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2008年9月

2008年9月21日 (日)

記憶 デッサン

9月21日

デッサンの本のための実作と撮影の日取り(第一日目)が決まる。3人、同時に実作と撮影が、夕方から3時間(3分で1枚くらい撮らないと終わらない)で可能なのだろうかと、すごく気を揉んでいたのだが、すいどーばたさんのご厚意で、1時から8時まで取ってくださったとのこと。ぱっと、目の前が明るくなった。

知り合ったばかりの人の、能力と、的確さと、心遣いに助けられてことが進んでいく。本当にありがたいことである。若く優秀な芸大の学生さんと、熟練のカメラマンさんと、初顔合わせになる。つくづく幸せだと思う。

冨田洋之のドルツのCMがナショナルのHPから消えていた。ものすごくショックだけれど、記憶をずっと保つために、デッサンを学んできたのだから・・・。イメージと声は収縮と拡大の螺旋動を繰り返し、弱まることはない。

すべてにおいて贅肉のない潔さ。

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2008年9月19日 (金)

鉛筆

9月18日

真夜中に鉛筆を削る快楽。筆圧に耐えるのであれば、鋭く尖らせれば尖らせるほどいい。

FとHBさえあれば事足りる。Fがつくる空気をHBが切り刻み、折りたたんで構築する。この自由がなければ、私はもっと、ろくでもない生命体となっていただろう。

描きたいのはいつも、脆弱なるもの、絶えず変化して止まないもの、可憐にして屈強なるもの、静かな佇まいの中に、儚く危うくして凶暴なる野生である。

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2008年9月16日 (火)

りんご 林檎 苹果

9月16日

最近買ったデジカメの一眼レフでぶつどりを研究中。Dsc00120_3「 スターキング」や「インドりんご」など、絵になる林檎が見つからない。

「つがる」より、「サンつがる」のほうが五角形がきれい。

Photo_5 

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2008年9月14日 (日)

蜎飛蠕動(けんぴねんどう)

9月14日

電話とメールとネットがやっとつながったと思ったら、両親に、もうお金がぜんぜんない、と呼び出されたり(両親とも具合が悪そうだが最悪ではない)、本の制作のための優秀な学生は確保したが、肝心の写真の段取りが物理的に可能なのか(そうとうたいへんそう)不安で手探りの状態、欲しかったチケットがネット・オークションに出てきたが2倍の値につり上がっていて、旅費もかかるし、諦めるか賭けてみるか、いろいろ慌しく、常に迷いながらはらはらしている。

蜎飛蠕動(けんぴねんどう)という言葉を知る。

すべての宗教を信じないけれど、これは胸を打つ言葉だった。いわゆる最近の「スピリチュアル」と言われるようなものが大嫌いである。信じるのは、すぐ近くの土の上や腐った葉陰に蠢いている生命のほうだ。

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2008年9月11日 (木)

ヨウシュヤマゴボウ

9月11日

大工道具屋のビルの陰の、ヨウシュヤマゴボウの赤紫の茎が倒れかけ、実は黒く熟れ、葉はすっかり紅葉し、虫食いでぼろぼろになってしな垂れ、そこだけ早く秋が来たようだ。

そのまわりを埋めるヒメムカシヨモギも下のほうの葉が一斉に枯れてしな垂れ、幾たびもの雷雨に激しく打たれて、茎もだいぶ傾き、湾曲して、それぞれの位置を獲得した。

この数日の烈しい雷雨の中、水溜まりに触れてはふわりと浮くように羽ばたくエメラルドのアオスジアゲハを見た。彼女の羽は折れないのだろうか。この雷雨の中に、そこだけ光を留める理由があるのだろうか。

金曜から電話とネットとメールが不通になってしまい、月曜にやっと通じた。不便さを感じるというより、ただ不安のほうが大きかった。

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