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2009年7月

2009年7月31日 (金)

Film 録音

7月29日 7月30日

Stefanは、携帯のブザーが鳴ってもなかなか起きず、何回もスヌーズをかけて寝ている。結局夕方の5時まで起きない。電源をすべて彼のPCに貸しているので、そのあいだ私はPCを見ることもできない。とにかく電源だけ付け替えてくれ、と起こせばいいのだが、私の性格上できない。

やっと起きた彼が言うには、きのうの撮影後、卒論の準備(プログラミング)を朝までやって、そのあと朝7時から9時まで友達と飲みに行っていたと言う。ちょっと呆れてしまう。

そしてすぐに6時からまた武道関係の飲み会。11時半に上機嫌で戻ってくる。ちょっと、動物に関しての会話の録音をしたいと言ったら、これからすぐまた、イギリスの友人と12時からい1時間送別会と言う。じゃあ、待ってるから、と言って送り出したらとんと戻って来ない。そのあいだ、私としては、ここで寝てしまったらもう録音のチャンスはないと思い、疲れで吐きそうになりながらも起きて待つ。

3時頃また上機嫌で戻ってくる。私と飲むためのビールを買って来たから、と、てんで気楽。私はすごく胃の調子が悪いので、冷たいお茶を飲んでいる。録音するが、Stefanが酔っているので、会話がかみ合わない。彼はサッポロ生を飲み、それからトイレに行き、外のベランダにアメリカンスピリットを吸いに行く。一緒にベランダに出るときれいな朝焼け。5時を過ぎていた。映画俳優のようなシニカルでとびきり美しい仕草で、私に煙の輪を作って見せた。

マンホールのデザインを見て、スマイルしてる顔みたいだと笑っている。自分のところは癌の家系だから、煙草は卒論が終わったら止めるんだ、と言う。卒論(プログラミングとその理論)は、あまりにストレスになりすぎる、と。

それから、私に裏逆、表逆(武道の受け身)の技を教えると、ハイになっている。腕をつかむと痛いから止めて、と言ってもきかない。すごく楽しそう。そして、ビール、トイレ、たばこ、技の順で3回繰り返す。結局、録音は(内容が)失敗。大量に飲むと彼はどんどん性格が明るく豪胆になる。この世界全部が彼の遊び場のよう。普段の、無口で繊細で上品でインテリで、近寄りがたい感じとは違う。何にもこだわりがなく、ただ、このLifeを謳歌するのだと言う。改めて、彼はすごく若いのだと感じる。私のような何もかも(社会生活順応的にも、身体能力的にも)が不自由な人間とは違う。エネルギーが有り余っている。

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2009年7月26日 (日)

der Film

7月28日

27日(月)の深夜、3時に起床予定。その前、Stefanは寝られないと思うと言うので、ビールを飲んだら?と言うとそれはいいアイディアだと言う。9時くらいから飲んで話していたら12時になった。さすがドイツ人で、16歳の時からビールを飲んでいるので、4リットルくらいは軽く飲めると言うのでびっくり。

3時起床。4時出発。5時撮影開始。前日の夜はずっと雨が降っていた。だから雲が厚くて、光が心配だったが、8時くらいに、ぱあっと日が射した。恵みのように感じた。そしてまた曇った。沼沢地は熱帯雨林のようだった。雨上がりなので、靴もGパンもぐしょぐしょ。

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10時くらいから2時くらいまで友人宅で仮眠。ほとんど本しかなく、座るスペースもほとんどないい部屋の中で、私とStefanだけ、雑魚寝させてもらう。(ほか三人は喫茶店などで休憩。)It is similar to yours.(この物が多くて空間のない部屋はあなたの部屋と似てるね。)とStefanが言う。

雨がいつ来るのか心配だったが、とりあえず休んだ。

3時くらいから5時半くらいまで、第二撮影場所。ここは、あらゆる意味で大変な難所だった。Stefanでさえ、(いろんな意味で)ほんとにここで?と不安げに言うくらい。

