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2019年4月

2019年4月28日 (日)

吉田文憲、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の授業

4月17日

吉田文憲さんから久しぶりに、急な電話でのお誘いががあり、一ツ橋の大学院の『銀河鉄道の夜』の授業におじゃました。

いきなりだったので『銀河鉄道の夜』の本も準備できなかった(うちの本棚のどこに入っているのか、すぐに捜せない)。ばたばたと出かける。

会ってすぐ、なぜ今までずっと音沙汰なく急な連絡になったのか、昨年の今頃のパラボリカの森島章人『アネモネ・雨滴』展では森島さんが吉田さんをずっと待っていたのになぜ来てくれなかったのか聞いてしまった。すごく体調が悪かったという。

国立の大学通りの花壇にはチューリップが大きく開いていた。大学の庭の普賢象の八重桜も、もう開き過ぎてぽしゃぽしゃしていた。

大きな教室の端っこにひっそり座っていればいいのかと思っていたら、大学院のゼミで、13人しかいない、とこの時に聞いた。うち10人は中国と韓国からの留学生さんだという。

扉を開けたら狭い部屋のひとつしかない長机に学生さんたちが集合していたので、すごく緊張して恥ずかしかった。吉田さんの詩集の装丁を何度かやっている画家だと紹介されて頭を下げる。

私は学生時代に「ゼミ」という(膝を突き合わせて意見を言い合うような)経験がない。あったとしたら緘黙気質の私は(頭の中では言いたいことがあっても)絶対に自分の意見を言えなかったし、たいへんな苦痛だったと思う。

ゼミのメモ。

『銀河鉄道の夜』、二章の「活版所」と三章の「家」を読んだ。

物語の舞台状況をなす構成要素の一つひとつに象徴的意味を読み解いていくといった内容だった。

坂道が物語の重要なトポス。

川・・・天の川と地上の川が一体化、互いに映し合う。宮沢賢治の故郷、花巻には北上川がある。北上川は北から南に流れる。

橋・・・境界領域

牛乳・・・ミルキーウェイ。ジョバンニが病気の母親のために牛乳(ミルキーウェイ)をとりに行く。牛乳を手に入れるところで物語が終わる。

空からの雨、雪・・・浄化。『永訣の朝』では、死んでいく妹を見送る儀式となる。

星祭、青い灯・・・死のイメージ。誰が死ぬのか。青と白。黒い服。

活版所・・・昼なのに電燈がついている。薄暗い。

「うたう」「よむ」(近代的「よむ」は黙読。それ以前は「うたう」と同義)「かさねる」・・・呪術を帯びた動詞を3つ。(活版所では「輪転器」が回っているので)ものすごい音がしているはずなのに音が消えた世界。

「活版印刷で本をつくるとすごく字が締まるんですよ」というような吉田さんの説明。

吉田文憲さんの詩集『原子野』の装丁を私がした時、板橋区の活版印刷所に行った。当時、活版印刷の会社は日本で2か所しかない、と社長さんに言われたような記憶がある。「いつまでたってもグーテンベルグ」というような標語が掲げてあったような。その時に私が撮った活版の活字の写真がある。

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Skappan

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粟粒ほどの活字・・・貧困、愛しさのイメージ。

ジョバンニの家・・・母親は布をかぶって休んでいた。アニメでも母親の顔が出て来ない。母親はすでに死んでいる、と解釈する人もいるとのこと。

姉・・・母親との会話の中に出てくるだけ。

父親・・・会話の中にしか出て来ない存在。しかし物語の核心。お父さんがいないために苛められている。

ラッコの上着・・・当時、ワシントン条約で禁止されている。小さなラッコで上着をつくるのも不自然。

カムパネルラ・・・女性的な名前。釣鐘。鎮魂的。セリフが無い。声を与えない。銀河鉄道が走りだすまで空白(何を考えているかわからない)。

ザウエルという名の犬・・・犬とは距離がない。(物語上の今、カムパネルラとは距離がある。「あのころはよかったなあ」と推定小5くらいの子どもが言うところが残酷。)

天気輪の柱の丘・・・泣きながら街を見下ろす。遠くてはっきり見えないところで、カムパネルラがおぼれた子(しかもそれはいじめっ子のザネリ)を助け、自分は力尽きて沈んだ。

