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2012年8月 7日 (火)

ヤブカラシ(籔枯らし) 夏草 ちゃび

8月8日

6日、7日に集中して描いたヤブカラシの巻きひげの素描をスケッチブックから切り離し、Sさんに送る。スケッチブック3枚、30点近く描いたろうか。

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ヤブカラシ 巻きひげ

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ヤブカラシは子ども時代の夏の記憶に直結している。縞のあるイトトンボがとまっていたホソアオゲイトウや、ちぎると強い匂いのしたヨモギや、膝小僧の傷口に白い粉をふく葉の裏側をペタンと貼った(血止めだと信じていた)シロザや、フェンスに巻き付いていた薄紅の昼顔も。「夏草」という言葉は幼い頃に繋がる。

コンビニで発送して帰って来たら、今描いていたばかりの白いスケッチブックの表紙の上にちゃびがうんこをしていた。午前中、トイレでしたのに2回目。紙の表紙なので汚れが落ちるかな~と一瞬ひるんだが、ファブリーズふわりおひさまの香りをシュッシュッとかけてティッシュで強くこすったらきれいにとれた。

Hちゃんが仕事の手助けで来てくれる。本当に助かった。彼女は普通の人とはかなり違う。熱狂の対象も、仕事のやり方も、テンポも、嫌いなものへの拒絶の強さも。

深夜、仕事していたら、またもやちゃびが興奮してイライラし、声もドスがきいてきて不良っぽく欲求不満のだだをこね始める(うんこしたいの合図)。明け方4時ごろトイレに閉じ込めたら3回目のうんこ。

うんこしたあとはふにゃ~と弛緩して、高くて甘い声を出して、すっかり女の子っぽくなってまるで夢見るお姫様のような顔になって甘えている。

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8月6日

午前中、原爆の日のニュースを見ている。

午後、新宿区役所へ。かんかん照りではないが蒸し暑い日。母の難病指定の更新のために父の非課税証明を取りに行ったが、委任状が無いとかいろいろ苛められる。汗がどっと流れた。

昨日の朝、酷い出血と身体の痛みで目が覚め、(子宮内膜症の体験者の女性ならわかると思うが、羽付きナプキンの白い部分が無くなり、下着もジャージもシーツもアウトの大量出血)きょうもまだ滑舌もおぼつかないほどふらふらしていた。

Gと待ち合わせてルミネの中の書店で思想書や芸術書などの装丁を見る。ジュンク堂が潰れてしまったので、たくさんの本を一気に見ることができず、とても残念。

甲州街道の躑躅の植え込みにヤブカラシがいっぱい絡んでいた。朝の雨の露にまだ濡れていて美しかった。このところ毎日ヤブカラシを探していて、やっといいのが見つかったので食事後、摘んで帰ることにした。

NSビルで食事。窓の外には、台風一過のせいかすごく劇的な雲。

大きな政治的なこと。倫理的なことを書いて(発言して)いて、小さな虫一匹のことを苦しむ人間を馬鹿にするような人間はおかしい。そういう人間は観念的に正しいことを言っていれば済むと思っていて実際は身体性に欠けている(欺瞞的)。また、小さな命について苦しんでいるふりをしてそれをネタにする物書きもおかしい(欺瞞は作品の中で、また発言の中でばれる)というような話。

昔、吉本隆明が糸井重里と対談していた雑誌の記事で、これからは物書きは小さな世界を書くしかなくなる(記憶なので言葉そのものは不正確です)という発言をしていて、なんか職業的にそこをネタにすれば延命できるみたいな発言で頭にくるんだよね、と言ったら、Gが、いや、そうとも言えない、と言ったので、なんで?と言ったら、一般的な感覚で共感を得ようとする物書き、たとえば○○、××、△△に対する批判としてはあっているんだ、と名前をあげて言ったので、そうか、さすがGだわと思った。

やまやで買った薄荷のお茶のはいっていたポリ袋にヤブカラシの蔓を折って入れた。巻きひげの形のいいところをよく選んで採った。ヤブカラシは旺盛に繁茂する雑草だが、蔓を折るとすぐにしゅんとしてしまう。帰宅してから小さなガラス瓶に挿して冷蔵庫に入れ、しょっちゅう出して巻きひげのスケッチをしている。

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