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2018年4月

2018年4月27日 (金)

サクランボの樹と鸚哥、エレモフィラ・ニベア(ホワイトツリー)、雨の日のタンポポ

4月27日

近所のサクランボの樹にインコが来てついばんでいた。

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樹の上のほうのサクランボを摘み取って電線の上に移ってから食べていた。
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4月26日

もうほとんど終わりのたんぽぽの花を探して、夕方から自転車で走った。

図書館に続く細い道の方に何本かまだ咲いていた。

私の好きな墓場の脇の細い道。

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うろうろ散歩していたらとても素敵な花を見つけた。

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けぶるような白銀色の葉と薄紫の釣り鐘形の花が夢のようにきれいなエレモフィラ・ニベア。(別名ホワイトツリー。ハマジンチョウ科)

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愛子ちゃんが花の画像を送ってきては「これなんていう花?」と私にたずねる。

例えば最初に送られてきたのは、(おそらく)チャイニーズ・フリンジ・ツリー。次に送られてきたのは紫色のオーニソガラム。

愛子ちゃんは役者さんの着物のデザインをしている。役者さんがご祝儀の1万円札で作った扇をいくつもびっしり着物につけて、着物の柄がまったく見えなくなっている画像を送ってきた。

1ステージで1千万円以上もらう人もいるという。

「これだけご祝儀もらうなら愛子ちゃんにも少しくれていいね。」と言ったら

「くれない。私は、ささやかに仕事していければ、充分。余計なもの持つと、濁るよ。知らない花の名前教えてくれる友達がいるだけで、幸せ。(ここは泣くところ!)」と返事が来た。

私も花の名を教えて喜んでくれる友達がいて幸せだ。

.4月24日

夕方4時半頃、雨の中を傘をさしてハルジョオンやタンポポ、キュウリクサの花をさがして歩いた。雨の中で草を摘んでいると、とても気持ちが落ち着く。

大きな2本の桜の樹がある社宅の生け垣の近くに、タンポポが5輪咲いていた。

買い物をすませてから同じ場所に行くと、ほんの10分の間に花が摘まれて無くなっていた。

一番端っこに咲いていた一輪は折られてその場に捨ててあったので、持ち帰って、氷水に挿した。

閉じている時のタンポポ、開きかけのタンポポを描きたい。

タンポポは光を受けて開き、夕方閉じるのを3、4日繰り返し、そのあとはじっと閉じたまま穂綿をつくる。何日で穂綿が開くのか見てみたい。

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2018年4月22日 (日)

鎌ヶ谷の森喪失・学習院の森

4月20日

久しぶりに鎌ヶ谷の病院へ。

もとの予約の日よりずいぶん日にちがあいてしまったが、なぜか薬が余っていたので、薬を飲み切るまで予約を取らなかった。冬の寒い時期、遠くの病院に行くのがしんどかったのだ。

「何日くらい薬(チラジンとアルファロール)を飲まないと死にますか?」と先生に質問したら、1か月も飲まなければ動けなくなるけれど、そこまで行ったら電車に乗ることすらできないから、早めに、と言われた。

きょうはけっこう会計と薬に時間がかかり、病院を出るのが4時過ぎになった。

帰りに、昨年の3月に写真を撮った森に行ってみたら、大通りに面した側にスーパー建設中で、森の東側7割が失われていたので大ショック!

かろうじて残っていた森の端っこの木々。

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私がすごく魅力的だと思う枝ぶりが個性的で蔓に覆われた樹が、ほんのわずかに残っていた。
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大通りに面していた森は開放的で、樹が密集していなくて地面に陽がよく当たるために、様々な種類の植物が自由に育っていて素晴らしかったのに、失われて本当にがっかりした。

森の端には素敵なお家がある。
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森の奥の畑はそのまま残っていた。

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いろんな種類のチューリップが育っていた。

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チューリップの奥の雑木林は残っていたが、ここの植生は失われた森よりずっと単純で、すんなりしすぎていて、私が惹かれる樹はない。