ボートに乗れる人の数は限られている。タイタニック号と同じ。究極の選択。

「ほんとう」・・・平仮名。「ほんとうは何かご承知ですか。」何がほんとうなのか、わからない。「分ける」ことができない。不可知論。

吉田さんはこの授業で『風の又三郎』をやりたかったそうだが、『銀河鉄道の夜』のほうが世界的に多くの人に読まれているということで、『銀河鉄道の夜』になったらしい。

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私は久しぶりに聴講したので、聞き漏らさないように集中することですごく疲れた。

5時にゼミが終わった。三鷹で食事。

私の次の本についての話をざっくりとした。

「誰に文章をいただいたと思う?」と尋ねて「まったく見当がつかない」と言われ、「G先生。」と言ったら「ええ?!」とやはりものすごく驚いてくれた。びっくりしすぎて言葉が出ない、と。

とりあえず、そのことを喜んでくれたことがとても嬉しかった。お祝いということで、私は新潟産のお酒を飲んだ。

文学というものはすべてが「収奪」なのかもしれないが、私は政治的主張に絡めたこじつけや物言えぬ当事者から「収奪」したアートは嫌い、それなら言葉による概要書で充分だし、そこにアートはいらない、と言ったら、「あなたはほんとうに昔から変わってないね。いや、悪い意味じゃなくて、いい意味で。」と言われた。

 

 

 

 

 

 

 

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2019年4月26日 (金)

スミレ、鬱金の桜、梅護寺数珠掛桜など

きょう4月26日、(3月の半ばに修理に出したばかりの)PCが使用中にいきなり切れてしまって、明日またもやメーカーに修理に出すことになった。

戻って売るのはGW明け。

とりあえず古いPCで、最近の記録を書いている。何月何日頃になんの花が盛りだったか、私はどんな花に反応していたかの記録(画像挿入はPCが戻ってから)。

4月7日

昨日の夕方、散歩中、近所のハナ動物病院へ行く道の途中に、数種類のスミレをプランターいっぱいに植えているお宅を発見。すごく素敵。

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庭のある家に住んだことはないが、私が自分の庭に植えるとしたら、まずは濃い紫のスミレ。次に縁が白くて紫の線のあるスミレ。

菫を見るとなぜこんなに胸がしめつけられるのだろうかと思う。

スミレは小さくて、大胆な絵にするのが難しいが、昔のヨーロッパのニオイスミレの絵や、江戸時代の図譜などに素敵な絵がたくさんある。

100年くらい前のポスターや、アールヌーヴォーのガラスや、香水瓶のラベルにも、うっとりするほど魅惑的な菫がある。

ボーンチャイナに描かれたスミレ、よく見ると素敵な絵と、そうではない雑なのがある。

何にうっとりするのか、そのエッセンスを描けたら、と何度もスケッチブックに描いてみているが、なかなか難しい。

今日は紫のスイートピーも発見した。私がこの花に色気を感じるのは巻きひげの部分。

4月8日

近所の林檎の花が最高に素敵。少なくとも近所で3本の林檎の樹を知っている。

4月9日

水沢勉館長にお会いしに、神奈川県立美術館葉山へ。

4月11日

近所の禅寺の枝垂れ桜。

毎年見ている遊歩道近くのスミレ(ノジスミレやタチツボスミレではない、濃い紫の、葉が心形ではなくへら形の菫)。

4月13日

新宿御苑の八重桜。

梅護寺数珠掛桜。まだつぼみ。

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市原虎の尾桜。この樹は新宿御苑に一本しかない。

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福禄寿桜。

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鬱金桜。

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一葉。

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4月14日

御衣黄桜。

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琴平桜。

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簪(かんざし)桜。この樹も新宿御苑内に一本しかない。

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関山桜と明治の建物。

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水沢勉さんにお会いしに神奈川県立美術館葉山へ行く

記録しておくべきことがたまってしまった。だいぶ過去のことになるが、一冊の本をつくるための長く曲がりくねった道のりの途中。

4月9日

次に出す本のことで、水沢勉さんに相談しに神奈川県立美術館葉山へ。

だいぶ前に9日午後2時に約束をいただいていた。

地下鉄を使い、新宿3丁目で副都心線に乗り換え、直通で横浜まで。横浜から京急で新逗子へ。(最近は新宿から湘南ラインに乗るより便利。)

