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2015年4月

2015年4月24日 (金)

荻窪 東京社 / 八重桜

4月23日

朝、起きたら熱があり、額から汗が流れていた。手の甲にも玉の汗。推定38度。頭も咽喉も痛い。

が、きょうは前からの約束があったのでタイレノールを飲んで出かけた。

S・Aに会う。彼の事務所は荻窪の井戸のある商店街の近くだった。正直ないい人。

仕事が終わってから、前に夜来た時に心を奪われた薄荷色の素敵な建物を見に行く。

夜来たときにはわからなかったが、「CLEANING 東京社」という瀟洒なクリーニング屋さんだった。

薄荷色の窓枠の中には、作業されている年配の男性のお姿が。私は、とにかく寡黙で一途な職人さんに痺れるので、このあまりに絵になるお店に、心を鷲掴みにされた。

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錆びた物干し台へと上がる階段も魅惑的。ペンキの剥がれ具合のマチエールがすごい。

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この前、暗闇の中でUMA(顔に不思議な柄のある猫)を見た庭。

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ここも素敵な木の家だが廃屋っぽい。

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ふらふら歩いていると、「マルイチ不動産」「名曲喫茶ミニヨン」の美しくくすんだ古い文字を発見。荻窪はぽつっぽつっと古いものが残っている。

「名曲喫茶ミニヨン」はまだやっているようだが、きょうの私は特に咽喉が痛いので、煙草の煙が心配で、中に入れなかった。
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熱でふらついていたが、「幻戯山房 角川庭園 690m」という看板を見て、つい行ってみたくなって歩いた。熱があっても興味を惹かれると無理してでも歩いてしまう癖がある。

角川庭園の手前に、去年の枯れ草が残る素敵な廃庭があった。

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「財団法人 黛民族舞踊文化財団 資料館」と書いてあるが人のいる気配がない。

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「幻戯山房(すぎなみ詩歌館)」は、角川書店創設者の角川源義の邸宅(加倉井昭夫設計 近代数寄屋造り)だそうだ。中には昔の写真、蔵書、俳句などが展示されていた。
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角川庭園には、新緑の中、八重桜の花びらが地面を埋めていた。飛び石の上にくっついた花びらがきれいだった。梅の樹には小さな青い実。薄紫の石楠花と白い馬酔木、芝生には赤紫のカタバミが満開。

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西郊(せいこう)ロッヂングの文字が西日に映えて金色に光っていた。

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4月16日

ソメイヨシノの盛りに見られなかったので、新宿御苑に八重桜を見に行く。

この日、一番魅惑的だったのは「福禄寿」という八重桜。なんとも女性的でふっくらと鞠のかたちの房の、けぶるような花。

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元気に飛び回って蜜を集めている蜂のおしり。
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横に枝のはった大きな樹。

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黄緑色の八重桜「鬱金」。

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こちらは、私の好きな「普賢象」。花の真ん中に、象のように二本の角(葉化した雌しべ)がある。葉の色も赤紫がかっていて神秘的な八重桜。

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終了の音楽が流れて、急に人がいなくなった風景。NTTドコモ代々木ビルが目立っている。きょうは一日ずっと曇りだった。

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大木戸門の門衛所の建物。

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四谷まで歩く途中の、いつも気になる毛糸屋さん。ビルの谷間に、ここだけマイペースで懐かしい雰囲気がいっぱい。

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四谷駅前、広範囲に渡って工事中の囲いがしてある中に、枯れ蔓が残っているのに眼がひきつけられた。ここは小学校と財務省の建物だったらしい。


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四谷の土手には菜の花と諸葛菜が満開。
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4月13日

オフィス街の古いビルでY・Hと会う。

Y・Hは46歳。頭がいいのにおっとりした感じがあり、人に好かれそうな人。顔に既視感があると思ったら、私の好きなバレーボール選手の米山裕太に似ている。

早く付き過ぎたので廊下のトイレに行こうとしていた私に、「あなたが福山さん?」ときさくに声をかけてくれた。

帰る時に「あの、私のボールペンとファイル・・・」と言ったら、「ああ、全部奪い取っちゃったナ。」と笑っていた。

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2015年4月15日 (水)