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鎌ヶ谷駅の近くの原っぱはタンポポの穂綿も終わりかけていた。

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ハルジョオンの花に名前がよくわからない虫がいた。
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4月21日

学習院で授業を持っているY子さんのお誘いで学習院大学の奥の森を探訪。

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西1号館の横には桐の木の花が咲いていた。

築80年を超える南1号館。

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校舎の奥の昼なお暗い斜面を下る。

大きなスダジイの樹。斜面の土にはほとんど陽がささない。蔓植物は見られない。

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鬱蒼とした斜面を下りきると馬術場があった。
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「高田の馬場の決闘」で堀部安兵衛が血刀を洗ったという伝説の「血洗いの池。」水は黒ずんでいて、土色の鯉ばかりがうごめいていた。

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池の周りの陽の当たる小道には、まだ若いクサフジの蔓が絡んでいたが、花は見えなかった。二羽のカモがつーっと泳いできたので、レストランでナプキンに包んできたパンをちぎって放った。

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私が強烈に惹かれる樹のある森はどこにあるのだろう。

たしか山手メディカルセンターの裏手にも、すごく惹かれる樹があった。近所の墓場にもある。そうとう年月を経て、奇妙な形で、蔓植物に覆われた樹だ。けれど森ではない。

森ではないが、西新宿や阿佐ヶ谷の古い団地では素晴らしく入り乱れた植生を見ることができた。それももうない。

都会の近くで、水と光がうまく手入れされている生き生きした森に出会えることはなかなかない。

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2018年4月14日 (土)

新緑 盛りを過ぎた八重桜

4月13日

友人と新宿御苑内のレストハウスで待ち合わせ。地下鉄の階段を降りると、丸の内線が停電で止まっていた。

急遽、JRの駅まで走った。JR新宿南口からレストハウス(新宿門から一番遠い休憩所)までけっこうな距離を汗だくで走った。(千駄ヶ谷門から入るべきだった。)

今年の八重桜はもうほとんど散ってしまっていたが、今日の目的は、今までどうしても見つからなかった「太白」などの樹の位置を探して記憶すること。

今年最後の遅咲きの八重桜「梅護寺数珠掛桜」。小冊子によると「新潟県京ヶ瀬村の梅護寺に国の天然記念物に指定された原木があった」そうだ。

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かろうじて散っていない花もすべてくったりと色褪せているが、サクランボのような花のかたちがかわいい。細長い花びらを百枚もつけるところは「菊桜」と似ているが、萼片のかたちが異なるそうだ。

御苑に一本しかない「兼六園菊桜」はフランス庭園の脇にあった。萼片が広三角形で、「菊桜」と異なる点は、開花期に葉が開いていることだそうだ。

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来年こそ花の盛りの時期に蕾のかたちや微妙な色の特徴をこの目で見たい。

兼六園菊桜のうしろのオーニソガラムとたんぽぽの花園。
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ツマキチョウの雌がたんぽぽの蜜を吸っていた。前翅がきれいな曲線を描いて尖っている。
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後翅の裏側は斑模様。

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オーニソガラムの蜜を吸うアゲハチョウ。キアゲハとの見分け方は前翅の中室に筋があることと黄色が薄いこと。

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オーニソガラムはハナニラに似るが、茎が枝分かれしているので区別がつく。ユリ科なのでハナニラのようにネギの匂いがしない。

暗い森から漏れる光が微妙な色をつくっていた。

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池のほとりの藤。
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旧御涼亭の前の藤棚は日陰だが、近くに寄って撮ることができる。

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「上の池」近くのもうひとつの藤棚は光が差していたが、囲いの中なので近くに寄ることはできない。
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「上の池」の橋を渡り、今まで花を見たことがない「太白」(「早咲きの白色大輪。花弁はしわ状のうねりを持った円形で、サクラ類で最も大きいことが特徴」だそうだ。)の樹を発見。シャガの群生が眩しかった。
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「上の池」からオドリコソウの群生のある森を抜け、小さな流れのある場所へ。ここらへんは御苑の中でも一番人が少なく静かな一角。