金沢八景で乗り換えが初めてだったので、違うホームに行ってしまったりして階段を引き返した。途中、神武寺のあたりで見えた萌出たばかりの薄銀黄緑色の新芽の点描の樹々、倒木のある山の様子が素敵だった。新逗子からバス。途中の岩場で遊びたくてたまらなかった。

1時20分くらいに着いて受付に取り次いでいただく。約束は2時だが、急な来客が2時にあることになったそうで、「早く来てくれてよかった」と、先に館長室に通してくださった。

ISBNがつくことは重要なこと、国会図書館に入ることは文化遺産になるということだから、と言われた。

また英訳者さんを選ぶのがとても重要だと。水沢さんは偶然(美術館に来て)出会われたPさんを推していらした。水沢さんは知らなかったが、最近大きな賞をとったかた。

私はS社のNさんしか頭になかった(全然存じ上げないが、S社の仕事をいつもされているかただということで。)

二人に同じ短文を訳してもらって比較したほうがいいと言われた。ちょっと私にはそんなことはできそうもないが、お二人に振り分けてやっていただくことはありうると思った。

 

2時から3時半くらいまで、水沢さんが急な来客に対応しているあいだ、私は浜へ出たり、庭でぼーっとしたり。

富士山が大きく見えた。

 

水沢先生が私を待たせていることを気にして、2階からロビーの私に向かって手を振ってくださったりされていることに、たいへん申し訳なく思った。すごくお忙しいかたで、今回の2時の急な来客も、なにかトラブルで急用だったらしい。

文章を書く人が遅れてずるずるしないために、まず本の刊行日を今、ここで決めて、と言われる。なにかの記念日はないのか、と聞かれて困る。そこから逆算してすべてのスケジュールをはっきり決めないとだめだと。

本日、私が話したかった用件、文章の内容について、なかなか私の考えていることは言葉にできなかった。なぜ話せなかったか、その理由も、言語化すること自体が困難だし、そのことについてブログに公開できることはない。

帯になる文について、G先生にいただいた、ということを言ったら「ええ?!Gにもらったの?あなたの人生変わるよ。」とすごく驚かれていた。「どんな文章?暗唱してる?」と言われて困った。

私自身は、今回、私が水沢さんを訪問した理由を言語化できなかった理由も、毎回、私が自分の仕事について人になにかを話す時に苦しんでいる理由も、G先生にはすべて伝わって、文章をいただけたのだと信じている。

5時に美術館が終わってからもお話ししていた。7時過ぎに外に出ると空が藍色に澄んでいた。東京とは明らかに違う空気。潮の匂い。

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2019年4月 8日 (月)

新宿御苑の桜(花吹雪)(4月5日)

4月3日(水)

2日に歩いた時にひどく冷えたせいか、胃が痛くなり、夜、嘔吐。朝に食べたものが消化されていずそのまま出る。

小型のミラーレス一眼しか持って行っていない(替えのレンズも置いていっている)のに、帰宅してからの首肩の凝りが尋常ではない。筋力がすごく落ちている。

10年前には大きなデジタル一眼とマクロレンズと動画のカメラを全部背負って、ひとりでドイツで撮影していたのが嘘のよう。身体がきつい。しかし何かを見に歩いて出かけなければもっと体力が落ちてしまう。

4月4日

衣類を入れた袋の中に入って袋の端っこを破って顔を出すチョビ。

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4月5日(金)

今日は22℃。青空。明るい光の下で白妙を見たかったので新宿御苑へ。

地下鉄の駅から歩道に出たら、強風で街路沿いの桜の花びらが空に激しく吹き上げられていた。

大木戸門から入り、まずは玉藻の池の水中桜を見る。

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しどけなく散っていた。池の水に溶け込んで透けた薄い薄い桜。眼に見えなくてもそこに咲いているものを描くのはとてつもなく困難だ。

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白妙は満開。蕾がほとんどない。花も全部紅色が消えて純白に変わっている。

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手鞠のように咲きそろった白妙。わずかに残る紅。白濁と透明感のバランス。かわいらしくではなく、この戦慄を描くにはどうしたらいいのか。

