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2018年7月

2018年7月31日 (火)

ちゅび(ぴょんすけ)の記録 (7月15日~7月17日)

7月31日

ちゅび(ぴょんすけ)は一生のうちで最も活発な時期。

生きる喜び、生命の躍動の極致。どんなものにも興味津々で、すべてが遊び道具になってしまう。

体重も1kgを超えた。

私の手を安心して遊べるおもちゃと思って、高くジャンプしてつかまえ、噛みまくるのだけは本当に困っている。特に眠っている時、タオルケットを被って防ぐが、何度でも跳びかかってくるので、私の手と腕は生傷だらけ。

・・

私が北海道に行っているあいだのちゅび(ぴょんすけ)の記録。友人による撮影とメモ。

7月15日 

朝4:50 ミルク+トラコナ。

6時に友人宅着。

トイレにまだ慣れないがおしっこ、うんこ成功。

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ネズミのおもちゃのしっぽを食べてしまう!

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ウェットのベビーフード6回食べる。試供品のドライフードをよく食べる。

7月16日

朝5:00 ミルク+トラコナ。

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ソフトキャリーの中はけっこう好き。
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ウェットのベビーフード9回食べる(一日に1パックほど)。

7月17日

朝5時、ミルク+トラコナ。

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興奮して毛を逆立てて遊んでいるところ。

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タオルケットでくるんでみた。
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フランシス・ベーコンの絵みたいになっている。
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病院で診察。全身のブツブツがきれいに治ったのでトラコナはおしまい。

3種混合ワクチン(フェロバックス3)打たれる。ウギャーと痛がる。

そのあと眠そう。寝てばかり。

ウェット+ドライ4回。注射のせいか食欲が落ちる。

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2018年7月28日 (土)

北海道の旅の記録 その7 帰京

7月21日(土)

朝6時過ぎに起床。陽がはいらないように灯りとりの窓を段ボールとガムテープでふさいでもらったが、それでも朝から蒸し暑くて目がさめてしまう。

北海道に来た最初の日は寒くて、夜、こたつにはいっていたくらいなのに、気温は一週間で大きく変化した。

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毎日、摘んでも摘んでもたくさんの実をつけた庭のラズベリーともお別れ。

「ジャムってどうやってつくるの?」と聞かれ、「果物の半分の重さの砂糖をいれてゆっくり煮詰めるの。くれぐれも水は入れないでネ。」と応える。

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「いろいろ怒ってごめんなさい。」と謝りつつ、古いものを食べるのは身体に悪いこと、老化を進めることを説明する。

10時まではできるかぎりスクリーントーンなどの作業をお手伝いする。

雪の時期の写真を見せてくれた。アルミサッシの引き戸の鍵のあたりまで(1mくらい)雪が積もっている。

「こんなに毎日積もるの?だいじょうぶ?」と驚くと、「俺、雪かき好きだもん。」と。雪かきをすると10分で身体が熱くなって汗が出てくるという。

私は逆。寒い日に外に出ると5分足らずで耳が痛くなり、頭痛がしてくる(気温に合わせて体温調節ができない自律神経失調)。雪が積もる地方で元気に生活できる人はうらやましい。

札幌の郊外で車も使わずに生活するのは過酷だと思う。

たいへんお世話になったお礼を言って握手。お互い、元気で、また会いましょう。

家のすぐ近くの白樺の林ともお別れ。

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10時過ぎのバスで帰る。バス停近くのハルジョオンの野原。

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バス停の横に咲いている点のように小さい(花径2mmほどの)ピンクの花がとてもかわいい。倭性カスミソウだろうか。

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見たこともない大きなアリがいた。
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バスの窓から見える山々。
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ひとつひとつのことが新鮮で、心に残る旅。特に野付半島は最高だった。

6時頃帰宅。

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ちゅび(ぴょんすけ)が大きくなっていた!!

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2018年7月27日 (金)

北海道の旅の記録 その6 札幌円山原始林 円山動物園

7月20日

明日は東京に帰る日。

朝、花輪さんに「ブルーチーズがあるよ。」と言われ、喜んで食べようとしたら、4月の賞味期限のものを冷蔵庫に入れないでずっと廊下に置いていたという。

「わざとだよ。熟成してどれくらいおいしくなるのかみようと思って。」と言われ、私は怒ってしまう。

「熟成じゃなくて腐敗!ブルーチーズは、スーパーで賞味期限ぎりぎりで半額になっているのでさえ、すでに熟成が進みすぎていて臭くて食べられないのが多い。冷蔵でも開封してすぐに食べないとまずくなるのに。」と私。

「花輪さんはおかしい。吐き気がするくらい生臭いものを全然感じない。2、3日前のお刺身をナマで食べるなんて異常。シメサバは封を切ってから何日も食べていたら蕁麻疹が出る。トウモロコシも買ってすぐに茹でなきゃまずくて食べられないのに、常温に何日も置いとくなんて最悪。どうして北海道まで来て、味のないシワシワに腐ったトウモロコシ食べなきゃいけないの?」

私はグルメじゃないし、贅沢はしないけれど、わざわざ新鮮でない魚や野菜を食べたりするのだけは我慢できない。

花輪さんは「痛んでたら臭いや味でわかるでしょ?」と言う。私には耐えられない臭いや味や、カビがはえているものも「痛んでいない」と言うのだ。ニコチンのせいで麻痺しているのかもしれない。

きょうは一日、ずっと原稿のお手伝いをしようと思っていたが、私ができる部分は全部終えてしまったので、ひとりで円山の原始林(天然記念物)と動物園に行ってくることにした。

この日、札幌は29℃。バスと地下鉄を乗り継ぎ、2時頃に円山公園駅に着き、人に道を聞きながら原始林へ。

花輪さんが言っていた素晴らしいカツラの巨樹は麓付近に何本もあった。

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森の中全体にカツラの樹の甘い香りがしていた。

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暑い盛りなので、残念ながらリスたちには会えなかった。

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登山道は一部、ぬかるんでいて、スニーカーでもちょっと歩ぎづらかった。