荻窪 邪宗門 かつて何かだったもの

4月12日

友人と荻窪まで歩く。(写真はクリックすると拡大します)

カメラを持って歩くとき、私の眼が惹きつけられるものは、いつも、かつて何かだった古いもの。誰からも忘れ去られていて、関心を持たれないが、私にとってはとても興味深く、心に残る奇妙なもの。そこだけが異空間のような風景。

見ると悲惨な気持ちになるので、かつて阿佐ヶ谷住宅だった工事現場を避けて、青梅街道を歩き、杉並高校のあたりから裏道を通って行った。

須賀神社の、ヤドリギが寄生していた高い枝、数百年も生きてきた立派な古木さえ、伐り落とされていた。堪らない気持ちになる。

途中、私立高校かなにかの庭に不思議な井戸のような古い装置を発見。この庭は、ほっておかれているせいで、どこか外国のように美しい。奥に白いハナニラが咲き乱れていた。

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川沿いの道。昔、道に沿ってびっしり咲いていたノジスミレがなかった。

20年も前にここを歩いた時、色とりどりの花が咲き乱れ、兎が遊んでいた素晴らしい庭があった。まだ、あのお宅と庭はあるだろうか、と歩いていたら、・・・・・あった!!

薔薇はまだ咲いていないが、グレープヒヤシンスやクリスマスローズ、手のひらほどの大きな花の椿、少し色褪せたミモザが咲いていた。昔と変わっていなくて感激。

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葉桜になったソメイヨシノの大木と椿。この桜も大好きな樹なので、切られてなくて嬉しい。

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かつて荻窪団地だったところの一部。

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大田黒公園の近く。古い邸宅の跡のようだが、建物はなく、立派な門だけ残っていた。杉並区の公園になるらしい。

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ショカツサイが満開、白藤のつぼみがふくらんだ小さな教会の庭。

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錆びた回転遊具の上に満開の八重桜。この遊具を、小学生の時の私たちは「人工衛星」と呼んでいた。今は、地球ジム、回転ジム、グローブジャングルとか呼ばれているらしい。

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これもかつて何かだったものの名残り。

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錆びた雲梯と古い木枠のガラス窓の家。古い水色のごみ箱。この庭も素晴らしい。
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階段の裏から。

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今年59周年の喫茶店「邪宗門」にはいってみた。メニューも、手書き文字も、古いレースのカーテンも素敵。

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狭くて急な階段を上る。

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紙がぼろぼろになったメニューに感動。

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イタリアンコーヒー「当店だけのオリジナルコーヒー ブラックで甘ずっぱいレモネードで」など、珍しいコーヒーメニューがいっぱい。

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とても上品でかわいい高齢の奥様が階段を上ってコーヒーを運んでくれる。私は珈琲の香りが大好きなのだが、残念ながら飲むと胃が痛くなる体質なのでミルクコーヒーを飲んだ。

壁には59年前からの重なった落書きが刻まれている。

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いろんな絵がかかっているが、この絵が気になった。「潜行し、若者はアイスクリーム 塩の如くフィーリング・リズム」とかつての若者の落書きが読める。

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テープがちぎれたままのオープンリールの上には、この喫茶店をつくった手品師だったフロタマサトシさんのお姿が。
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私は咽喉が弱く、煙草の煙にあうと咽喉が痛くて苦しくてたまらないのだが、きょうは幸運にも吸っている人がいなかったので、この不思議な空間をゆっくり探検することができた。

寺山修司の映画のようなたくさんの柱時計が鳴る。沢渡朔さんも好きそうな空間。

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鏡の前に座ると、汽車の窓から覗くもうひとりの自分がいるようだ。サラ・ムーンのキャシャレルの暗く滲んだ写真を思い出した。


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かつて何かだったもの。ちらちらと震えるもの。ぼうっと灯るもの。

この部屋ごと遠くに行く汽車に乗っているような気がする。

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錯綜する囁き声。笑い声。ここでマジックを披露する旦那さんと奥さんと、喝采する若い人たちが見えるような気がした。