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歳をとるにつれて、紅の桜よりも白い桜が好きになっている。大島、白妙、太白、琴平、白雪。

過去に名だたる桜の絵で、私の好きな絵を考えてみると、どうしても江戸時代の図譜が浮かぶ。よく見ながら筆でスケッチ(素描)して、部分的に色をつけたもの。さりげないが動勢があり、写本でさえ臨場感が生々しいもの。

それらは美術というより博物学に分類されてしまうものだ。

いわゆる「美術」として価値が高いものより、なにげなくその時、その瞬間を手で写した生命感のある「絵」に惹かれる。

国宝の長谷川等伯の智積院「桜図」も寺院の障壁画として見たら感動するとは思うが、自分がこのような絵がかけるようになりたいとは思わない。「日本美術」というカテゴリーの中では素敵、たとえば着物の柄にこの絵があったらすごく豪奢できれいだとは思うが、自分が生きていく上で今現在の「絵」を考えていくためにはヒントのひとつでしかない。

桜ほど、よほどの思考と感覚の両方で破らなければ酷たらしいほど嫌らしい絵になってしまう題材の花はない(ステレオタイプの絵の汚らわしさが、実物の桜の透明感や儚さとかけ離れてしまうからだと思う)。

一瞥で激しい嫌悪感を感じたらもう耐えられないのが「桜」の絵。

私が静かに長く見ていたいのは我が師、毛利武彦先生の、戦争で若くして亡くなった友人に捧げる腐れ胡粉の桜。一般的な分類上は毛利先生の絵は「日本画」になるのかと思うが、その絵は「いわゆる「日本画」」とはまったく異なる。

桜を描くのがあまりに難しすぎて私はずっと桜を描きたいとは思わなかったし、自分に描けるとも思わなかったが、もし私が描けるとしたらどんな絵になるのだろうかと思いながらずっと桜を見ていた。


ノジスミレの上に散りかかった花びら。
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ついに太白も満開。若葉の色がオオシマや白妙よりもずっと渋い鴬茶で、花びらの皺が魅力。この樹も大好き。

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代々木のドコモタワーを背景にソメイヨシノと枝垂れ桜とカイドウが重なる。

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上の池の黒緑の森を背景にしたオオシマザクラも満開。(私は虹色の光がはいった写真が好き。)

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白雪も満開。この樹の花は高いところにあって接写できない。

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非常にすっきりした樹。

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千駄ヶ谷門近くの桜林。紅色は長州緋桜。

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ソメイヨシノ、オオシマ、すべての花びらが強風に乱舞していた。

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かつて「わあ、きれい」と言いあいながら一緒に桜を見て笑った、死んでしまった人たちのことを想わずにはいられなかった。

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吹きすさぶ風に池の水面の花びらが増え、波紋が動いている。。

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次に来る時は一葉、普賢象、福禄寿、菊桜、数珠掛桜、鬱金、御衣黄など。駿河台匂と目立たないカスミザクラも見たい。

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新宿御苑の桜、植物(4月2日)

4月2日

2日か3日には真冬の天気で雪が降るかも、という予報にもめげず新宿御苑へ。気温13℃の予報だがもっと寒く感じた。

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玉藻の池の桜の枝は水中まで垂れ下がって水の中で咲いている。よく川やお堀で、水面ぎりぎりまで下がっている桜の枝を美しいと思うが、水中にまで入って咲いているのを初めて見た。

今年生まれたらしいカモのヒナたちと桜。時々、二羽で追いかけっこをするように水面をターーッと勢いよく滑る。うちのちび猫たちと同じ仕草。

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白妙がついに満開。。咲いたばかりの花は薄紅がさしていて、その後白く変わる丸い花がなんとも気品があってきれい。

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寒さを我慢して来た甲斐があった

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白色大輪一重の太白も咲き始めた。花弁にしわ状のうねりがあるのが魅力。花弁はサクラ類で最も大きいらしい。

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ソメイヨシノよりもかなり甘い雰囲気の小汐山(コシオヤマ)。今、まさに満開。

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梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)の赤い蕾。

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中の池の緑に澱んだ水にせり出したソメイヨシノ。母が元気な頃にここで写真を撮った。