私の信頼、尊敬するアシさんが、「ここまで来て、最後に諦めるの?」と私に言った。それで私は、しゃに無に勇気と体力を振り絞ることができた。とても良い絵が撮れたと思う。

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第二撮影場所の中で5時のチャイムを聞いた。ぽつぽつ雨が降って来ていた。6時近くに終了。

そのあと鮨屋で打ち上げ。なんとも言えてない感激で胸が詰まった。私は珍しく生しぼりグレープフルーツサワーを3杯飲んだ。あまり外では飲まないのだが、今日だけは飲んでもいいでしょう。本当にすべてにありがとうございました、という気持ち。

ほんとによくこんな過酷ない撮影に彼は最後までつきあってくれたよね、とアシさま。

Stefanは、天ぷらとウナギ入り卵焼きと、漁師汁を食べていた。漁師汁、とドイツ語で直訳すると、漁師を煮たスープと言う意味になるのでおかしい、と言っていた。

彼は「サイキンチョトデブニナッタ」と言って皆が笑った。日本に来て勉強ばかりしていたら、筋肉が全部脂肪に変わった、と言う。It is very useful sentence. For him, for him, and for me.と言ったら、For you definitely not.と言った。

鮨屋を出たあと、車の中で寝てしまった。そのあと川沿いの道で止まって、酔っ払っていながらも河の夜景を撮った。そのあとはまた、家に着くまで眠ってしまった。

家につくと、私は今日一日のあまりの必死さと、緊張で、ものもしゃべれないほどに疲れていたので、そのまま寝てしまった。Stefanは、ツカレタ?と聞いた。うん。と言うと、彼はこれから卒論の準備のためにネット喫茶に行く、と言う。

7月27日 

私の狭い部屋に破れたネットの籠のようなものがどーんと置かれてあり、中にStefanの洗っていない下着やTシャツが満杯に詰まっている。

うちに来てから一度も洗濯をしてないのだが、どうするんだろ、と思いながらほっておいたが、きょうは、大学やらいろいろ用事をすませて、6時くらいに帰ってきて、今日は洗濯する。ドライヤーある?と言う。ドライヤーって髪の毛を乾かすあれのこと?無理だから、とすぐに百均でロープを買ってきて、部屋の真ん中とカーテンレールに引っ掛けて張る。

録音をしたかったが、洗濯機の音がうるさいので、とりあえず食事をつくる。ツナと卵とキュウリとトマトとディルのオープンサンド。

洗濯ものをロープにびっしり干す。全部同じかたちの黒いパンツ(下着)がいっぱい。それから3、4枚の黒い無地のTシャツ。3,4枚のヘヴィメタルの柄の黒いTシャツ。(彼は真冬でも黒い半そでのTシャツだった。)

録音はあまりうまくいかない。言葉を意識すると、しゃべりたくなさそう。

7月26日

STILLの中身が動いているようなdea Filmをつくること。どこで出会っているのか(と私が確信するのか)、そこだけに集中すること。

他人のことはわからない。印象も、記憶の質も、刻々と姿を変えるし、きのうときょうでは、まったく自分の感じ方も違ってしまう。

aufnehmen 撮る、取る

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2009年7月24日 (金)

Film 土砂降り

7月24日

昼ごろ、明るい雨が降っていた。曇り時々雨の予報だったが、3時過ぎの降水量予報がゼロになっていたので、現場でカメリハをしたくて、3時にロケに出発。私とStefanとあとひとり。

電車の中から見ると、雨が上がって、私好みの、エッジの強い精緻に描き込んだような、ものすごく美しい雲が、空一面に出現していた。4時30分くらいに現地につくと、雨に打たれたあとの緑がなまめかしく、涼しかった。駈け出してしまうほどの最高の天気だった。

