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2007年10月

2007年10月23日 (火)

がんセンター

10月21日

がんセンターで診察中に浅井医師に尋ねる。末期がんで、告知はするものなのか。

「告知は、本当の末期(あと数日)でない限り、本人にする場合が多い。やりたいことをやって告知を本人が受け入れるまで、大体2週間から4週間くらいはかかる。

余命にも相当の幅があり、本人がどれだけ身体を大切にするかによる。

がんの余命について、進行の速いがんか、遅いがんかによるので、ステージでは一概に言えない。(たとえば、私の場合、肺の転移だけで言えばステージⅣとなる。)」

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ヤドリノキ

Silver foil, Pigment with glue

死んでしまったTのことが頭から離れない。

Tが死んだときに、違和感のある態度をとった幾人かに対して怒りのような嫌悪のような感情が渦巻いてしまう。

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不忍池 

10月20日

 師、毛利武彦の絵を見に上野へ。師の唯一無二の才は健在である。そのことだけで胸が苦しいほどに一杯。

 しかし、その他の入選作の低下は底なしの感がある。

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2007年10月18日 (木)

阿佐ヶ谷

10月15日

 Tの二人のお姉さまと会う。二番目のお姉さまのTの面影。

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2007年10月12日 (金)

ヴァルター・ベンヤミン 木犀

10月12日

 何一つ薄らがず、何一つ氷解することなく、一行も書けず、ひと筆も描けない日々に変わりはないのだが、死の経験に触れる瞬間にさえ、それを「常套句(フレーズ)」で塗りこめて「均質化」してしまう「人語」への烈しい嫌悪によってのみ、再び新たな表現に対峙できるように思う。

 「ベンヤミンの生涯」を読んでいた。

「思考において仮借なく、発言において迷わず、」「読者大衆を完全に度外視して」

ゲヴァルトの回復。「運命には潔白との関連性がない。のみならず、さらに本質的なことには、幸福ととの関連性もない。」

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茉莉花

10月8日

 雨全体に茉莉花(木犀)の匂いが混じる。

 

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2007年10月 8日 (月)

彼岸花 烏瓜 葉鶏頭

10月5日

 写真家の高橋亜希と阿佐ヶ谷住宅を歩く。

 白い彼岸花。緋色に燃える葉鶏頭。スモモの樹の下には無数のアブラゼミの抜け殻。

 

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2007年10月 1日 (月)

ボルヘスの会

9月29日

 第8回ボルヘスの会(於早稲田大学)

 吉田文憲講演 「ボルヘスと宮沢賢治ー翻訳空間としての文学と語り手の場所」

 宮沢賢治は、「銀河鉄道の夜」の最終稿において、ブルカニロ博士を消すことによって、世界全体が一冊の書物に包摂されてしまうこと、書物の中で死ぬことを焼き滅ぼした。

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