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2017年10月27日 (金)

エンケン(遠藤賢司)さんを悼む

10月27日

母が亡くなってからもうひと月が経とうとしているが、喪失感で息苦しい。

この前の台風で12℃まで冷えた日から風邪を引いてしまい、まだ微熱と喉痛に悩まされている。

おととい10月25日、遠藤賢司さんが亡くなられたと聞き、絶句・・・。

「ほんとだよ」が好きで、1stアルバム『niyago』がすごく好きで、昔からよく、絵を描いている時に繰り返し聞いていました。

非常にセンスのいいギターと、微風のように囁く甘い声が本当に素敵で、、何気ないようで無限に広がる強烈で詩的な情景を見せてくれる歌。

佐々木昭一郎脚本のドラマ「さすらい」に出ていた姿をもう一度見たい。たしか15年くらい前?に再放送され、うちのどこかに録画テープがあるはずだ。

個展の時におはがきを出したら来てくださった。

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私の描いたチューリップの絵(写真で後ろに展示してある絵)を見て、エンケンさんは「これは宇宙の花?」と言った。

「いえ、これ、チューリップをそのまま写生して描いたんですよ。」と言ったら驚いていらした。

アネモネの絵を描いたおはがきを出したら「美しいなァ・・・部屋に飾っています。」と書いたお返事をいただいて、すごく嬉しかった。

何度かエンケンバンドのライブに行った。ものすごいエネルギーにあふれたステージで、途中で酸素の缶を吸ったりしていた。スタイルも、とにかくかっこよかった。

演奏の合間のおしゃべりで「ヒロ・ヤマガタの絵は、なんてひどい絵なんだ!!!」と言っていたので、友人と顔を見合わせて笑ってしまったのを覚えている。

猫に似ているからフクロウも好きで、フクロウの人形や小物を集めていると言っていたので、ちっちゃなフクロウの陶人形をプレゼントしたこともあった。

少ししか話したことはないけれど、気どりや偉そうなところがない少年のような人だった。

好きな人がまたひとり、この世を去ってしまった。ものすごく淋しい。

・・・

新潟のおじ(母の妹の旦那さん)から、母の生家の写真が届いた。

山奥の古い茅葺の家。母がこんなところから東京に出て来て、激動の新宿で生きたと思うとすごく不思議だ。

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