29℃での登山はきつかった。きょうの札幌の原始林はぜんぜん涼しくなく、釧路湿原や野付半島で歩くのとはまったく違った。

たまにすれ違う人はみな、本格的な登山の服装でストックを持っている人が多かった。

しばらく登って、普段では考えられないくらい猛烈に汗が噴き出し、身体中がべたべたに濡れてしまった。顔がのぼせ、心臓がばくばくし、これはまずい、熱中症で倒れてしまうのではないか、と恐怖を感じた。

スカートが汗で足に貼りついて歩きにくく、スカートで来てしまったことを大後悔。念入りに虫よけをスプレーして来たが、カやハエがぶんぶんうるさく、辛かった。

(ヒトスジシマカに脚を刺され、一週間経ってもまだかゆく、真っ赤に腫れている。)

途中で何度も引き返そうかと思ったが、もうすぐ頂上に着くのかもしれないと思い、歩いてしまった。

(頂上近くは花輪さんの好きなヤマブドウの蔓が多かった。)

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思ったよりずっと時間がかかり、50分くらいでやっと頂上に着いた。頂上から札幌の街を一望する。

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頂上にも涼めるところはなく、すぐに下山。 

もう一つのコースから登って来た年配のご婦人(やはり本格的な登山の服装のかた)と言葉を交わした。「こんにちは。そちらの道はきついですよね?」と尋ねると、やはり私の来た道のほうが、距離はあるが緩やかだとのこと。

道の真ん中にメスのカブトムシがのそのそ歩いていたので、樹の幹に移動させた。

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動物園の閉園時間が迫るのであせって下るが、ぬかるんでいたり、滑りやすかったり、木の根につまづいたりで、けっこう脚に負担がかかってきつかった。

3時半頃、ようやく動物園着。とりあえず自販機で冷たい飲み物を買って飲む。

レッサーパンダの居場所を探すが、一番奥のアジアゾーンの寒冷地帯が、ちょっとわかりにくくて、ここでもさらに時間がかかってしまった。

やっとレッサーパンダに会えて感動。

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この子はセイタ。

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ここ、円山動物園は、人も冷房のきいた館内にはいってガラスなしで見ることができるのが素晴らしい。

こちらはガラス越しに見るギンとココ(だったと思う・・)。お手てで嬉しそうに仲良くりんごを食べる。

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これ以上屋外にいたら具合が悪くなったと思うが、4、50分ほど冷房のきいた館内でかわいいレッサーパンダに夢中になっていたら、体調も回復した。

レッサーパンダの向いにいるクマも元気に水遊びしていた。

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駅への帰り道、円山公園でポプラの巨樹を見た。ポプラは縦に細長いイメージがあったので、こんなに立派なのを見たのは初めて。

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公園には、まだアジサイが咲いていた。

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円山駅周辺で食料を買い物。円山のスーパーでも佐賀産のアスパラ198円が売られていた。道内産のアスパラは特別なブランドなのだろう、一束500円くらい。九州から運んで来たアスパラのほうが道内産よりずっと安い。

道内産のトウモロコシも一本400円くらいしていた。果物や野菜は東京のうちの近所のスーパーのほうが安い。

夕食は私が作った。ヨモギ入り生モッツァレラのカプレーゼ。アンチョビと夏野菜(庭で収穫したミニトマト、ホウレンソウ、買ってきたインゲン、パプリカ)のパスタ。

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「作るのがすごく速いね~。」(私は作業も歩くのも速いほうだ。)「うまい。すごくいいもん食べてんだなあ。俺なんて豚みたいなもの食ってんだなあ。」と言われる。

夜は原稿の手伝い。相当進んだ。「こういうのゲバ字とかトロ文字っていうんだよ。」と言いながらがんがん書いていたら、「よく下書きなしで早く書けるね~。俺だったらまだ最初の1文字下書きしてるな。」と。

「これくらいやってもらったら、もう締め切りには間に合いますよ。」と言われて、一応ほっとした。締め切りだけが気がかり。

花輪さんは東アジア武装戦線「狼」の大道寺将司に興味がある。「実の母親と2歳くらいで別れているんだよね。爆破なんてするのも、母親に気づいてほしいという感情があるんじゃないかな。」と言った。

政治とか経済とか、花輪さんにもっとも関係なさそうなものをどうして描くの?と尋ねると、わからないけど興味があるのだという。

夜11時近くに外に出て星を眺めた。人も車も通らない、物音ひとつしない道。さらに街灯のないバス停横の野原の空は広い。

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2018年7月25日 (水)

北海道の旅の記録 その5 釧路湿原 北斗展望台 霧の風景

7月19日

きょうも釧路は曇り空。

今日で釧路とはお別れ。この日はゆっくり起き、8時半頃に朝食(バイキング)。11時にチェックアウトしてから駅のコインロッカーに荷物を入れ、駅周辺を散歩。

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線路脇に何気なく咲いていて、誰も目に留めない、抜かれるでもない野性の草花たちが愛しい。ノコギリソウ、マツヨイグサ、アカツメクサが多い。

花輪さんも名前を知らなかったエノコログサ(ネコジャラシ)とチガヤの中間のようなイネ科の植物。

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この東京では見ない紫のベルフラワーも釧路にはよく咲いていた。

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帯広から釧路では原っぱに野生化した紫、赤紫、薄桃、白のルピナスを幾度となく電車やバスの窓から見たが、写真に撮ることができなかった。

17日に釧路に電車で着いた時に、最初に目に飛び込んで来て、すごく気になった「鉄北ショッピングセンター」という消えかけた文字が見える古い建物。
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地下道を通って線路の向こう側へ渡り、この建物の裏側を見てみる。

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その手前で茎が帯化した黄色い野菊を見つけた。花輪さんは「こんなの初めて見た」と言った。

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私は廃屋の横に咲き乱れている雑草が大好きだ。
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「鉄北センター」の中にはいってみた。かつて栄えていた頃の飲み屋がいっぱい。呉服屋もあった。全部閉店している廃屋に見えた。(もしかしたら夜はどこかに灯りがともるのだろうか?)

