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2012年4月16日 (月)

日隅一雄 連像対談企画 第五回 「バトルロワイヤル原発とメディア」/徹底分析 弁護士 日隅一雄 

4月14日

日隅一雄連続対談の特別企画第五回 「バトルロワイヤル原発とメディア」を見に行く予定だったが、自分の体調が悪く、4時間も持たないと思ったので、家でニコ生で見ることにした。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/10898

雨だったのと時間が長いせいか、いつもより開場に人が少ないようだった。

後半の始め、弁護士梓澤和幸さんが、メディアの問題点とは、どこかに陰謀本部があるのか、それともお互い同士の抑え込み(談合)なのか、という問い。

それについて岩上安身さんは「官僚は記者クラブに「鳩の豆まき」(官僚によるメディアコントロール)をやっている。収益構造、大資本が支えるメディア。韓国では今すごいメディアストライキが行われているが日本では全く報道されていない。彼らは公正報道を求めて新聞を批判している。韓国には国民株主の新聞がある。国民主体のメディアがない日本の悪弊を勉強して韓国が国民をコントロールしやすくしようとしたクロスオーナーシップにも韓国国民は反対している。」とのこと。

岩上さんが原発内部取材に行った翌々日から高熱、下痢などが続き、病院に行ったら「それはストレスのせいで被曝とは関係ない。被曝なら影響が出るのは甲状腺。」と断定されたとのこと。念のため腸と甲状腺の検査をしたら、腸に良性のステージⅢのポリープ、そして甲状腺のサイクロブリンに異常(通常より高い)があったので、医者はそれについて黙ってしまった、という話。

被曝がどの程度で身体に影響が出るかは、不可知論で語られるべきではない。人によっては感受性が強く、悪い影響が出るかもしれない、それはあくまで「わからない」のだから。

「検証報道は大事。しかしそれが今の仕組みを変えることに繋がらなければ何の意味もない。マスコミなんかに国民が知る権利を委託した覚えは一切ない。」と岩上さん。

「私たちの不十分さゆえにこの事故を招いてしまったというセンス・オブ・ギルティ、罪悪感は非常に大事なことだと思う。日本に住む人々こそ、チェルノブイリの人たちの苦しみを受けて今日明日をどう生きるかを問われている、そのことを肝に銘じて。」と梓澤さん。

「中曽根さんに対してきちんと責任を問う記事を書いているのか、」という女性の質問が印象に残った。

この日の日隅さんは前半おなかが痛そうだったが、後半は元気そうだった。「社会全体の仕組みとしての視点が必要。マスメディアが「忘れないようにしましょう。体質改善しましょう、と言っても抽象的でむなしい。次の時代のための政治教育、マスメディア教育が欠けている。」とラストは力強い声だった。

この動画に続き3月30日に行われた「徹底分析 弁護士 日隅一雄」を見た。日隅さんが今まで関わってきた重要な裁判、映画「靖国」妨害事件、グリーンピース事件、NHK番組改変事件、沖縄密約情報公開事件のことが要約として紹介され、非常に面白かった。

http://www.news-pj.net/npj/mv/index.html このページの下のほう。

日隅さんの裏話エピソードを木野龍逸さんや、同僚の弁護士さんが暴露し、日隅さんの人となりが語られ、周りの人たちにいかに愛されているかがわかる動画だった。

20年以上前、シドニーの編集部で偶然出会った日隅さんと木野さんは、そのころ、あまり何も考えてないような若者だったが、日隅さんに「弁護士になる。」と言われ、木野さんはそんなに簡単になれるのか、と思ったが一年で日隅さんは弁護士になったそう。

弁護士時代は多忙すぎて朝も夜も事務所にいて、自宅には布団も冷蔵庫もない生活だったそうだ。同僚の弁護士さんたちも日隅さんが癌になって退院する時まで自宅住所を明かさなかったという。ファッションに興味がなく、サスペンダーが嫌いなのでスーツのズボンがいつもヒップハングになっていた、とか、頭の切れと実行力抜群の人だからこそ、ギャップのかわいさが際立つんだなあ、と思う。

最初にかかった外科のお医者さんに、最近「余命宣告したの俺だっけ?あのときから変わってないなあ。」と言われたそう。

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