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オオシマザクラは満開。

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手が限界まで冷えてかじかんでしまったので、自動販売機へと向かったが、温かい飲み物はすべて売り切れ。茶店でコーヒーを買っている人が多かったが、胃が痛くてストレートコーヒーは飲めないので諦めた。

青空が掻き曇り、雨が落ちてくるほんの少し前の気配。

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不穏な空と桜。

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傘を持っていなかったので急いで帰った。地下鉄を降りたら地面がびしょ濡れだった。
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トイレットペーパーをガラガラ引っ張り、細くちぎってご機嫌なプッフィーちゃん。

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真ん中で気持ちよさそうに眠るのはチョッピ―(チョビ)。

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最近、ちゅびが深夜3時頃に鳴きだすので困っている。おなかがすいたらしいので食事をあげると、そのあと全員で鬼ごっこを始め、私はなんとか静かにさせようと紐でじゃらしたりして朝7時すぎまで眠れない。7時過ぎに皆も私も疲れてもう一度眠る、の繰り返し。

私が昼間出かけているあいだ、3匹ともあまり食べずに眠っているので、夜になるとやたら元気になる。

とにかくちゅびだけが無駄鳴きする。外を飛び回りたいお年頃なのか。ほかの2匹の兄妹があまりに仲が良すぎて疎外感があるのか。

もしちゅび一匹だけだったら、もっと私にうるさく鳴いていたということか。

朝に眠る時、ちゅびは私にべったり抱きついて眠る。

チョッピ―君よ。お前がちゅびと仲良くけんかしてくれないとちゅびの欲求不満がたまるのよ。もっとちゅびをかまってやってよ。

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2019年4月 6日 (土)

新宿御苑の桜、植物(3月29日)・近所の桜

3月29日

気温8℃。曇り。寒いから人が少ないだろうと新宿御苑へ。

年間パスポートを購入(2000円。その場で写真を撮られる。)

玉藻の池の裏側の森から。人気がなくて静か。

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芝生広場の近くの大島桜。

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千駄ヶ谷門近くの源平桃。

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見頃だが、まだ半分ほど蕾もある。白、紅、桃色、薄桃、斑。

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私がとても気にかけていた白妙がついに咲き始めた。

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蕾が紅のぼかし。咲くと真っ白な八重で、ぽーっとするほどきれい。緑色の若葉と大きな船形の萼片。

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私が桜を描くとしたらどういうふうに描くのか、どの種類の、どの状態の花を描くのか、そんなことを考えてずっと桜の樹を見て回っている。

自分が感じる花の魅力を陳腐でない描き方でかけるだろうか。

茶室に向かう道の途中のコブシ。

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茶室「楽羽亭」の前の枝垂れ桜。まだ蕾がいっぱい。
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寒くて凍えてしまい、温室に入ったら、外気との温度差のせいで水蒸気で一面靄っていた。

湯気でカメラレンズが使い物にならない。 シャッターを切ってもほとんど靄しか映らない。

この日は寒すぎたので早々に引き上げた。

3月31日

近所を散歩。

冬に見つけた廃屋の桜がきれいに咲いていた。この廃屋、年季がいっているようで、商店街に面しているのに、なぜ立て壊されないか不思議だ。この樹が切られたら、また私はすごく淋しさを感じるだろう。

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図書館へ行く道。いくつもお寺が連なる、墓地の裏の細い道の途中、小学校の桜。

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善福寺川の桜

今は桜が満開を過ぎて散っているが、桜の咲き始めの頃の記録を書いている。

3月28日

善福寺川を自転車で散歩。

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20年、ほぼ毎年来た「あいおい橋」のあたり。

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ここの護岸に咲くスミレは薄紫の中に濃い紫のスジがはいっていて葉は心形。おそらくアメリカスミレサイシン。

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ヤマザクラ。

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オオシマザクラ。

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荻窪の手前、護岸工事をしていて、子供公園が一つ丸ごと無くなっていた。見事な八重桜がたくさんあり、ジャングルジムに上ったりベンチに座ったりしてずっと桜の匂いをかいでいられた公園だ。

荻窪団地のほうまで川沿いに行くと生えているスミレ科のスミレ。葉も細く茎も高い。菫は横顔が美しいと思う。

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赤と白と桃色の巨大輪椿と木蓮とミモザと薔薇と水仙とワスレナグサが咲き乱れる、川沿いのお庭。昔、このお庭で兎が遊んでいるところを見た。夢みたいだった。