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帰りぎわにトイレの場所を聞くと、奥様が店の外の、通りの向こう側の扉の鍵を開けてくれた。その扉の向こうにとても細長い道があり、突き当たりにトイレのドアが3つあった。この店から離れた共同トイレにも感動。

荻窪の裏通りを歩く。もうすぐ壊されそうな(縄が張ってある)素敵な木の家。

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黄色い四角と私。窓の中のブラインドが薄緑のオブジェになっている。
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こちらも、ものすごく魅力のある古い木の家。物干し台への階段に痺れた。もう暗かったのでうまく撮れなかった。


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4月 6日

川へ行く手前の公園。道には桜の花びらが降り注いでいた。ハナニラが満開。

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税務署の近くから川沿いの道にはいろうとしたら、かつて阿佐ヶ谷住宅があった場所が、滅茶苦茶に壊されているのを見て、ショックで吐きそうになった。

阿佐ヶ谷住宅のまわりの、幹がうねって緑青色にけぶった素晴らしい桜の老木たちや、鬱蒼と植物で埋まった素敵な庭を持つ家たちや細いくねった道、すべてがもう無い。

川にアオサギがいた。鴨たちはのんびりひなたぼっこ。青鷺は鴨より神経質そうに、行ったり来たりしている。

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桜の花びらは、今はもう、ほとんど枝にはなくて地面を埋め尽くしている。

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乙女椿のトンネルの向こうにブランコで遊ぶ子供たち。
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この場所の左側の桃の樹はまだあった。

かつてこの道の右側は、不思議なごみ処理所だった。そこで私は、作業するおじさんに、ごみの中から、古い塗料の剥がれた美しい鏡をもらった。作業場の手前にはかわいい犬が繋がれていて、私が近づくとしっぽを振って、人なつっこかった。あの作業所はなんだったのだろう、と今も不思議でたまらない。

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人気のない公園の柳の新芽。ラッコとヤマネズミかなあ?と思う謎の二体の動物像。

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釣り堀のそばの瓢箪池には、きょう、カワセミ(翡翠)が来ていた。

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阿佐ヶ谷住宅が潰されたのと同時に、かつての懐かしい川沿いの風景も無くなっていた。小さな古い家は、新築のわざとらしい派手な家に変わり、大好きだった小さな畑と、いつも猫がひなたぼっこしていた古いごみ箱も、もうない。

かつて、いつも二匹の猫がいた場所。建物はまだあった。

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ずいぶん前に閉店したお風呂屋さんの建物は、まだ壊されていなかった。すぐに壊されない建物は本当に珍しい。
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今年、最初の八重桜。

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2015年4月13日 (月)

ちゃび(便秘) /  ストレスの日々

4月8日

冷たいみぞれが降る。

ちゃび、朝、元気に「にゃあ!にゃあ!」昨晩のカリカリ、全部食べてあった。

・・・

O・Kさんと会って話す。若くてやせていて、人当たりが柔らかい人。正直で親切。

4月7日

朝、ちゃび、軟便。きのうデキストリンをやりすぎたらしい。

でもその後は元気で腎臓サポート食べる。珍しくウエットを食べずにカリカリばかり食べる。

・・・

今、私の身辺は慌ただしく、あまりにも余計な苦悩が多い。私の生活は全く安穏としていない。

紹介されてYに会う。まったく信頼できる人物ではないと感じた。初対面で、こんなにストレスを与えてくる人と会ったのは初めて。Yには、かすかにも相手の立場や気持ちに寄り添うところがない。

4月3日

S社のA社長に会う。2時間半も話していた。落ち着いた人。

4月2日

朝、トイレに7cm、4cmの太くてよいうんこが!