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今が花盛りのハンカチノキ。思ったよりずっと大きな樹で驚いた。

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「幽霊の樹」とも呼ばれるらしい。

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真ん中の丸い部分が花で、大小2枚の白いひらひらは苞葉。
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もう一度中央の広場に戻り、細い枝が優しく垂れたハルニレ(エルム)の樹を見る。

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この明るい鵲色の粒粒は新芽ではなく果実らしい。
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4時前になってハルニレの影が長く伸びて来た。

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誰かが忘れた黄色い三輪車とハルニレ。
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管理事務所の前に咲いていたジャノメエリカ(クロシベエリカ)。
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このエリカは、私がドイツでリューネブルガーハイデを探しに行った時のハイデ(ハイデクラウト)で、『嵐が丘』のヒースでもある。
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4月13日

近所のアスファルトの隅のスミレ。こちらは濃い紫ではない赤紫のアカネスミレ。

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アスファルトの隙間から健気に咲くスミレたちの種を、どこか土の上に蒔いてあげたいと思う。









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2018年4月 9日 (月)

パラボリカ 森島章人トリビュート展 第2期のレセプション

4月7日

パラボリカ・ビスで開催中の森島章人『アネモネ・雨滴』出版記念トリビュート展、第2期(部屋が変わり、展示も少し変更)のオープニングレセプション。

今回はけっこう文学関係のかたたちが来られていた。

乾杯の音頭を森島さんがとり、その時に集まった人たちの紹介と、ひとことずつの言葉があった。

私は『アネモネ・雨滴』の口絵を描いた画家として最初に紹介いただいたが、特に言葉は出て来ず(人前で急に言葉を求められると一切話せない)、「使っていただいて恐縮です」とだけ述べた。

クロソウスキーなどの訳で知られる小島俊明さんが「森島さんから歌集を送っていただいて初めて森島さんを知った。「抽斗(ひきだし)に海をしまへば生きやすき少年といふもろき巻貝」という歌が素晴らしかった。詩、ポエジーとは言葉だと思っていたが、ここに集まっている作品を作った人は言葉ではないポエジーを持っている。」とお話しされていたのが印象に残っている。

私の口絵について「アネモネの絵にはとても驚きました。暗い情熱に狂い咲く寸前の、凄絶な精神の美を感じます。歌と拮抗した緊張感に痺れました。」という手紙を森島さんにくださったという藤本真理子さんが滋賀からみえていた。

藤本さんは紬のお着物を素晴らしく着こなしていらっしゃったのだが、うっかり撮影させていただくのを忘れて残念。

今回、森島さん所蔵の絵を展示されていた画家の田谷京子さん(左)と田之上尚子さん(右)。お二人とも正直で柔和なお人柄で、すぐに打ち解け、話が盛り上がった。

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9時過ぎに詩人の林浩平さんがかけつけ、写真を撮ってくださった。真ん中が森島章人さん。森島さんの右は歌人の天草季紅さん。
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林浩平さん撮影の私。林さんは、今日はこの前に4つものイベントに出席されたという。
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2018年4月 6日 (金)

曇り空の八重桜

4月5日

6月のような陽気から急に気温が下がった1日。

午後、修正したラフを郵便局から出版社に送ってから、気になっていた八重桜を撮りに新宿御苑へ。

例年なら4月16日くらいに満開の八重桜、一葉(いちよう)がもう満開だった。まだ5分咲きくらいかと予想していたので残念。
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なんとも枝ぶりが素敵な一葉の樹。

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少し蕾の残っている一葉の樹を発見。

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不思議な枝ぶりの普賢象。
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華奢な幹が二手に分かれ、その先端にだけ、たわわに花をつけたアンバランスな枝ぶりに惹きつけられ、しばらくこの樹を撮っていた。
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普賢象はまだ半分くらい蕾。
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枝垂れ桜はもうほとんど散ってしまったが、それでもなお臈長けた美しさがある。
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華やかで柔らかい福禄寿。
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緑の八重桜、鬱金。
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鬱金は薄黄緑の花が日が経つにつれて紅色に変化する。
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鬱金も今がちょうど見ごろ。
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濃い桃色の八重桜、関山はまだ蕾がたくさんあった。Sdsc00291