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ミモザは満開。

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荻窪近くの覆輪の椿。撮っていたら「素敵でしょう?大きいわよねえ。毎年すごくきれいに咲いてくれるのよ。」と通りがかった女性に声をかけられた。

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自動交通公園近くの乙女椿と桜の林。

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にゃあにゃあ!と高い声で呼ばれて振り返ると樹の上にのぼって遊んでいた猫。

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釣り堀近くのひょうたん池。中の島の樹々の細い線が美しかった。ユキヤナギも満開。

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松の木グラウンド近くの、大好きだった柳の樹が切られて無くなっていたのがショック。杏の樹も無くなっている。

かつて花輪さんがジャンプしてひとつ実をもいでくれた杏の樹。

護岸工事で滅茶苦茶に変わってしまった。

大宮八幡宮近くの、大蛇のような藤蔓のあった鬱蒼とした林が無くなっていた。かつてVXー2000で動画を撮った場所。

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最近よくこの段ボール箱がお気に入りの3匹。ちゅびの上にチョビが、そのまた上にプフがのっかってぎゅうぎゅうづめ。

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2019年4月 5日 (金)

新宿御苑の桜(咲き始め)

3月26日

国立国会図書館で調べもの。

ついでに単行本未収録の古いまんが作品を読めるだけ読んできた。

その内容は、長くなるので後日書くことにする。

衆議院会館側から国会議事堂を背景に、咲き始めた枝垂れ桜。

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3月27日

新宿御苑へ。

去年は開花が早すぎ、桜の季節が一瞬で終わってしまい、例年ならおおよそ4月16日くらいに見頃の八重桜までもが3月末には散って残念だったので、今年はソメイヨシノが咲きかけた頃から通おうと決めていた。

目的は、咲きかけの花を見ることと、まだ咲いていない白妙、琴平、太白、兼六菊桜、梅護寺数珠掛桜などの樹の位置を確かめて記憶すること。

桜は65種1100本もあるので、地図を見ながらでもなかなか目的の樹は見つけられない。

2時くらいに着き、新宿門は行列していたので大木戸門へ。大木戸門からはすんなり入場できた。

トイレも、中央の休憩所のだけ並んでいたが、端っこの森のトイレは空いていた。

手前の地面にはっている枝はまだ固い蕾の八重桜。

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このソメイヨシノの巨木は、向かって右半身だけが満開で、左半身はほとんど蕾だった。

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右半身の満開のほう。

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千駄ヶ谷門近くの桜林。みな高くてのびのびしている。

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大島桜の大きな花弁の白と若葉の緑が十月桜の靄のような紅色に映えていた。

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10月から早春まで断続的に咲き続けるというジュウガツザクラ。

花弁が細くてひよひよしたとても可憐な桜。

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枝垂れ桜は樹によって、もう散っているのとまだ蕾ばかりなのとがあった。

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山桜の蕾。ほかの桜よりも細くて尖っている。

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上の池のほとり。まだ開花は疎ら。

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中の池。

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毎年、不思議に思うが、サービスセンター近くの植え込みのハナニラだけが全部紫色。そこ以外の場所のハナニラはほとんど真っ白。

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目的の樹の位置は半分くらい把握した。

ぐるぐると4周くらい歩いた。友人と来たらお茶くらい飲むのだが、ひとりだと没入してしまい、飲まず食わずベンチに腰かけもせず、歩きっぱなし。

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4時半を過ぎても終了の音楽が放送されないので変だと思ったら、つい最近、6時閉園に変更されたらしい。以前は温室は3時閉園で、なかなか見られなかったが、今度からはゆっくり見られる。

新宿門の外のインフォメーションセンターに入ると、入り口近くにノスリ(タカによく似た鳥)の剥製があったのでびっくりした。

カポーティ―が晩年、生まれ変わるならなにになりたい?という質問に「ノスリという鳥」と答えていた、あのノスリだ!