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この建物もずいぶん前に閉店している様子。
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電車からも目立つ、この駅前の大きなピンクのビルも廃墟。

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1:25の阿寒バスで釧路湿原展望台に行ってみた。14:03展望台前着。

建物のすぐ前の植え込みに真新しい鹿のフンがあった。

ここは建物は立派で入場も有料(470円)なのだが、てっぺんから見ても手前の森林が見えるばかりで、ほとんど湿原は見えない。

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まわりの歩き方を解説してくれるガイドさんがいらして、木道を1時間でまわれるとおすすめされたが、15:10のバスで釧路に戻らないといけないので無理。

片道15分で行けるサテライト展望台まで往復することにした。

ウラジロマタタビ(サルナシ)の花だろうか。山の中にはとてもよい花の香りが漂っていた。

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こちらがミヤママタタビ。釧路に多い。葉が白くなるのがマタタビ、ピンクになるのがミヤママタタビだそうだ(花が地味なので虫に気づいてもらうため)。
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時計を気にしつつ、やや駆け足でサテライト(北斗)展望台へ。
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サテライト(北斗)展望台からの眺め。釧路湿原展望台の建物からよりは俄然眺望がよい。ここに来てよかった。
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15:10発のバスで釧路に戻ると冷たいほどの霧が降っていた。

ロッカーから荷物を出し、少しの食べ物を買って改札を入ると、もうあと2分で16:14発「スーパーおおぞら」が発車するところだった(バスが予定より10分遅れたようだ)。

「喫煙所に行ってくる」という花輪さんを止めて電車に乗りこむ。

霧にかすむ幻想的な野山の風景を見られた。私は右の車窓、左の車窓と行き来しつつ、夢中で写真を撮った。

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もうこの旅も最後。

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胸が切なくなる流木と灰色の海ともお別れ。

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海の手前の草原に、白いシシウドに混じって濃い赤紫の花が点在するのが、行きの列車の窓からも気になっていた。色からするとレブンソウだったのだろうか。

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20:15に札幌着。

急いで地下鉄で移動し、スーパーが閉まる9時前ぎりぎりに駅から走る。花輪さんは釧路で発車前に喫煙所に行けなかったので、煙草をふかしながら走っていた。

スーパーで5、6分で慌ただしくお互いの食べるものを買い、蛍の光に追い出されてバス停に向かうと、花輪さんが買ったものをスーパーにと忘れて来てしまったという。

私が猛烈ダッシュして戻り、商品を受け取る。花輪さんは「ほらね、タバコ吸わないと忘れ物とかするんだよ。」と。「そんなこと言われても・・」と私。

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2018年7月24日 (火)

北海道の旅の記録 その4 野付半島 トドワラ 尾岱沼

7月18日

(写真はすべてクリックすると大きくなります)

釧路は曇り。どんより暗い空。

今日はこの旅のクライマックス。死ぬまでにもう一度だけ行ってみたいと何十年も思っていた「この世の果て」、トドワラに行く日。

朝5:40起床。6時から朝食(バイキング)をとり、7時前に阿寒バスの釧路ターミナルへ。

「野付半島・トドワラ散策 トドワラ号」5600円のチケットを買う。このツアーは、標津町ターミナルまでは路線バスで、そこから野付半島ネイチャーセンター行きの「トドワラ号」に連絡となる。

釧路7:25発。乗る時に運転手さんにチケットを見せたら、なんと、このツアーのことを知らなかった。「なんですか?初めて見た。」と言われて唖然。

私たち二人のほかには、同じツアーのチケットを持ったお客さんは女性のかた一人のみ。路線で乗り降りするお客さんも少なく、バスは空いていた。

出発してすぐ、「別保」の辺り、童謡の「春の小川」のような風景。こういう細くて舗装されていない植物に覆われた川を見ただけでも、素敵!とときめく私。だがここはまだ、旅のほんの序奏。

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バスは釧標国道を北東へ行く。山道を過ぎ、「鹿又(かぬまた)農園」の前辺りで、曇り空がぱあっと晴れ、劇的に輝いてきた。

「南阿歴内(みなみあれきない)」、「北方無去(きたかたむしさり)」という面白い名前のバス停が心に残る。

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澄んだ空気と、ずっと続く青空と緑輝く牧場風景。

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車窓からこれらの眩しい景色を見られるだけでも心がはずむ。

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この辺りで花輪さんから「やっと胸にたまってた疲れがとれて来た。」という嬉しい言葉が出た。「ずっといつも仕事のストレスで胸のここらへんに何かがあって、力が出ないんだよね。」という。

今年のまだ寒い頃に、この夏に一緒に旅する約束をしていたのだが、今回、特に原稿に苦しんだそうで、この忙しい時に大切な時間と体力を奪ってしまっていいのか、私は悩んでいた。

花輪さんは仕事に追われ、札幌に住んでいても、北海道らしい風景の場所に旅する余裕もないそうだ。

「中知安別(なかちゃんべつ)」、「茶内分岐(ちゃないぶんき)」、「74線」を過ぎる。ここら辺を「ミルクロード」というのかな、と思う。

原野ごとに「○線」という地名がついているらしく、北に向かって、バス停の「○線」番号が若くなっていった。

「共春(きょうしゅん))というバス停に着いた時、突然、運転手さんが車内アナウンス。「標津で乗り換えのお客様。7分遅れていますがだいじょうぶですか?」と言われる。

「は?(私に言ってるの?)」と首を傾げると「お客様!あれ日本語のわからないお客さんかな?」と言われ、イラっとくる。

「乗り継ぎ、間に合いそうですか?」と信じがたいセリフをバスの運転手さんに吐かれ、「初めて乗るのでわかりません。ぎりぎりだと思いますけど。」と私。

(はあ?阿寒バスのツアーなんだから責任持って乗り継ぐのはそちらの仕事でしょ?お客に尋ねて不安にさせるっていったいどういうこと?間に合わなくて次のトドワラ号に置いて行かれることなんてあり得るの?)」と、頭の中では言葉がくるくる回り、むっとする私。

中標津営業所で運転手交代となった(今度の若い運転手さんは手馴れていて信用できそうだ)。

光る海が見えてきた!

