コロのけが / LE DE GIVENCHY
7月31日(木)
34度。
新宿でセール(3240円均一)のスニーカーを買う。3Eで24~24.5のサイズに足が慣れてしまっているので、なかなか合うものが見つからなくて苦労した。
夕方、H.Tさんのお見舞いに井荻へ。初めて降りる駅。
陽が落ちても息が詰まるような蒸し暑さ。
大きな通りを延々歩いていたら、途中で素敵に絵になる家を見つけた。階段と二階のドアに惹きつけられた。
7月29日(火)
3時すぎ、新宿の無農薬ベジタリアンのお店できょう初めての食事。
おかずは全部おいしいが、写真真ん中のゴーヤとズッキーニのみそ炒めが特においしかった。
友人と仕事の話をしたあと、デパートにスニーカーを見に行く。今履いているものの底がすり減っていて足の裏が痛くてたまらないので。捜したが今履いているものと似たような黒のスニーカーはどこにもなかった。
金柑の花がまた枯れている。6月の終わりに最初に咲いた1回目の花の実がひとつ、はや金色に熟している。ほかに2回目の花の実なのか青い小さな実がいくつか。
7月28日(月)
歯科。痛みがおさまらないのでかたどり延期。
コロ、動物病院から帰還。手術したら術後の消毒などのケアが必要で、傷口を舐めないためのエリザベスカラーも外に出て歩き廻る猫には危険なので使用できないとのことで、結局、手術できなかった。本日3000円プラスで、2日で計15500円だったそう。
私になついてはいないが、コロが心配だ。外を歩いていて狭い場所で引っかかってしまった傷ではないかということ。
コロの食欲は落ちていないそうなので良かった。
7月27日(日)
35度。夕方から激しい雷雨。
父の猫コロが怪我をしているとの連絡が来、無責任な父と体調不良の私に変わって、私の友人が雷雨の中、コロを動物病院に連れて行ってくれた。
コロは一週間家に帰ってこなくて、帰ってきたらけがをしていたと初めて聞いてショック。
コロは野良猫だったのを父が拾ったのだが、けっこう大きくなってから拾ったので私にも体を触らせない。鋭い爪で引っ掻くので危険な猫だ。
そんな野性的なコロをなぜ友人がキャリーに入れて運ぶことができるのかというと、6月に父が入院しているあいだ、友人がコロの食事をあげていてくれたからだ。私が行っても引っ掻かれるだけ、ということで、今回も友人が行ってくれた。
一泊して傷に薬を塗ってもらい、抗生物質の注射と、ノミの滴下薬、爪切り。医師が不在だったので、その後手術したら25000円との見積もりをもらったが、本日払ったのはとりあえず12500円。
7月26日(土)
35度。
夕方、近所のアンティーク屋さんにふらっと立ち寄ってみたら、なんと、ずっと捜していて、もう絶対めぐり会えないだろうと諦めていた廃番になった昔の香水(オーデトワレ)があったので驚いた。
ル・ド・ジバンシィLE DE GIVENCHYという香水(オーデトワレ)。枯れたブラックパロットチューリップとちゃびの抜けた髭と。一緒に撮影。
調べてみると、LE DE GIVENCHYは、1957年に発売された古典的な花の香りで、トップノートはベルガモット、マンダリン、コリアンダー、ヒートノート(ミドルノート?)はジャスミン、バラ、カーネーション、ライラック、ユリ、スズランを含んだ繊細な花の香り、ベースノートはアンバーとモスで甘くした柔らかなサンダルウッド、グアヤウッド、残り香は甘くパウダリー・・・・(のような香り。)
私が大好きなアールグレイ紅茶とベルガモットが共通している。
家にいくつかの香水の見本の古い瓶があり、それは70年代に母が香水の売り場で働いていた時にいくつかの香水の見本をもっらてきた時のものだ。まだ香水に興味があるような歳ではなかった幼い私が、もっとも惹かれたのは、定番だがディオールのディオリッシモと、シャネルの19番、サンローランのリブ・ゴーシュ(今は廃番)、それとジバンシィのル・ド・ジバンシィだった。
ディオリッシモは百合系(ユリ、スズラン)の花の香り、リブ・ゴーシュはイランイランや薔薇の花の香り、シャネルの19番は草の香りの印象だったのだけれど、このル・ド・ジバンシィは、なんの花の香りといいにくい不思議な香りだ。、
鬱蒼とした暗緑色の森の中の花々のような、甘ったるさが残らないなんとも神秘的な落ち着く香り。
昔、子供の頃、ル・ド・ジバンシィの香りを嗅ぐと、未知への期待と不安で、めまいがするような気がした。香りはもっとも原始的な力で時の記憶を戻してしまう。
このル・ド・ジバンシィは、つけないでもっぱら嗅ぐだけ。
7月25日(金)
東京36度。
ここ一週間くらい、胃酸で喉が焼けそう。首も頭も痛いし、吐き気がして、活動的になれない。
7月24日(木)
今まで行ったことのない区の健康診断の予約をとる。
今現在かかっている癌のマーカーしか定期検査しておらず、ほかの部分が癌になっていない保証はまったくないのだが、なんとなく身体全体の健康診断は受けないまま何年も過ぎている。最近、すごく疲れやすく不調なので診断を受けることにした。
もしかして、さらにほかの病気、たとえば婦人科系の癌だったらどうしよう・・・・。そんな不安の中で、癌経験者の闘病記のブログをいくつか読んでみた。
人気の高いブログの人の文章は、皆、素晴らしい。時に笑いもまじえながら、治療の具体的な方法や、データなど、本当に詳細に書いてくれている。
そういうまったく他人事ではない、切羽詰まった、これ以上現実的な苦しみはないぎりぎりのところで書かれた文章、しかも苦しみとの闘い以上に、個の生の魅力に満ちた文章を読むと、「文学」っていったいなんなんだろう、と思ってしまう。
無料で読めるブログがたくさんあるのに、売り物として本になっているものには、もっとつまらないものがごまんとある。買ったり借りたりして読んでみた小説で、途中まで読んで耐えきれなくなってやめてしまったものはたくさんある。
「詩」も、生と死に密接に関わっているものだと思っていたのだが、とてもそう思えないものがたくさんある。
現代そのものなのかもしれないが、なにも「感じない」ことを延々述べている人も多い。何も「感じていない」のだが、何を書いても「私を見て。私を認めて。私を愛して。」の一点張りの人。
自我の維持と拡大以外に関心のない、生命にはなんの関心ない「病」なのだろうか。まわりには苦しんでいる人や動物がいっぱいいるのに、「私はこんなにすごい」と威嚇してくる人ほど気持ち悪いものはない。
7月23日(水)
体調はあいかわらず悪い。ずっと微熱がある感じで脳天がズキズキする。
金柑の花が、今年3回目か4回目かの満開。7月14日くらいにも満開で、その後、4、5日で枯れた。
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