たんぽぽと関山。
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暗緑色の森の前に、一葉と、散りかけた枝垂れ桜と、白い八重桜の3本が並んでいる一角が謎めいて見えた。
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近づいて見たら白い八重桜は白妙だった。
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白妙を背景に一葉。
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銀杏の新芽を背景に一葉。
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普賢象。代々木のNTTタワーを望む。
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何度も強風が吹き、乾いた土埃とともに花びらが舞った。4時前には冷え性の私には手が紫色にかじかむくらい寒かった(13℃くらい)。昨日26℃だったのが嘘のよう。

今年は桜が早く咲きすぎ、駆け足で散りすぎて淋しい。すっかり葉ばかりになったソメイヨシノの林。横に巨大化した枝ぶりがすごい。

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桜をひとりで眺めると、どうしても亡くなった人や動物のことを思い出してしまう。

母とよく来た新宿御苑。母が私の写真を撮ってくれた池のほとりには行けなかった。ひとりですごく感傷的になるのが怖かった。

4月3日

近所のスミレ。毎年、同じ路地のコンクリートの隅に健気に咲いてくれている。

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2018年4月 1日 (日)

千鳥が淵、善福寺川 、ソメイヨシノ、大島桜、八重桜

3月31日

高校時代からの友人、みゆきちゃんと2時に待ち合わせ。パラボリカの展示に案内する。

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そのあと一緒に散りゆく桜を見に行く。

新宿で生まれ育ったにもかかわらず私は、まだ千鳥ヶ淵の桜を見たことがないので、行ってみることにした。

遊歩道の入り口で、予想を上回るすごい人だかりで通行整理が行われていた。

人だかりをかき分けて柵越しにのぞいてみると、なるほど、昔の絵ハガキのような風景。

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緑の水に薄紅の花筏がすごい。

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ここは確かに別世界のような景色だが、柵に群がって水辺の写真を撮るだけで、座って休めるベンチもなく、まだ咲き始めの頃の平日の昼間にひとりで来たほうがいい場所だ。

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うちの近所の善福寺川沿いなら花の下でゆっくり見られるよ、ということで地下鉄で移動。

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ソメイヨシノは半分くらい空に舞っていた。

大島桜が満開だった。

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花のつきかたが林檎に似ている(林檎の蕾は赤いが)。

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新芽の早緑、白、薄紅の点、点、点・・・

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八重桜「一葉」が三分咲きでとてもかわいい。

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ソメイヨシノの前に濃い紅色の八重桃。
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川面が桜の花びらの点描で埋め尽くされていた。風にあおられ、髪の毛にもいっぱい花びらがつく。
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3月末になると一斉に開くハナニラ。高校時代、ふたりで行った房総の線路際で、この花を一杯摘んだらすごくニラ臭くなったのが忘れられない、とみゆきちゃんが笑う。

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上流の荻窪団地の方まで歩いてから、また川を下り、雨上がりにチョコレートの香りがするというカツラの樹の林や、鷹の巣があるらしいヒマラヤ杉の林を抜けて、釣り堀武蔵野園の横を通り、たまにカワセミが来るヒョウタン池を廻り、大宮八幡神社への土手を上った。

彼女も犬を16歳でみとって、もう死に目にあうのが辛いから飼いたくない、と言っていた。私は死ぬまでにもう一度、猫と暮らしたい。

そのあと阿佐ヶ谷に出て食事。きょうはたくさん歩いたがフラフラしなかった。胃のむかつきがおさまっていた。

ダイコンの葉の炒め物やヒジキ、メヒカリのから揚げなどを食べ、おそるおそるお酒を少し飲んだ。胃の痛みはなかった。やっと治った。

そのあと高円寺の古着屋で遊んだ。

彼女は16歳で出会った頃から少しも変わらない。尽きぬ話をしながら、何時間でも一緒に歩いていられる友だち。

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