イタリアからの友情の奇跡、次の本(画集)と絵について
8月27日(木)
今朝、イタリアのチナミさんから朗報が届いた。現実感が無くて信じられないと同時に、私はこうなることを信じてずっと待っていた。
チナミさんが私のためにしてくださった大胆な冒険の結果、美しく聡明な女神が、私たちふたりに微笑んでくださった!
詳しくはここに書けないが、これで来年、コロナが落ち着いて私が元気でさえあれば、晴れ晴れしい気持ちでイタリアに最高の旅ができるということ。
観光のことではなくて、もちろん私の命である絵に関することだ。そしてこの数年、寝ても覚めてもうなされるほど、いつも考えている次の本に関すること。
昨晩深夜2時半頃、(悲観的な私には珍しく)なぜか急にふっと気が楽になって「だいじょうぶ」な気がした。なんの理由も、きっかけもないのに突然。
丸山ワクチンが効いて精神的に上向いているのかな、と思ったりもしたが、今朝の私にとって最高のニュースのための前ぶれだったのかと思う。
とにかくこのまま自分の信じるとおりに、どんな妨害や嫌がらせがあっても淡々と、熟慮しつつ思い切りよくがんばろう。
ドイツのブレーメンのYさんからもありがたいことに、来年、お宅にご招待を受けている。
ブレーメンは昔、敬愛するホルスト・ヤンセンの生まれ故郷オルテンブルクにハンブルクから向かった夜に、乗り換えをした駅。
藍色の宵闇の中にブレーメンの音楽隊のかわいいネオンが光っていて、それだけでとても心躍った鮮明な記憶がある。そのお伽の国のようなブレーメンに今、ご招待していただけるなんて、不思議なご縁を感じる。
もし来年、イタリアに行くのにあわせてブレーメンに行くことができたら、もう一度オルテンブルクのヤンセン美術館とヤンセンのお墓(思い出すだけで涙。。)と子供の頃のヤンセンがおばちゃまと住んでいた家にも行ってみたい。
Yさんのお家からは、種村季弘先生が『ヴォルプスヴェーデふたたび』に書かれていた芸術村ヴォルプスヴェーデや、もっと小さな芸術村フィッシャーフーデが近いという。グーグルマップで画像を見ても本当に素晴らしいところ。オットー・モーターゾーンたちが惹かれた沼地、湿地の風景がまだ残っているのが泣けてしまう。
自分の命がそろそろやばいのかな、と思った時に、遠い海の向こうから私をよんでくださるかたたちがいる。
このめぐり逢いとご厚意に深謝。
自分を追い込みすぎないように、気を楽に持ってがんばろう。
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