高い樹の下に落ちていたそうだ。カラスに囲まれて餌がとれずに餓死したようだと書いてあった。かわいそうに。せっかくここに住もうとしたのに、カラスとは共存できないものなのか。

 

 

 

 

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2019年4月 1日 (月)

ジョナス・メカス展、水の塔、新井薬師

ココログのリニューアルにより数々の不明と不具合で、ブログを書くのが面倒になり、ずっとほっていた。新システムのやりかたを調べながら少しずつ書きます。

3月13日

本日は中野駅から、こうの史代『桜の国』に出て来た「水の塔」を訪ねた。

そのあとジョナス・メカス展を見に、中野区新井薬師駅近くのスタジオ35分へ。

中野駅北口。新井交差点のそば。まずは私の大好きな帽子材料と布花材料の店、ニシダさん近くの、駐車場のドアの前で撮影。

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中野駅から中野通りをひたすら北上。ビーンズという無農薬野菜の店とカイルズ・グッド・ファインズというアメリカン・パイの店を左手に通り過ぎ、新井天神北野神社の池を左手にに通り過ぎる。

思っていたより遠い(2kmくらい)。強い北風に鼻水が止まらない。

踏切を越し、哲学堂公園を右に通り過ぎ、椿咲く静かな蓮華寺の裏の細道を通って水の塔公園へ。

水の塔は「野方配水塔」というらしい。「空襲時の弾丸の傷跡が残されている配水塔です。関東大震災後、都市化による水の需要に応えるため、この地にあった給水塔に、配水塔がつくられました。この配水塔は1966(昭和41)に配水を止め、その後、災害用給水塔として使われてきました。中野区」と看板にある。

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水の塔公園の中の枯れ蔓が素敵だった。

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複雑に絡まった枯れ蔓を下から眺めながら、どこを切り取るかを考える。

自然にそこに生まれているものを見るほうが、現代美術のオブジェを見るよりはるかに自由な想像力をかきたてられて夢中になる。

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水の塔の弾丸の跡が見られるのは幼稚園の側から。

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「桜の国」というように新井薬師の周辺は桜(ソメイヨシノ)がいっぱいだが、まだ固い蕾。すべての開花の直前の寒さが身に沁みる。

古い団地の前にソメイヨシノではない早咲きの桜(マメザクラ?)が満開なのを見つけた。

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新井薬師まで途中、けっこうな坂を上り、高台から振り返ると水の塔の丸い頭だけが小さく見えた。上高田図書館の横を通る。

スタジオ35分のジョナス・メカス展は18時開場。町は宵闇に包まれつつあった。

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静かに見られてよかった。ギャラリーは元写真屋さんらしい。35分の看板を残したのはしゃれている。
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新井薬師の商店街は古い建物が残っていたのにびっくりした。高円寺でも、ここまで古いのはない。

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薬局だったらしい建物。「科」の前の文字は何だったのか。小さく「中野區歯科医〇〇〇」という札。(〇は読めない)

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やたらに懐かしい昭和の雰囲気の商店ばかり。「いげたばち お茶とのり」。
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金鳥とキンチョールの看板。「ぎふ屋」。

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新井薬師の踏切を超えて中野駅側へ。
「書籍 雑誌 すばる書店」。

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新井薬師の参道を抜ける。「日本一安い!!皆様の 泥棒 激安 泥棒市場」。。

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「文化堂金物店」。「傘と履物 叶屋履物店」。
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お煎餅屋さんがまだけっこうあった。ずいぶん昔に来たきりだが、(敷石は新しくなっていたが)店は昔とほとんど変わっていない印象。

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「天然温泉 中野寿湯温泉」。中野にも天然温泉があったとは。

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私の故郷、西新宿の十二社(じゅうにそう)天然温泉は、気づいたら2009年に営業を終えていて、すごく淋しい。

幼児の頃、よく祖母に連れられて行った黒い昆布が溶けたようなぬるぬるの十二社温泉が大好きだった。

上がってからは宴会場でサイダーを飲んで、ステージの上で浴衣で日本舞踊を踊る人たちを眺めながら、何時間もぼーっとすごしたのが夢のような思い出。

やっと中野ブロードウェイに着き、いつもの天ぷら屋さんで天ぷらと熱燗。空腹で冷え切ったからだを温める。

私の好きな天ぷら屋のご主人がお元気で揚げていらしたことに感激。たしか今年で81歳くらいだ。しばらくお顔を見ていなかったので心配だったが、きょうはすごく嬉しかった。

ノスタルジックな旅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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