標津町バスターミナルに着き、ちゃんと待っていてくれている「トドワラ号」を見てほっと一息。トイレ休憩。すぐ上を舞うカモメの声に胸が震える。

「トドワラ号」で野付国道を行く。左の窓からは澄んだ空色の海。釧路の灰色の海とはまったく違う海。

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右の窓からは「茶志骨(ちゃしこつ)」の湿原。

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シシウド、ハマナス。樹の上にとまったオジロワシが見えたが写真には撮れなかった。

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そしてナラワラ(ミズナラの立ち枯れ)。

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この何も余計な(人為的な)ものがない景色に涙が出てくる。

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干潟、草原、高層湿原、森林が同時に見られる、まさに秘境の光景。

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細長い野付半島をバスはひた走り、(昔、私が来た時はなかった)ネイチャーセンターに到着。

なんと駐車場には大人しそうなキツネがいた。

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「野生動物に食べ物をあげないでください」という看板が出ている。理由は車に轢かれてしまうようになるから、自分で食べ物を採れなくなるからなどなど。
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金色の眼。このキツネは、寄っては来ないが必死で逃げはしない。中途半端に慣れているようだ。

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換毛の途中のようだったがやせていた。どうか元気で。

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ネイチャーセンターでトイレ休憩するのも時間が惜しいくらいだった。ネイチャーセンター裏の景色。海の美しさに胸が震える。

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トドワラ桟橋まで約2km。眼が眩むような強い陽射し。

紫外線アレルギーで顔中に痒い湿疹ができてしまう私には、普段なら絶対に外に出ない真夏の真昼間(しかもサングラスをホテルに忘れて来た)。

だがこの不思議で美しい景色をじかに体験できる嬉しさでストレスは感じなかった。

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まるで果てしなく続くように見える原野。シシウド、ハマナス、エゾカンゾウ、ヒオウギアヤメなどが咲き乱れていた。

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ハマナスは甘い薔薇の香りがする。

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40分ほど歩き、ついに来た。トドワラ。

以前来たのは20数年前の10月の夕方。その時、この辺りは一面、紅色のサンゴソウの中、白い骨のようなおびただしい(海水の浸透圧によって立ち枯れになった)トドマツ。

その薄闇色と白、紅色の幻想的な風景の中をキタキツネがぴょんぴょん跳ねていた。

それは生と死の交錯するこの世のものとは思えない神秘的な風景だった。

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ここから木道の上を進むと、まばらにトドマツの枯れ木の残骸が見えて来た。

今はほとんどトドマツが残っていない。それでもやはり荒涼とした最果ての光景に胸がしびれる。

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写真手前に写る白っぽい筋のようなものが、トドマツの枯れ木がモロモロに崩れたものだとわかる。

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至るところ、この枯れ木の崩壊した繊維のようなものが堆積していた。

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ついに遊歩道の最先端。「この世の果て」の風景。木道から降りることは禁止。
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枝をつけて立っているトドマツの白骨は5、6本くらい。枝のない棒のようなのがあと数本。

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人の手を拒否した景色。

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とどまることのない変貌。衰滅に次ぐ変容の、のちの変容。

やっとここまで来ることができ、この生きて動いている不思議で淋しい風景をじかに見て感じることができ、私は満足です。
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今歩いて来た木道を振り返ると、このような景色。
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トドワラから左折して桟橋まで10分ほど歩く。

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海は浅く、アマモ(海藻)がいっぱい。シマエビが泳いでいるのが見える。
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桟橋の入り口。

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私たちの乗る船が待っているのが小さく見える。

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陽気で親切な観光船ガイド(野付半島ネイチャーセンターの職員さん?)のお姉さんに案内されて乗船。

乗る前に双眼鏡を覗きながら「きょうはアザラシが来ていますね。」と言われる。普通の人は双眼鏡で見てもわからないが、慣れている人にはアザラシだと認識できるそうだ。

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船に乗ってからも信じられないような目を見はる光景。

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トルコ石の色、セルリアンブルー、パリッシュブルー、アズールブルー、白群、水縹、薄浅葱、露草、デルフィニウム。

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この微妙な青を言葉にすることができない。

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完全に凪いだ鏡のような海に空が映っている。

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気持ちよさそうに泳ぐアザラシの群れ。

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すべてが一期一会の光景。

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ガイドさんの素晴らしい解説によると、野付半島は全長26kmの日本最大の砂嘴で、その名前は、アイヌ語の顎を意味する「ノッケウ」という言葉から来ているそうだ。

航空写真で見ても野付半島は、どうやってこのような精妙で妖しい地形が成り立ち得たのか目を疑う、奇跡的に魅惑的な様相をしている。

「ナラワラを遠くから眺めると大小ふたつの林に別れているのがわかる。アイヌ語で大きいほうをオンニクル、小さいほうをポンニクルと呼びます」と言っていたと思う(この部分、聞き取りが不確実です)。

「擦文文化とオホーツク文化が合わさってアイヌ文化が生まれた」ということだ。

この地方でも今日のような陽光に輝く天気は多いわけではなく、たまたま幸運だったらしい。

尾岱沼の桟橋に着く。すっかり野付半島にしびれてしまい、この地を去るのがとても名残惜しい。

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尾岱沼では国道にポツンとあるバス停で路線バスを待つ。見渡す限り、私たちツアー客3人しか人はいない。

バス停の手前にあった廃屋。

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20分ほどで今朝「トドワラ号」に乗った標津町のターミナルに着く。

標津町ターミナルで阿寒バスの職員さんに「トドワラどうでしたか?先端まで行ったんですか?と話しかけられ、「とても素晴らしかったです。」と応え、少しおしゃべり。

「トラクターに乗らないで歩いて行かれたのですか?距離があったでしょう。」と聞かれ、「歩きました。海がきれいすぎて夢中で写真を撮ってたんで、歩くのは全然苦じゃなかったです。トドワラのトドマツはもうほとんど無くなってたんですけど・・それでもすごい風景で、素晴らしかった。本当に行ってよかったです!」と応える。

「それはよかったです。そうですか。私は先端までは行ったことないんですけど。トドワラ無くなってましたか・・・先日、私は阿寒の原生花園に行ったんですけど、そこも前より花がなくなってたんですよ。」

「ええ?ほっといても生えてくるんじゃないんですか?」「昔はほっといても生えて来てたんですけどねえ、最近は変わってしまって・・。」(やはり異常気象のせいなのだろうか?)