森の中で、蚊と奮闘しながら、カメラの位置と距離を合わせる。vx2000で、繁茂した木々の中で、前ボケを作るのは、ほぼ不可能だった。本当に不自由。余計なものが全部入りすぎる。マクロのスチールに切り替えたら、おもしろいように撮れた。

草原に出ると、もうすっかり、秋草の風情に変わっていた。薄紅の撫子と枯れかかったヒメジオンと、萩の中で座らせて撮る。

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ここで、まだ1時間くらいしか仕事していないのに、ふっと、雨が頬に触れたかと思うと、一気に恐ろしい土砂降りになった。大慌てで、とりあえず、一番茂っている樹の下に入り、カメラをビニールで巻いて、その上に上着を懸けてじっとそていた。どんどん雨はひどくなり、耳をつんざくほどの銀の煙の壁になった。

上着もGパンもぐしょぐしょ。このままではカメラがやばいし、風邪をひいてしまうと焦った。

草刈り作業をしていたおじさんが、声をかけてくれて、車で駅まで乗せてくれた。駅で着替え、私は下着を買った。

駅ビルの寿司屋で休みながら、ドイツ語の悪口をいろいろ教わる。ein dickes Fell hasen (無神経)、Scheisskapf (くそ頭)など。ここでも撮ったが、やはりカメラを向けると表情としゃべりが硬くなる。

きょうは、動画のほうは全然収穫なしかと思ったが、以外にも、帰りのプラットフォームで1,2分撮った操車場の灯りが良かった。本当に、肉眼とは違う、覗いてみなければわからない、と思った。それから揺れる電車の車内で撮ったのがうまくいった。手持ちの躍動感のようなものが、急につかめたような気がした。

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2009年7月22日 (水)

Stefan, der Film , Magister Artium

7月21日

5時過ぎにStefanが越してくる。すごく重そうな荷物がいっぱい。

私のとりたいのは、いわゆるたくさんの人の共同作業でつくる「映画」ではないので、これから、映画と呼ばずにder Filmと呼ぶことにする。

9時過ぎにやっと、一応の引っ越しが終わり、ピザとビールで乾杯。

Stefanのドイツでの学部は哲学なのに、なんで専門はアルゴリズムと、ビジネス・インフォメーション・システムと、日本学(特に漢字)なの?とずっと疑問に思っていたことを聞くと、すごい答えが返って来た。

Magister Artium(マギステル・アルツィウム)というのだそうだ。「ヨーロッパ中世の大学では、学芸学部の最高の学位であったが、のちBakkalareusの最高の学位となった。英米のMaster of Artsはこれを引き継いだもの。1960年、西ドイツでも哲学部と信教神学部にDoktorのしたの学位として復活し、今日に至る。」とStefanの電子辞書に書いてあった。つまり、3つのことを同時に選択して勉強すること。

「デッサンの基本」に書いた私の文章、読める?と聞くと、ほとんどの漢字が読め、読めなくても、意味はわかるのである。「緊密」「衰微」「陳腐」などは難しいのは当然だが、そのほかほとんど全部読めるのに感心してしまった。私は文章全体の意味を英語でたどたどしく説明。

自分のLifeworkについての説明と、自分の考えているFilmについての説明を英語で、なんとかしゃべった。Stefanは動物のような、すごくまっすぐな眼で聞いていた。ああ、まさにこの眼が撮りたいのに、と思うときにはカメラを回していない。そのモメントにあわせることを考えなければならないと思う。

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2009年7月21日 (火)

Stefan, movie , move out domitory

7月20日

起きてメールを見たら、Stefanから、明日、寮を出なければならないかもしれないと書いて来ていたので、びっくりしてしまい、その後、大わらわの一日となる。

とりあえず、何がどうなっているのか聞きに、寮の管理人さんに会いに行く。早稲田が今年から、一般企業に寮の運営を委託したそうで、8月に壊されるにしても、まだ余裕があるはずなのに、いきなりの退去命令だそうだ。309を訪ねると、Stefanは、ストレスで眠れていないそうで、眼が腫れていた。

