« 旧友再会、枝垂れ桜、ちゅびがお風呂に落ちる | トップページ | 不思議な井荻會館「西荻骨董好きまつり」/ 猫の水飲み場  »

2022年4月 7日 (木)

「太白」と「十二月桜」の違い / 戦争のストレス

4月7日(木)

きのう、新宿御苑に行った。訳65種、1100本を超える桜があるが、今の私の一番のお目当ては「白妙(しろたえ)」と「太白(たいはく)」。

池のほとりにある「太白」(「白色の大輪一重」。「花弁はしわ状のうねりをもった円形で、サクラ類でもっとも大きいことが特徴」)は、名札が「十二月桜」と書かれたものに変更されていた。
Sdsc05290

「新宿御苑にある「太白」の中に大正時代に福岡県から「十二月桜」として導入されたと記されているものがある。この記録が確かなものであるか、今後の検証が必要である。」と『新宿御苑の桜』というガイドブック(勝木俊雄 著)に書いてあるが、いきなりの変更だ。

なぜ4月(盛春)に咲くのに「十二月桜」なのか、園内のサービスセンターに質問しに行くと、「DNA鑑定により、「太白」とは違ったDNAだから」という答えだった。新しい説明のあるガイドブックを購入したいと言ったら、ガイドブックの修正はしないという(ええっ?!)。

なんとなく納得できなかったのでもう一度、今日、電話で新宿御苑の担当者に質問してみると「DNA鑑定をして、環境省から名称変更するようにお達しがあったから。新宿御苑はただ環境省に従っただけ。」と言われた。

なぜ「十二月桜」というのか、命名した学者の名前も「わからない」、「太白」と「駒繋(こまつなぎ)」と「十二月桜」の見た目での区別も、「見に行ったわけではないが、違いはわからない。」と。(環境省の新宿御苑担当の人は花の見た目の違いを見ていない?)

その人(私)もネットで検索したが、新宿御苑のほかに「十二月桜」という名前は出て来ないと。

「「十二月桜」は「旗弁」(外側の大きな目立つ花弁)がある、雌蕊が雄蕊よりも高い、かすかに薄紅色と文献に書いてある」とも言われたが、私が見た感じでは、「十二月桜」は真っ白で薄紅色は見えない。

太白にそっくりの桜に、もうひとつ「駒繋」がある。
Sdsc05283

「十二月桜」について聞きたくて環境省自然環境局に電話してみた。交換の人に「新宿御苑の番号をお伝えしましょうか?」と言われ、「新宿御苑の担当の人にはもう聞きました。環境省に従ったと言われました」と言って、やっと担当者につないでもらうと、出た人にもやはり「新宿御苑に聞いていただけたら。こちらではわかりません。」と言われた。

「白妙」(純白色の八重。緑色の若葉と大きな舟型の萼篇をもつ」)は、見どころだった低い枝がばっさり切られてなくなっていてすごく残念だ。高い枝しかないので、花をアップで見ることができない。

Sdsc05278

ほとんど「白妙」と見分けがつかない「雨宿(あまやどり)」。ほんの少し「白妙」よりも柄が長い(花が下向きに垂れた感じ)らしい。

Sdsc05364-2

もう八重桜「一葉(いちよう)」が咲き始めていた。この一葉は新宿御苑には40本以上ある。
Sdsc05380

・・・

ロシアのウクライナへの侵略が始まってから、私がずっと体調がすぐれないのは、日に日にロシア軍が行ったあまりにも酷い虐殺が明らかになってきたせいもあるが、

もっとストレスなのは、その残虐さを感じない人たち、ジェノサイドを認めない人たちがいるということだ。

この情報化時代に(情報化時代だから?)、自分の信じたいようにしかものごとを信じないで、それを疑わない人たちがいることがショックなのだ。

自分がすべてを見えているように語ってしまわないこと。彫刻家の若林奮先生もずっと、そのことをテーマにして「振動尺」をつくっていた。

 

|

« 旧友再会、枝垂れ桜、ちゅびがお風呂に落ちる | トップページ | 不思議な井荻會館「西荻骨董好きまつり」/ 猫の水飲み場  »

植物」カテゴリの記事

悩み 苦しんでいること」カテゴリの記事