「このトドワラツアーのご案内のプリントも、ここで作ったんですよ。」と言われ、「プリントもわかりやすくていいです。見どころ盛沢山で値段もお安いし、車に乗れない人にとっては最高のツアーです。ありがとうございました。標津までの牧場風景を見られるのも素敵でした。アレキとか、ムシサリのあたり・・・」と私。

20数年前に東京から一人で北海道に来て、釧路のユースに泊まったこと、そこのペアレントさんが、宿泊者全員をマイクロバスで「開陽台」、「十勝温泉」などに連れて行ってくださったこと、その中でも「トドワラ」がもっとも心に残り、いつかもう一度来たいと思っていたことをお伝えする。

「釧路のユース・・ありましたねえ。」と言われてしみじみする。ついでに今朝、釧路発の運転手さんに「遅れてるけど間に合いますか?」と聞かれたことを伝えた。

「間に合わないこともあるのかって思って、トドワラ号に乗れなかったらどうしようってひやひやしました。」と言ったら

「無線で連絡とり合っているので、遅れてもだいじょうぶなんですよ。」と言われる(当たり前ですよね。人件費削減で臨時雇いの運転手さんだったのかな?と思う)。

帰りもミルクロードで牧場風景を眺めながら釧路に戻る。

釧路に着くとやはり霧でどんよりしている。

夕方、和商市場でいくつか小さなお刺身を買い、ホテルの冷蔵庫に入れてから、港のほうに散歩。

今年はサンマが不漁でたいへんだというニュースを毎日TVでやっているが、ちょうどサンマ漁の船が港を出るところだった。漁師さんたち、異常気象が続きますがどうかお気をつけて、ご無事で。

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釧路の灰色の港風景。

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2018年7月23日 (月)

北海道の旅の記録 その3 釧路湿原 細岡展望台

7月17日

11:53発の「スーパーおおぞら5号」で釧路へ。

時間に余裕を持って出発の30分以上前には札幌駅に着き、車内で食べるものなどを買った(「スーパーおおぞら」は車内販売がない)。

花輪さんは庭で採れたシソを巻いた玄米の大きなおにぎりを3つ持って来ていた。彼はこまめに天然水を買ってしょっちゅう飲んでいた。私はホタテの佃煮と生の和風チーズと札幌クラシックビールを買った。

座席に着いてもう2分くらいで出発というアナウンスを聞く時になって、花輪さんが「ちょっと喫煙所行ってくる」と席を立とうとしたので私は動揺する。

「さっきまで喫煙所で吸ってたでしょ。なんで発車直前になってまた行くの?乗り遅れたらたいへん。」「さっきは1本全部吸ってなかったから。」と言って花輪さんは飛び出して行った。

(この、数分前に吸っていたのに、さらに発車直前に不安になって吸わないではいられないニコチン中毒の件について、のちに軽く言い争いになる。)

出発してからはずっと車窓から外を眺めていた。何気ない打ち捨てられた風景にとても旅情を感じる。

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釧路の手前、直別(ちょくべつ)、尺別(しゃくべつ)、音別(おんべつ)という「別」という字で終わる駅が3つ連続する。

その辺りの海は、人っ子ひとりいない、流木が打ち上げられた淋しい景色だった。海の手前の草原には白いシシウドが咲いていた。

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いくつもの川を渡って釧路に着く。それぞれの川のかたちの面白さを見ていた。

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15:56に釧路着。すぐに16:05発の釧網線に乗り換えて釧路湿原駅へ。

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鹿が見られるといいなと思ったがなかなか見られなかった。

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北海道の野生のフキはとても大きい。このあと、これよりもっと大きいのをたくさん見た。直径1mくらいの葉もある。
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駅から10分ほど歩いてビジターセンターへ。そこから山を登って釧路湿原細岡展望台へ。

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晴れていて夕焼けに照り映えていたらきれいだったと思う。

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あいにくきょうは曇り空。どんよりしていて、私には寒いくらいの天気だった。

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6000年前、ここは海だったそうだ。だから「キラコタン岬」、「宮島岬」という名前が残っている。

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白からさらにピンクに変化している見たことのない葉の樹があった。ヤママタタビらしい。国定公園なので、ちゅびへのおみやげに摘むことはできない。
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帰りは18:25の電車を待つしかない。細岡展望台ビジターセンターは18時に閉館してしまうので、無人駅で電車を待つ。

1両しかない釧網線。19時前にホテルにチェックイン。

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釧路の駅前は廃屋がいっぱい。
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ホテルのフロントで紹介してもらった非常に大衆的な居酒屋で夕食。おかみさんはタメ口で大雑把な感じ。

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二人ともウニ丼1200円を選んだ。安いけれど明らかにミョウバン(アルミ化合物)の味がする国産ではないウニ。

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イカの刺身、ツブ貝の刺身各500円はおいしかった。花輪さんは5品300円のおでんを注文した。

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北海道の旅の記録 その2 札幌

7月16日

きょうも小雨と曇りで過ごしやすかった。昼は21℃、夜は16℃くらい。

曇りでも明かりとりの窓から入ってくる光が眩しくて、朝は6時過ぎに目覚める。

花輪さんがログインできなくて何年も使っていないというPCを使えるようにするため、9時を待ってNTTに電話(本人に頼まれて他人がやっているという証明のため、本人を一度、電話口に出さないと話を進めてくれなかった)。

次にNECに電話し、PCの初期化、初期登録を行う。必要なログインIDやパスワード、サポート窓口の電話番号などを書いた紙をPCの周りに貼り付ける。

午後、山道を15分ほど下ったところの(北海道ではポピュラーらしいセイコーマートという)コンビニにひとりで買い物に行く(ハイター、ファブリーズ、紅茶など)。

東京では5月に花期が終わったスイカズラがまだ咲いている。タンポポやハルジョオンも咲いていた。
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このあたりにはどこにでも生えている白いレースフラワーが可憐でとてもきれい。