うちを使っていいよ、西新宿の実家に泊まるから。と言って、今日の夜、寮の部屋の撮影をお願いする。それからうちに戻って、6時間の大掃除。

結局遅れて、7時半くらいに寮に行く。スタッフは私のほか、ひとり。撮影機材の大荷物で、身体も痙攣しそうである。

初めてStefanを実際VX2000で撮るのと、最近暑くて外で撮る練習をしていなかったので、緊張して震えた。純正のテレコンを使って、窓の前でPCのキィを叩き続ける彼を撮った。三脚を使えば、腕は楽だが、小回りが利かない。手持ちと、テレコンなしのと、いろいろ試した。この表情だ、という鳥肌が立つような顔は、途中からやっと撮れた。

情けないことに、緊張して、全く英語が出てこないのである。カメラに集中しながら、言葉も厳選しなければならないのに。私の質問は使えなさそう。

部屋の撮影を終えたあとで、Stefanが、台所と屋上に連れて行ってくれた。日本に来るまで、ゴキブリを見たことがなかったそう(噂ではドイツにもいるらしい、とのこと)。屋上は、とっても素晴らしい場所だ、と言った。ぐるりと景色が見渡せて、新宿のビル街や、中野の明かりが見えた。一度、鍵を失くしてしまい、ここからよじ登った、と笑っていた。東京に来てびっくりしたことは、いとも簡単に、建物がある日無くなって、空地になっていること、と言った。彼の故郷の家は石でできているそう。

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2009年7月19日 (日)

ポータブルレコーダー 映画 風呂  百合

7月19日

新宿にポータブルレコーダー(映画のため)を見に行く。

もう本当に日にちがなく、時間が流れ落ちていくようで、夢でも不安でうなされてしまう毎日。機材に関しては、全く何をどうしていいかわからず、その調べ方もわからない。やみくもな方法で、要領を得ずつかんだ頼りない情報の中で、まちがった選択ばかりしているのかもしれない。

本を作るときもそうだった。自分のイメージどおりのものをつくるために、調べること、準備することが遠大すぎて、気が遠くなりそうだった。けれど、全ての調整や修正に8ヶ月くらいはかけることができた。今度の撮影は、2日くらいで、ぶっつけ本番でやるのである。何より、1日でもやり遂げる体力が自分にあるのか(??)。よっぽど強い意欲があったとしても、私は暑さで吐いたりすることはよくある。

私がつくりたいものは、いわゆる「映画」ではない、自分が撮られた時(「たった8秒のこの世に花を」)とは全く違うものであり、私にしかできないものである。

商店街でもらった百合(カサブランカ)が豪奢に咲いている。蒸し暑さにすぐどろどろになってしまう腐った水の中でも、たっぷりと匂いたち、白くはちきれそうに顎をつんと上げている。蛾の幼虫の角のようなたくさんの流線形の尖を持ち、雄蕊は濃い代赭で、その粒子は野放図であり、私の服に決して落とせない徴をつけた。

7月18日

母に会いに行く。オクラとヤマイモとワカメのサラダと鮭のタタキ。ものすごくゆっくりではあるが、一時期の、一口ごとにのどにつかえて、飲み込むのがたいへんだったときよりは少し元気だった。息苦しさもよくなっている。二槽式洗濯機でタオルケットの洗濯の合間にストレッチ運動(私が両手などを引っ張る)。そのあと入浴。全身と頭を洗う。「蘇州夜曲」を歌う。

7月17日

Andreaに英語の質問をするために、そうとうがんばって予習していたのだが、文法の問題集は、微妙すぎて、例題の用法によっての意味の違いはないと言われる。Andreaが正しいのか本が正しいのかわからないけれど、時間が惜しいので、すぐ会話に切り替える。自分のLifeworkについて話してみるから訂正して、と言って、身体や動物について話してみる。

