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2010年7月15日 (木)

三善晃 / 梔子 紫陽花

7月15日

毛利武彦先生がお好きだった三善晃を聞いている。ピアノ・ソナタを聞いていると気持ちが落ち着く。レクイエムを聞いていると気持ちが乱れる。(レクイエムは、私には歌声が強烈で戦争のイメージが視覚的に訴えてきすぎてしまうから。)

三善晃の戦争体験、毛利先生の戦争体験を想像したせいか、大切なひとたちが亡くなってしまったことをまだ受け止められない、どうしたらいいのかわからない不安で胃や肩が痛く、妙に緊張が続いているせいか、怖い夢を見て汗を掻いた。私の見る怖い夢は半端でなく怖い。怖すぎてここに書けないくらいに。

言葉であったとしてもそこからはみ出すもの(たとえば絵や彫刻、たとえば動植物との交接)の価値を書こうとして、そのために言語についての本を読んでいて、ずっと強いストレスを感じているせいかもしれない。

梔子の花は、白く生々しい花が少なくなり、ほとんどが枝についたまま化石化してきた。それぞれに捻じれて不定形に固まって茶色くなり、艶のある濃緑の葉の上に点在する茶色の花を美しいと思う。

白くプロペラのように整っていたときは強烈な甘い匂いでたくさんの葉虫を寄せ、気だるい夕暮れに厚みのある花弁が黄ばみ、張りつめていた力が抜けてくると、梅雨が明ける。

紫陽花は乾いて青紫色が緑色に変わってきた。

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