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夕方、花輪さんが北海道で1998~1999年頃に水彩スケッチしたたくさんの植物の絵を見せてくれた。

カツラ、クルミ、コブシ、ホオノキ、ハリギリ、カシワ、ヤマブドウ、フキ、ノコンギク、ヤマノイモ、クマザサ、ヨモギ、サラシナショウマ、イタドリ、イヌタデ、ノイチゴ、オオバコ、ギシギシ、ススキ、シシウド・・・叢の細かい線の絡まりあいも妖艶に、響き合う豊かな色で溢れている素晴らしい絵たち。

ここに絵の写真を載せることはできないので、貧しい言葉で表現するしかないのだが・・その中でもっとも完成された一枚の絵。

一面のヤマブドウの葉。橙色、黄土、枯葉色、山吹色、黄緑のグラデーション。画面の中心に朱に黒紫の斑の一番美しく紅葉した数枚の大きな葉。その下に宝石のような藍色のヤマブドウの実を摘む少女。

脇役として繊細な白い花をつけるサラシナショウマやソヨソヨしたヨモギも描かれている。

この日は旅でのロスを埋めるため「風水ペット」の原稿のアシスタントをできる限りやった。かくのがすごく速いと言われる。

花輪さんはネットで画像を見て資料にするのではなく、自分が以前にスケッチブックに描いたデッサンを見て描いているのがすごい。

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2018年7月22日 (日)

北海道の旅の記録 その1 札幌

7月21日

一週間ぶりに東京に戻ったら36~37℃の地獄のような暑さに息が詰まる。

阿部弘一先生から新しい詩集『葡萄樹の方法」(七月堂)が届いていた。

ちゅびが大きくなっていた!運動能力がすごくなっていた!

ちゅびのヒゲが全部短く切れていたのでびっくり。自分の脚でカッカッと掻くせいでブチ切れたらしい。時々そういう子がいるとのこと。

7月15日から21日まで北海道に旅していた記録。

7月15日

朝10時半頃、家を出、羽田へ。

1時発の便だったが、札幌上空に雨で着陸できない飛行機がたまっていたため、1時間遅れの出発となる。携帯を持っていない私は、羽田空港の公衆電話からテレホンカードで花輪さん宅の電話に連絡する。

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新千歳からJRの快速エアポートに飛び乗り、4時30分頃、JR札幌駅着。西口イランカラプテ像前で待ち合わせ。

万一うまく会えないことだけが心配だったが、、会えてほっとした。

庶民的な人気のお寿司屋さんで久しぶりの再会を祝う。いろいろ食べてお酒も飲んで、二人で4000円。
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ホタテの稚貝の味噌汁。こういうものが安く食べられるのが嬉しい。

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「以前、グルメな編集さんがすすき野の二人で数万円するお寿司屋さんに連れて行ってくれたんだよね。そしたら魚の味が、とろけるみたいっていうのかな。」ということで、そこに行こうかと言われたが、私は食べ物に高いお金を使うのがもったいなく感じる性分なので断った。

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エドウィン・ダン記念館。

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スーパーで買い物してバスで家へ。

私は北海道仁木町産のサクランボを買った。私は果物の中でサクランボが一番好きだ。

今年はサクランボが豊作で、東京でも安かった(200g298円くらいだった)ので、6月は毎日1パックずつ食べていた。仁木町産のサクランボは、さすがに北海道でも旬を過ぎて、味が抜けていた。

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もらって開封してから2年以上経っているという「男山純米大吟醸」と、今年の1月に買ってみたという「寒酒」を出してくれた。

純米大吟醸300mlを1日で飲み切る私には、古くなった日本酒の味は奇妙すぎて、あまり飲めなかった。ほとんどお酒を飲まない花輪さんは、味の違いがわからないという。
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庭で採れたほうれん草のおひたし。
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庭のラズベリー。

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オランダ在住の田中未知さんから送られてきた種から生えたという薄青紫の花。調べたところ、 瑠璃苣(ルリジサ、ルリヂシャ、Borago officinalis)、英名はボリジ(Borage)というらしい。

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リビング兼仕事部屋にはまだ炬燵が出ていた。夜は少し寒いくらいに感じた(16℃くらい)。

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2018年7月14日 (土)

ちゅび(赤ちゃん)の記録 (7月7日~7月14日)

7月14日

西日本を襲った豪雨の災害は非常にショックだった。

中国地方に住む友人とそのうちの犬は無事だったが、近くの川はあと1mで氾濫するところだったという。

東京は36℃。昼間、外に出ると頭痛と吐き気に襲われるレベル。

赤ちゃんがうちに来てひと月になる。ウイルス性鼻気管支炎やら真菌やらいろいろ心配したが、今は元気すぎて暴れるために、私の体力がついていけない。生命力の横溢に嬉しい悲鳴。

ぴょん!ぴょん!となににでもじゃれて跳びかかり、弾丸のように走る姿が速すぎて、写真に撮ることができない。

名前は考えすぎて決まらず、ひとまず「ちゅび」(「ちゃ」でなく「ちゅ」)などと呼んでいる。

狭い隙間に入って見えなくなり、私が焦った時に、「ちゅび!!」「ちゅーちん!」「あかちゃん!」としか声が出てこなかったからだ。

スチール棚の下や、絵の具のはいったプラスチック引き出しと壁の間などを、段ボールをテープで貼りつけたりして塞ぐ。

ものを少しでも減らすために(捨てるのが苦手な私だが)、昔のパンフレットや資料などを捨てまくった。飾り物や、絵のモチーフになるものも、どんどん捨てないといけない。

明日から私は少しのあいだ、東京を離れる。ちゅびは信頼できる友人の家で預かってもらう。

7月7日

朝、温かい粉ミルクに溶かしたトラコナ。抗生物質を飲ませるのに、水で溶いてシリンジを使うよりも安全なので、朝だけは哺乳瓶で授乳。

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私の手をやたらに噛む。おもちゃより私の手を噛むほうが好きなのを、なんとかしないと身が持たない。
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ベビーフードは8回に分けて約1パック食べる。

