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2021年6月24日 (木)

装丁、アザミウマ、イネ科の草のスケッチ

6月22日(火)

きょうも紙を見に神保町の竹尾見本帖店へ(3回目)。カヴァーと響きあう表紙の紙の選択に迷い悩んでいた。

うちにあった筑摩書房の本のカヴァーでとても気になる風合いの紙があり、その本を持って行って竹尾のベテラン男性スタッフさんに尋ねたら、奥に行って調べてくださった。

それは竹尾にはない製紙会社の、特殊な繊維を練りこんだ紙だった。

帰宅して検索すると、これこそ私の求めていた紙、と興奮。

ところが私がこれだと思った色は、なんと今年の1月に廃番になっていた!

だめもとで夜中に担当編集Ⅰさんにメール。メーカーにはもうないが問屋に在庫がないか、問い合わせていただくようにお願いした。

6月23日(水)

編集Iさんから返答メール。希望の紙を問屋さんで押さえてくださるという!がぜん元気が出る。

ああ、きのう竹尾に本を持って行って本当によかった。竹尾のスタッフさん、編集のIさんありがとう。

・・・

ジャムのガラス瓶に挿した梔子(クチナシ)の湿った匂いが部屋に満ちている。

艶やかな濃い緑のツイストが割れて、真っ白なプロペラが回転しだしても、端の緑の筋が色あせることはない。

クチナシの花びらの上をうようよ走り回る2mmほどの虫は、アザミウマという。小さいくせに花や新芽の液をしっかり吸っていて、この虫が多いと梔子は早くに黄色くなって枯れてしまう。

アザミウマのからだは細くて、「読点」に姿が似ている。

日本語の横書きの文章に「、」(読点)を使うか、「,」(カンマ)を使うかは出版物によるようだ。

私は慣れのせいか、感覚的には「読点」のほうがしっくりくる。私の画集は「読点」のほうにしていただいた。

・・・

済美公園のあたり、川岸まで下りていける階段のある草原。

春紫苑はすっかり終わり、姫女苑が満開。少し茶色く焦げたシロツメクサも。

夢中でイネ科の植物ばかり摘む。

カゼクサ(ミチシバ)、イヌビエ、メヒシバ、ニワホコリ、スズメノカタビラ、

カラスムギ、ネズミムギ、カモジグサ、セイバイモロコシ、コバンソウ・・

毎年、夏が迫ってくるとイネ科の草たちが愛しい。
Sdsc09054
イネ科の植物 デッサン(スケッチ)

小さな女の子が叢の中でなにか(植物か虫か・・)をさがして歩いている。

「お父さん、きょうはないよ!」

Sdsc09025-2

 

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