新型コロナ / カオス雲の空
新型コロナの世界的な蔓延での自粛生活も、いまのところ、個人的には大きな被害を受けていない(マスクしないでしゃべっている人を見ると強い恐怖とストレスを感じるが)。
もともとあまり人とは会わず、たまに作品を発表したり、ほか(出版関係)の人の手伝いで糊口をしのぐ生活なので、今も特に生活は変わらない。私の子どもである3匹の猫たちだけはなんとしても守りたい。
(この状況でも命をかけて人と接触しなければならない職業のかたにはただ申し訳なく思う。)
ただひとつ不安なのは、自分の本(画集)を出すのが先延ばしになっていること。早く出したいという気持ちにまったくなれない。
今年の秋にはその本を持ってお世話になった(本に文章をくださった)大切な人たちを訪ねる旅をしたかったのだが、その私の最大の夢の実現の機会を失ってしまった。
すごく心配で苦しいのは、敬愛している大切な人、私より年配のかたが、もしも感染してたいへんなことになったらどうしよう、ということのみ。
そうした人の死を想像すると目の前が真っ暗になり、心臓がばくばくし、胃がでんぐり返って痛み、酷い船酔いのようにめまいと吐き気が押し寄せておかしくなる。
怖くて、怖くてたまらない!たすけて!と泣きわめきたいほど。どうかどうかご無事で・・・。私には何もできない。
敬愛する人には周りに助けてくれる人たちがいて、厚く守られているに違いない(私が遠くにいて神経衰弱になるのは無駄)、と思うことだけが暗い不安の底に落ちていくことをなんとか引き留めてくれている。
4月25日(土)
自転車で走る。壊されている松の木住宅の団地を見に行く。ここの景色も、あまり早くに変わらないでほしいけれど。
どこからも新芽の爆発するシュワ!シュワ!という音が聞こえるよう。
川沿いの公園の隅にはハルジオン、タンポポ、カラスノエンドウが満開。皆、地面に落ちた「関山」(八重桜の中で一番遅く咲く)の桃色の花たちの中に埋もれている。
4月23日(木)
善福寺川まで自転車で走る。
羽繕いをするカモの光る深い緑色に見とれる。
東の空に迫って来たカオス雲。カオス雲の重たいチャコールの帯の下に、それに気づかないように軽快で明るい雲のミルフィーユ。
その落差に惹きこまれ、見つめているとポツ、ポツと大粒の雫。
身体を浸していく雨を全身で感じながら自転車で帰宅。
4月22日(水)
午後4時に仕事関係の大型郵便物を一番近い郵便局に出しに行ったら、新型コロナのための時間短縮で午後3時に閉まっていた。
即、自転車で本局に行くと、郵便局の建物の外に20人ほど行列ができていた。じっと列に並んでいると震えがくるほどの冷たい強風。
郵便局員さんがふたりで場をしきっているが、列は固着したように進まない。15分ほど並んでいたところで疲れて帰宅。家にあった切手を貼り(速達は諦めて)近所のポストに投函。
いつもならそんなに待たないですむのに、郵便業務を時間短縮したせいで、かえって行列(密)ができているように思えた。
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