水をお椀から直接なめるのが、まだへた。鼻が水についてびっくりしている。

熱湯で洗った皿に冷蔵庫で保存した冷たいフードを10gほど入れ、スプーンでほぐし、さらに上から熱湯を少々かける。フードと一緒なら水分もなめてくれる。

633g。

7月8日

朝、ミルク+トラコナ。哺乳瓶で飲むのを嫌がらず、むしろちっちゃい時よりずっとうまく、乳首を強く吸っている。

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耳の先っちょにくっついていた最後のひとつのカサブタ(サクラ耳になるのをおそれてそっとしておいた)がとれる。

鼻の上のカサブタのとれたあとは、まだ少し赤いが、だいぶきれいになってきた。

ケージの屋根にやたらに上るが、うまく降りることができない。

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よちよちがなくなり、ダダダッと走るようになる。

ベビーフード8回。

おねだりの時、「キャ、キャ」となく。

トイレでうんこする前に興奮して「ウキャ、ウキャ」となきながら旋回。

7月9日

4時に起こされ、ミルク+トラコナ。私の手をやたらに噛み、顎まで噛むので、起きないわけにいかない。

赤ちゃんぽい目つき。

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ベビーフード8回。一度に10gくらい食べたら、遊びだす。さんざん遊んでちょっと眠る、の繰り返し。

変なところにはいらないように見ていないといけないので、つきっきりで、私はなかなかトイレにも行けない。

7月10日

6時、ミルク+トラコナ。

初めて爪とぎで爪をとぐ(置いてあったが、今までは興味を示さなかった)。

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万歳のように両手をあげてぴょん!と跳びかかる動きがすごく激しくなった。ぴょん!と跳びかかっては走り、をジグザグにやる。
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ベビーフード9回。

7月11日

6時、ミルク+トラコナ。

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キバが鋭くなってきたので強く噛まれると怪我しそう。

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まぐろのベビーフードを一度に50g食べる。そのほかに、いつものベビーフード4回。

狭くて埃がたまった家具の隙間にはいりこもうとするのをふせぐのがたいへん。まだ頭が小さいので、信じられないほど狭いところにも潜り込んでしまう。

705g。

7月12日

4時、ミルク+トラコナ。

実際に遊びまわっている時は、あまりの激しさに写真は撮れない。結局、おとなしそうな写真ばかりになってしまうが、跳んでいるところを撮れたらいいと思う。

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ベビーフード8回。初めて朝と夜に2回うんこする。

7月13日

3:45 ミルク+トラコナ。

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ベビーフード7回。

7月14日

あいかわらず、私が朝のお茶を飲もうと廊下に出ると、ついて来て大暴れ。冷蔵庫と壁の隙間などに入ろうとするので目が離せない。

暴れたあとは私の膝の上でしか寝ようとしない。そおっとふとんの上において私が立つと、起きてついてくるので、トイレに行くことさえもなかなかできない。

水を入れたお椀と牛乳を入れたお皿を並べると、牛乳のほうを飲む。

夜、11時ごろ、たくさん遊んで暴れまわる。

一番、最近のちゅびらしいショット。

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2018年7月 7日 (土)

赤ちゃんの記録(6月27日~7月6日)

6月27日(水)

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病院へ。培養検査の結果、目視で「見たこともない菌が出た」と言われる。クラリスロマイシン7日分。

7回おしっこと授乳。

6月28日(木)

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蓋を上に起こして高くしたダンボール箱の縁を、自力で乗り越えて出てくる。

4:50におしっこと授乳のあと、私の左横で眠る。

8回おしっこと授乳。

6月29日(金)

朝4時台のおしっこが少し黄色い(脱水気味)。

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箱に入れてもすぐに出てきてしまう。外に出るとゴロゴロ。

おもちゃよりも私の手や足にじゃれて甘えるのが好き。まだおもちゃを少し怖がっている。

470g。

8回おしっこと授乳。

6月30日(土)

朝一番のおしっこが少し黄色い。

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夕方、2缶目の粉ミルクを飲み切り、3缶目(森乳プレミアム)になる。

お皿に入れたが、飲まず。哺乳瓶でしか飲めない。つくってあげたトイレでなかなかおしっこできず、ためる。

7回おしっこと授乳。

7月1日(日)

朝一番(5時)のおしっこが黄色い。

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手作りケージ完成。

夜、初めてトイレでひとりでおしっこできる。

7月2日(月)

元気よく遊ぶ。後ろ、斜めにすばやく走れるようになる。

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私の膝の上。
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よく体を足で掻く。カサブタが落ちる。背中や脇にあったカサブタがきれいにとれる。あとは頭のみ。

おしっこトイレに6回。7回授乳。

体重550g。

7月3日(火)

走る速度が著しく上がっている。

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タタタタッと横走り、後ろに下がり、両手をばんざいのように上げて、前にぴょん!とジャンプ。
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奇声をあげてくるくる回ったあと、初めてトイレでうんこ。緩め。

おしっこ4回。7回授乳。

7月4日(水)

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この後、赤ちゃん用のトイレ購入。

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私がトイレを片付けているあいだ、私を追って初めて廊下まで来る。

ケージの屋根の上にのぼって冒険。 頭から落っこちるのではないか、と心配で降ろす。

7月5日(木)

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一度に2g(1スプーン)も飲めず、1スプーンつくったミルクを7割くらい飲むとイヤイヤしてしばらく遊ぶのでたいへん手間がかかる。

7、8回授乳するが、1日に計7スプーン弱しか飲まない(標準12~16)のが心配だが元

しっぽが常にぴんと上がっている。

570g。

からだ中のカサブタがきれいに落ちてなくなる。

7月6日(金)

自分からケージに入ったり、出たり。

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威嚇してぴょん!ととびかかるのが激しくなる。

よちよち歩きでなく、速く走れる。

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一日に何回も大暴れ。疲れて眠ってくれるまでの見守りがたいへん。
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正午、トイレにうんこ。

590g。

夜、私の食べているパスタ(オーガニック全粒粉パスタ、釜揚げシラス、インゲン、アスパラ、トマト、オクラ、オリーブオイル)をくんくんかぐ。私の食べ物に(今までは興味を示さなかったのに)興味しんしんで、ピャア!ピャア!となく。

早速。ロイヤルカナン マザー&ベビーキャットを小皿であげてみたら爆食!あっというまに25g(1パックの4分の1)ほど食べる!!