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2009年7月13日 (月)

Andrea  映画 写真 歌

7月12日

疲れがどっと出て、少し発熱。節々も痛いし、これはまずい、このまま、また風邪になるのかと思ったが、Andreaと7時に約束して、彼と話していたら、いつのまにか治った。気持ちが張ったのと、食べたのが良かったのだろうか。

Andreaにどんな映画になるの?と聞かれて、英語で答えるのが難しかったが、一本は、special momentを撮るのが目的、と答えた。a storyではなくて、mystiicでlyricalなatmosphereを撮る。とてもparticularでsecretな場所で。感覚的なもの全てと短い台詞と声が重要。

もう一本は、全然違う内容で、何人かのcontemporary philosopherに同じ質問をする。そのなまなましさを撮る。つまり、2本目のthemaは、「inconsistent」なんでしょ、とAndraは言った。

写真に関しても、Andreaは私が撮りたがっている「写真」がわかるようである。何についててprofessionalでありたがっているのか、この点は言語を超える。

movieの場合は、takeじゃなくて、shootを使うと教わる。

Andreaは、カナダに住んでいた時に、映画の中ではっぴいえんどの「風を集めて」を聞いて、すごくいい歌だと思ったそうだ。

24歳なのに、50年代60年代の曲が好きなのである。「「渋い」って英語でなんていうの?」ときくと、「あんまり使わないけど、dandy。]と言われて「なんかちょっとニュアンス違うみたい。」と笑った。

日本の歌を、なにか教えて、と言われて、適当にギターを弾く。はっぴいえんどと荒井由実と中山ラビなど。こうしてみると中山ラビのは、すごく日本語が難しい。「木にかかったあなたの首が呼んでいるから、ベロ出しベロロ土もぐり・・・」とか「隠れさいぞうシッポちょんぎり、きりきり舞いさ矛盾撞着 オチャノコサイサイ進んでゆくよ」なんて英語で説明できない。Andreaは、「意味はよくわかんないけど、すごくきれい。」というのである。吉田拓郎の「旅の宿」は、「すごくかっこいい。」と言う。「えーほんと?なんで?」と聞くと、「外人でもかっこいいのはわかるよー。」と言った。

あと、今日新しく覚えたお気に入りの単語はmatureとbarbed wire。

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2009年7月11日 (土)

がんセンター ヘブンリー・ブルー

7月10日

8日。三木卓さんから、七夕の日付で、朝顔の模様のはがきをいただいた。この真青な朝顔の名は、Heavenly blueと言うのだ。

9日。夕闇の遊歩道の片隅に、スイカズラ(忍冬)がまだ咲いているのを見つけて驚いた。5月下旬頃の花で、もうだいぶ匂いは弱くなっていたが、大好きな匂い。

10日。がんセンターで検診。風邪をひきやすいのですが、と言ったら、喉の中の状態は今は悪くないと言われた。母の喉について質問してみた。喉に違和感があると言う人のうち、実際に何か出来ている人はほんの数パーセントで、むしろ、口で息をしていて喉が乾いている可能性がある、とのこと。

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2009年7月 8日 (水)

デッサンの基本 / 介護 / あんちりおん

7月7日

日差しが強いが風の強い日。母の病院に付き添う。胃腸のほうは、胃カメラも、CTも特に異常はないそうである。それにしては、喉元がつまって水が飲めなかったり、息ができない、苦しいと言ったり、いろいろたいへんなのである。

実家の厚いカーテンがすごく埃っぽかったので、洗濯したら、水が信じられないほどどす黒くなって、一度濯いでもう一度洗剤を入れて回したが、また、水が真っ黒。再び濯いで3度目の洗剤を入れて洗う。同時に洗濯機の内部のカビも掃除する。ハイター一本消費。

