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2010年8月14日 (土)

大野一雄頌 /  夏草 

8月13日

「触れる、立ちのぼる、けだもののフラボン――大野一雄頌」のゲラの校正を送る。

夜NHK芸術劇場の大野一雄追悼番組を見て、がっくり。短い。てきとうすぎる。なんじゃこりゃ。ディヴィーヌだけでもじっくり見せてほしい。本当になんのためのNHKなのか。

8月12日

台風の影響で強風、雨模様。

母を東新宿のMに迎えに行く。戸山団地の周辺。秋にあんなにさがしても会えなかったトゲトゲの薊。大きな黒い首を垂れた向日葵。マンダリンオレンジ色の黄花コスモス。マゼンタの白粉花(夕化粧)。立ち枯れの薄茶のヒメムカシヨモギと同じ根から青々と伸びた今年のヒメムカシヨモギ。草色がセルリアンブルーと灰色に燃えている。七色の小さなビーズのようなヤブカラシの花。小雨の中、アブラゼミが必死で鳴いている。

白粉花(オシロイバナ)のなんともいえない淡い優しい香り。かよわい漏斗型の花に見える部分は、実際は萼らしい。白地に赤紫のまだらのものが特に好きだ。夏になったらこの花の匂いを嗅がずにはおれない。

空は灰鼠。暴風。地平線ぎりぎりの空が、白金と黄金と石灰色の幾重もの細い層にぎらっぎらっと燃えていた。

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