今までお皿でミルクをあげても全然飲まなかったのに、いきなり食べた。

しかし哺乳瓶からミルクを飲むのが好きで、お皿からは拒否。水もお皿から飲まない。トラコナを混ぜたミルクを飲ませるには哺乳瓶からのほうがよい。

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2018年7月 4日 (水)

うちの赤ちゃん / ツバメの赤ちゃん / 布花 コサージュ

7月4日

九州の梅雨も明けないうちに明けてしまった東京の梅雨。6月25日からもう10日も続く刺すような日射しに、紫外線アレルギーの私はぐったりしている。

屋根に守られた狭い部屋の中では生命の充溢。とろけるような甘さも、心拍数が上がる心配の痛みも、はち切れそうに詰まっている。

赤ちゃんは一日ごとに目覚ましく成長している。今しか体験できない幸せを、一瞬でも逃したくない、今はすべての時間をこの子に集中したいと思う。

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転がり廻って、威嚇して斜め、後ろに素早く走り、ぴょん!と跳ねる。速すぎて跳んでいる瞬間はなかなか撮れない。
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猫は4つの名前(最後の1つは人間の能力では知ることのできない名前)を持っている、とT・S・エリオットは書いた。

おまえの名前は?「ちび」と呼んでも「ピャア!」。「あかちゃん」と呼んでも「ピャア!」。「あまこちゃん」と呼んでも「ピャア!」「かわこちゃん」と呼んでも「ピャア!」。「レオ」と呼んでも、「ティガ」と呼んでも、「ロビン」と呼んでも、「ニャジャ」と呼んでも「ピャア!」。

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毎日、違う肢体、新しい仕草を写真に撮る。素描(デッサン)する。

きのう、病院で2度目の培養検査(外注?)の結果が出、赤ちゃんのカサブタの原因は真菌と判明。トラコナ2週間分を出される。

カサブタがとれたあとにはまた毛が生えてくる、と聞いて、すごくほっとした。一番かわいい時期にたくさんハゲができるのが不憫でたまらなかったから。

私の布団で一緒に寝ているが、今のところ、私に痒みは出ていない。免疫が下がると真菌は人間にも感染するらしい。

ちゃびが赤ちゃんの時に、なんにも心配事がなく過ごせたのは、うちにくる直前まで母親と一緒にいて、たっぷり母乳をもらい、しつけてもらっていたからだ。

生まれたばかりの赤ちゃんとお母さん猫を一緒に箱に入れて捨てた人の神経は知れないが、とにかく母乳を飲んで免疫力をつけていたことだけはよかった(お母さん猫は別の人の家にもらわれていった)。

ちゃびは350gくらいだったと思うが、離乳もできていて、トイレもすぐに覚えた。めんどうをかけない、ほんとにいい子すぎる赤ちゃん猫だった。

今度の赤ちゃんは、目も開かないうちから母親と離れてしまったせいで、病気の心配もあり、もう500gを超えているのに離乳もなかなかできない(お皿からうまくミルクを飲むことができない)。ものすごくかわいそうだと思う。

この時期に甘えの欲求が充たされないと、大人になってから毛のセーターを噛みちぎったりするようになるので(かつて実家でそうした子猫と一緒にいた)、つきっきりで見守っている。

ミルクの缶に「日齢28~30の体重390g、1回あたりの標準8g、1日の標準哺乳回数3~4」と書いていある。

うちの赤ちゃんは1回に3~4gしか粉ミルクを飲めないので、まだ1日に6~7回も授乳している(生後1週と同じ回数)。それでいまだに朝4時に起こされる。

今朝は4時過ぎと6時過ぎに起こされて授乳。次に10時過ぎ。午前中だけで3回。

病院の先生は「早くに母親から離されてがらっと環境が変わったんだから、離乳は焦らなくていい。食欲はあるし、大きくなっているし。」と言ってくれている。

ただただ丈夫に育ってほしい。「初乳免疫グロブリン含有ラクトフェリン配合」のミルクが効きますように。

(まさか赤ちゃんに恵まれるとは思ってもいなかったので)早割で購入していた航空券は、すべて変更した。

長年の大切な友であり、尊敬する作家である花輪和一さんとの夏の旅は短縮。

私の資質をとても尊重してくれる大切な友、やはり素敵な画家であり、まだ実際には会ったことがない(メールは頻繁にやりとりしている)イタリアのChinamiさん宅に伺う旅の予定も日程と航空会社変更。

5月から通い始めていたダンススタジオもしばらくお休み(回数券なので助かった)。

月一回の書道も6月、7月、8月、9月はお休みさせていただく。

Eさんからの昼食のお誘いも、I社長さんからの夕食のお誘いも、赤ちゃんの写真を見せてしばらくお断りした。

あとは友人に頼める時に赤ちゃんを見てもらって、マッサージと整骨院に行くくらい。それ以外には赤ちゃんを離れて外に出たくない。

・・・

6月29日

うちの赤ちゃんに夢中になっていたら、いつのまにかツバメの赤ちゃんも大きくなっていた。

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どうかすくすくと大きくなって、無事に海を渡ってくれますように。

毎年、ツバメが巣をつくる古着屋の軒先。6月の初めに望遠レンズで撮った時は、まだ赤ちゃんは生まれていず、メスにオスがかいがいしく食べ物を運んでいた。

5月11日の様子。(二羽で巣の外にいる?)

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・・・

最近受注してつくった真っ赤なアネモネのコサージュ。

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朱色系と深紅系のぼかしのグラデーション。8輪のブーケ。ブーケの直系15cm。全体の直系17~18cm。

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赤ちゃんのやけどが心配でコテを扱うのが怖いので、注文が来た時以外は、しばらく布花はお休み。

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