

Sdsc07849-2


Sdsc07848

ヤマザクラ。

Sdsc07857

オオシマザクラ。

Sdsc07860

荻窪の手前、護岸工事をしていて、子供公園が一つ丸ごと無くなっていた。見事な八重桜がたくさんあり、ジャングルジムに上ったりベンチに座ったりしてずっと桜の匂いをかいでいられた公園だ。

荻窪団地のほうまで川沿いに行くと生えているスミレ科のスミレ。葉も細く茎も高い。菫は横顔が美しいと思う。

Sdsc07878

赤と白と桃色の巨大輪椿と木蓮とミモザと薔薇と水仙とワスレナグサが咲き乱れる、川沿いのお庭。昔、このお庭で兎が遊んでいるところを見た。夢みたいだった。

 Sdsc07879

ミモザは満開。

Sdsc07888

荻窪近くの覆輪の椿。撮っていたら「素敵でしょう?大きいわよねえ。毎年すごくきれいに咲いてくれるのよ。」と通りがかった女性に声をかけられた。

Sdsc07891

Sdsc07910
自動交通公園近くの乙女椿と桜の林。

Dsc07925

Sdsc07927

にゃあにゃあ!と高い声で呼ばれて振り返ると樹の上にのぼって遊んでいた猫。

Sdsc07933

Sdsc07931

釣り堀近くのひょうたん池。中の島の樹々の細い線が美しかった。ユキヤナギも満開。

Sdsc07941

松の木グラウンド近くの、大好きだった柳の樹が切られて無くなっていたのがショック。杏の樹も無くなっている。

かつて花輪さんがジャンプしてひとつ実をもいでくれた杏の樹。

護岸工事で滅茶苦茶に変わってしまった。

大宮八幡宮近くの、大蛇のような藤蔓のあった鬱蒼とした林が無くなっていた。かつてVXー2000で動画を撮った場所。

・・・

最近よくこの段ボール箱がお気に入りの3匹。ちゅびの上にチョビが、そのまた上にプフがのっかってぎゅうぎゅうづめ。

Sdsc07957

|

2019年4月 5日 (金)

新宿御苑の桜(咲き始め)

3月26日

国立国会図書館で調べもの。

ついでに単行本未収録の古いまんが作品を読めるだけ読んできた。

その内容は、長くなるので後日書くことにする。

衆議院会館側から国会議事堂を背景に、咲き始めた枝垂れ桜。

Sdsc07660

3月27日

新宿御苑へ。

去年は開花が早すぎ、桜の季節が一瞬で終わってしまい、例年ならおおよそ4月16日くらいに見頃の八重桜までもが3月末には散って残念だったので、今年はソメイヨシノが咲きかけた頃から通おうと決めていた。

目的は、咲きかけの花を見ることと、まだ咲いていない白妙、琴平、太白、兼六菊桜、梅護寺数珠掛桜などの樹の位置を確かめて記憶すること。

桜は65種1100本もあるので、地図を見ながらでもなかなか目的の樹は見つけられない。

2時くらいに着き、新宿門は行列していたので大木戸門へ。大木戸門からはすんなり入場できた。

トイレも、中央の休憩所のだけ並んでいたが、端っこの森のトイレは空いていた。

手前の地面にはっている枝はまだ固い蕾の八重桜。

Sdsc07703

このソメイヨシノの巨木は、向かって右半身だけが満開で、左半身はほとんど蕾だった。

Sdsc07712

右半身の満開のほう。

Sdsc07705


千駄ヶ谷門近くの桜林。みな高くてのびのびしている。

Sdsc07721

大島桜の大きな花弁の白と若葉の緑が十月桜の靄のような紅色に映えていた。

Sdsc07717

10月から早春まで断続的に咲き続けるというジュウガツザクラ。

花弁が細くてひよひよしたとても可憐な桜。

Sdsc07723

Sdsc07725


枝垂れ桜は樹によって、もう散っているのとまだ蕾ばかりなのとがあった。

Sdsc07744

Sdsc07765

山桜の蕾。ほかの桜よりも細くて尖っている。

Sdsc07815

上の池のほとり。まだ開花は疎ら。

Sdsc07788

中の池。

Sdsc07756

毎年、不思議に思うが、サービスセンター近くの植え込みのハナニラだけが全部紫色。そこ以外の場所のハナニラはほとんど真っ白。

Sdsc07807

目的の樹の位置は半分くらい把握した。

ぐるぐると4周くらい歩いた。友人と来たらお茶くらい飲むのだが、ひとりだと没入してしまい、飲まず食わずベンチに腰かけもせず、歩きっぱなし。

Sdsc07830

4時半を過ぎても終了の音楽が放送されないので変だと思ったら、つい最近、6時閉園に変更されたらしい。以前は温室は3時閉園で、なかなか見られなかったが、今度からはゆっくり見られる。

新宿門の外のインフォメーションセンターに入ると、入り口近くにノスリ(タカによく似た鳥)の剥製があったのでびっくりした。

カポーティ―が晩年、生まれ変わるならなにになりたい?という質問に「ノスリという鳥」と答えていた、あのノスリだ!

高い樹の下に落ちていたそうだ。カラスに囲まれて餌がとれずに餓死したようだと書いてあった。かわいそうに。せっかくここに住もうとしたのに、カラスとは共存できないものなのか。

 

 

 

 

|

«ジョナス・メカス展、水の塔、新井薬師