ちゃび、昼12時頃からドーナツ座布団でぱっつんぱっつん足踏みし、久しぶりにゴロにゃあ!ゴロにゃあ!と上機嫌爆発。

抱きかかえてお腹や胸をさすって「ちゃび!」と呼ぶと、「ぐるにゃあ!」「ちゃび!」「ぐるにゃあ!」とげんきいっぱいに何回もお返事する。

3月23日に「ゴロ爆」してからずっとゴロゴロ言わない日が続き、25日に便秘がちになってからは、「ちゃび!」と呼んでも答えてくれないほど大人しくなってしまっていたので、すごく心配していた。

便秘のせいなのか、いつもよりふらふらしていて、絵の具棚の上にもうまく飛び乗れなくて落ちたりもしていた。

「ちゃび日誌」を確認すると3月19、20、21、22、23日とうんこが小粒のしか出てなく、24日のにど~ん!と10cmの太いうんこが出、25、26、27、28日とまた小粒に。

28日に動物病院に輸液を買い行った時に相談すると、「便秘したら食欲はなくなるし、吐くからまずい。出なかったら連れて来てください。指で出します。」と言われ、それはそうとうちゃびにはストレスだろうと思い、必死になって看病した。

毎日、腎サポのほかに、デキストリン(を通常より多めに)、ミヤリサン、無塩昆布粉、亜麻仁油を少々ウエットに混ぜ、レンジアレンをかけて食べさせた。朝晩アカルディをオブラートにくるんで飲ませる時に、ぬるま湯にガスターとデキストリンを解かして飲ませた。それと優しくおなかのマッサージ。

29日に5cm、4cmの2回、30日に5.5cm、2cm。

そして31日の朝に病院に連れていくべきか迷い悩んでいたが、その日の午後に5cm、夜には7cm(極太)、10cmの3回もうんこをした!

きのう4月1日にはデキストリンの量が多すぎてやや下痢気味になってしまったのだが、きょうはよいうんこをして食欲もお返事も復活!デキストリンとミヤリサンの量を調整することによって、お腹の調子がよくなったようだ。

ちなみに、以前に真夜中から夜明けに走り回ったり、私の紙類をやたらに噛み千切ってうるさくしていて、快作先生に「認知症かも」と言われていた症状は、3月10日くらいからなぜかすっとおさまった。

4月1日

飯田橋へ。筑土八幡神社の石段に桜が散っていて、石段の途中にしなやかな黒猫がいた。

帰りにもその前を通ったので石段を上ってみた。強い風がさわ~っと吹いてきて、長い時間、地面に着かないような、すごい花吹雪が舞った。

3月31日

ちゃびを病院に連れて行くか迷っていたが、午後からいっぱいうんこをしてくれたので苦しかった胸が少しほっとした。

3月30日

「サラ秋田白神のパン」という白神山地の秋田側で発見された野生の酵母「白神こだま酵母」で発酵して、しかも小麦、砂糖、塩も国産、レーズンは有機栽培の材料を使っているパンがある。

「白神こだま酵母」は強力な発酵力を持つので、内麦でもしっとりと弾力のあるパンができるそうだ。

私が、なるべく国内産小麦のパンを食べたいと思う理由は、昔、見た危険な食品に関するVTRで、輸入小麦に大量の殺虫剤の粉を混ぜている映像を見たからだ(内麦以外は必ず殺虫剤は混ぜているとのこと)。

(ちなみに葡萄は最も農薬を使う果物のひとつだから、それを干したレーズンの農薬含有量はすごいと思う。)

数年前にブログにも書いたが、以前、吉祥寺の駅ビルの中に「ピーターラビットベーカリー」という名の、サラのパンのお店がはいっていて、白いはちみつパンや、ビアトリクス・ポターの絵のかわいい缶にはいったクッキーなどを売っていた。たまに吉祥寺に行った帰りには、ちょうど夕方パンが割引になる時間で、よく買って帰っていた。

その、ちょっと童話っぽいお店に、絵本に出てくる妖精そのままの小さくてかわいい男の子の店員さんがいたのが印象に残っていた。

あのお店がなくなって残念、と思っていたのだが・・・

今週、食べ物のチラシを見ていて、びっくり!

「サラ秋田白神のパン」特集ページに、あの妖精の人がパンを持った写真が載っていた!

「(株)秋田白神のサンダース成(じょう)さん」と書いてある。10年も前にサラのパンを売っていた人が、しっかり今も売っていた。名前から、やはりハーフの人らしい・・・・。

八王子にサラのパン工場があり、袋に詰め放題で販売しているらしいので、機会があったら行ってみたい。

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