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2010年2月23日 (火)

感覚 / 浅田真央 鐘

2月23日

母が、(待ち時間が長すぎて、いつも呼吸が苦しくなってしまうのと、腰痛で歩くのが辛いので、)もう通院できなかったり、薬を飲めなかったりの相談で、12時頃、東京医大に電話。いつものことなのだが、神経内科の受付の事務員の対応が、ひどく横柄で冷たい。主治医の先生と話したい、と言っているのに、何が訊きたいんですか?と言うので説明したら、事務員が勝手に答えてくる。医師でもないのに。先生は今は電話に出られない、というので、折り返し電話をお願いした。福田さんですね、と言われたので、ふくやまです!!!と思いっきり大声で答えた。

3時半くらいに、主治医から電話。この若い女性のT先生は優しい。だから私は悪い印象は持っていない。薬をほとんど飲んでいないことを話すと、メネシットやアリセプトDをきちんと飲んでいて急に止めると、悪性症候群といって、精神的にも肉体的にも極端にひどい症状が出ることがあるらしい。でも、福山さんの場合は、幸いにもかわりないということは、もともとあまりきちんと薬を飲んでなかったのかもしれませんね、と言われて、ははは・・・と笑ってしまった。

在宅の先生を紹介してもらう方向で、私が代理で来週病院に行くことになった。薬を飲んでいないのだが、一時期よりも食欲もあり、嚥下も苦しいと言わないのである。これは、薬を飲んでいないほうがむしろ(胃を荒らすような副作用がないので)良い、ということなのだろうか??

もうひとつ、今日動いたこと。会ってご相談したい、と連絡したくて、でも、それはずうずうし言動なのかと躊躇ってしまい、なかなかて連絡できなかった人にメールを出したら、即お返事をいただいたこと。本当に、世の中にはいろんな人がいる。つまり、心のある人とない人。打ったら響くように反応が返ってくる人と、全くそうでない人。打ってみなくてはわからないのだが、あまりにこちらが逡巡して、心をこめて、何週間もかけて(それこそ生死をかけて)書いた手紙にも、全く無感覚のおざなりの反応の人もいるので、時折、本当に挫けてしまい、ひとり悶々と苦しむことが多い。

本当に、世の中にはいろんな人がいる。冷たい人と思いやりのある人。他者(動物も含む自分以外の生命)について、本気で傷ついてしまう人と、社会習慣的な表面上の反応だけでやり過ごす人。

2月22日

星状神経ブロック注射5回目。打ったあとも、仕事の不安で肩がビリビリ痛む。

NHKの浅田真央のドキュメンタリーを見て、金メダルを獲るために最もリスクを少なく、一般受けが良いように、と過去のあらゆるプロトコルのデータを計算して最高の戦略を練ったオーサー(カナダ)と、最もリスクが高く、肉体的にも芸術的にも困難な前人未踏の領域へと賭けさせたタラソワ(ロシア)の、その極端な対比を見たら涙が出た。

戦略。私の最も苦手な領域。どうしたら、本当にやりたいことと、多くの人に受けることが一致できるのか、全くわからない。本当に、素晴らしい、そうなりたい、と思う内容をやるべきだと思う。広く人に勇気や幸せを与えたい、なんていうのは勘違いのメサイアコンプレックスで、芸術とは何ら関係ない。「鐘」は、暗くて、重くて、凄みがあって、リスキーで、かっこいいではないか。

冨田洋之がいつも有言実行で示していたことを思い出す。評価や点数は周りが出すこと。自分は、ただ自分が完璧だと身体で感じる(美しい)演技を目指す、順位は文字にすぎない、と。(たとえ、オリンピックには不利で、リスキーな内容でも。)

フィギュアに関する2ちゃんねるをよく読んでいる。PCに慣れない頃は、ネットが怖かったけれど、今は違う。実践の伴わない抽象的、倫理的なことばかりしゃべったり、何を話しても、なんら当事者にはなり得ない(一部の)知識人の話(生の人間と話しても、どこまでも空疎)より、ネット上の会話のほうが、ずっと生き生きして、切れば血も出る、と思う。

病気に関して、ネットで調べるうちに、たいへんな手術や闘病や介護の体験の詳細な記録を、懇切丁寧に日記で公開している人の文章をいくつも読んで、本当に頭が下がった。当事者の、本物の体験ほど、聞くに値するものはない。

2月19日

フィギュア。高橋Dの転倒して立ち直った時の一瞬ふわっと陶酔したような顔に惹きつけられた。

あと、すごく印象に残ったのは、フローラン・アモディオとADSL。どちらも勢いがすごい。眼を見張る新鮮さ。ネットでは、Pチャンの採点問題が話題になっている。カナダは、Pチャンでなくてケヴィン・レイノルズを出しとけばよかったのに。ケヴィンは、まるで子鬼。妖精。あの異様に細長い手足。Pチャンよりずっとシャープで、4回転もできるのに。

星状神経ブロック注射4回目。

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