カーテンは別のものようにきれいになった。あと、エアコン内部の掃除。両腕を上に引っ張って筋肉のストレッチをしてあげるとき、一番気持ちいいと言う。それから両足のストレッチ。

今日が「デッサンの基本」の発行日です(実際はもっと早く書店に出てる)。

ものすごく久し振りに、あんちりおんのブログのほうにも書いてみました。同人誌「あんちりおん」は、まだ2冊しかでていませんが、潰れてもないのです。これでも、やる気はいっぱいなのです。

http://anti-lion.no-blog.jp/blog/

七夕なので、浴衣を着ている子を何人か見る。帰りは、総武線が事故で止まっており、中央線もアクシデントで遅れて、すし詰めですごく疲れる。

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2009年7月 6日 (月)

デッサンの基本 アトリエ・ハイデ編 ナツメ社 英語

7月6日

ここのところずっと寝不足で、疲れている。

木曜(2日)の夜は前田英樹先生に、「独立の精神」の感想を、手紙に書いていたら明け方になってしまった。動物的独立と植物的独立について。植物的な独立(水耕)は、生き物を殺すことから自由になれるのか。

それでも、頭で考えて、こうしたほうが良い、というような理想より、誰もが身体的な「好み」や「ぼんやりとした放心」のほうに流されるだろう。

私の場合は、理屈でなく、肉食に対する身体的拒絶反応が強すぎるので、かえって植物的どころか、殺意と言っていいほどの動物的な怒りを、文化的な習慣に対して抱くことがままある。

この身体は知識人には到底想像がつかないだろう。

金曜日(3日)は5時から初めての英語のレッスン。Andreaはイタリア系のカナダ人で、専門は文化人類学。「デッサンの基本」の本、出来たんだよ、と見せたら、本当にすごいよー、と喜んでくれた。会ったばっかりなのだが、社交辞令とも思えない。ほんとに彼は絵が好きらしい。

Stefanが、彼は本当に良い人だから、きっと仲良くなれる、と紹介してきただけある。Andreaは親切で、さっぱりしてて、すごくピュアな感じのする青年。以下は、きょう、ほめられた作文。

The plants act out an exquisitely unknown performance every moment, it exceeds my shallow composition.

土曜(4日)は母の胃カメラのあと新宿。そのあと、8時半くらいにStefanに「デッサンの基本」の本とプロポリスを渡しに行く。良い本だと喜んでくれた。2日くらい前にやっと咳が止まったのだと言う。

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2009年7月 1日 (水)

馬場駿吉さんのお手紙   「デッサンの基本」

6月30日

馬場駿吉先生より「デッサンの基本」についてのご感想をいただく。

「美術であっても、言葉の表現であっても、まずはものをじっくり観察し、密着するところから始まるのは全く共通。その一番大事なところを、簡潔なコメントと実際の図版で示していて、単なる入門書を超えた好著」と、ありがたいお言葉をいただきました。

「密着」という言葉にはっとした。私はいつも、そのことをどう表していいのかわからず、とりあえず「執着」という言葉を使う。止むに止まれず、幾度も引き戻され、どうしようもなく惹かれ、気にかかるもの。これがなければ、なにひとつ生まれない。すべての興奮も、憧れも、引き裂かれるような苦しみも、ここから来るのだが・・・。

馬場駿吉先生は、本当に、ちょっと人間離れした凄さと魅力を感じさせる、そして包容力もある、いかにも種村季弘先生のご親友らしい素敵な人。上品さと闊達さがなんとも言葉にできないほど。不思議なかたである。

自分の体調は、10日以上も続いた頭痛(微熱)がやっとおさまってきたところ。朝起きて頭痛がないのは幸せである。筋肉痛とだるさはあるが、やる気がもどりつつある。

母が久しぶりに歩けたので、手を引いて、うちの周りを10分ほど散歩する。十二社は、完全な猫町となっている。枯れかけの紫陽花。白いサルスベリ。

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