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2023年2月 8日 (水)

気分の落ち込み / 「白い指の戯れ」


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プフとチョッピー

2月4日(土)

星状神経ブロック注射の失敗のあと、その当日だけでなく、3,4日胃痛とむかむかが続きあまり食べられなかった。

TANITAの体重計に乗ってみたら、卓球2か所に行き始めてから体重48kg、筋肉量36.6kg(TANITAの体重計では除脂肪の重さ)に増えて喜んでいたのに、体重46kg、筋肉量34.6kgに戻っていてショック。

コロナの病み上がりの時と同じく、口が苦い。

Sクリニックの医師の対応について、15年以上かかりつけだったのに信頼を裏切られて、なんともいえない嫌な気分で、切り替えるのが難しかった。

「(注射は)難しいから、嫌ならやらなくていい。」とも言われた(自分の失敗を棚に上げて)。

「難しいという説明のプリントを渡してるでしょ。」と言われたが、おそらく最近配り始めたのだろう。私は15年くらい前に最初に口で説明されただけ。「血行をよくし、リラックスさせる。すごくいいものだからやってみますか?」とK先生に言われたのをはっきり覚えている。

和美さんとメールで話していて「ひどい対応ですね。患者の心配より自分の立場を守ろうというのがみえみえですね。」と言われて、そのとおりだと思い、やっと少しすっきりした。

自分の中に15年以上もかかりつけだから相手に失望したくないというバイアスが働いていて、自分の感情を抑制して我慢しようとしていたが、やはり患者の身体のことを考えておらず、酷いと思う(近所では絶大な人気ですごく混んでいるが)。

2月5日(日)

すぐ近所のレンタルビデオ屋がつぶれてしまい、ずっとお世話になっていたGYAO!も3月いっぱいで終了と知って淋しい。

GYAO!でなにか慰めになる映画を見ようと思い、レヴューなど読んで調べたが、結局、

『白い指の戯れ』(1972年 村川透の監督デビュー作 脚本:神代辰巳、村川徹、日活ロマンポルノとして初めてキネマ旬報ベストテン入りを果たした作品)を選んだ。

「十九才のゆきは新宿の街で二郎を知った。」と 説明に書いてあったので。私は60年代から70年代前半の新宿の風景が大好きなのだ。

見始めると冒頭の喫茶店は新宿ではなく渋谷(今のウエマツ画材店の側)だった。

ビール150円、カルピス150円、ジンフィズ250円、ジンライム250円。

何もわかっていない、何もわかろうともしない19歳の女の子がスリの仲間にのめりこんでいく。

トスピイタ、エスンポポ、コウギンビシミツ、ラーコシプペ、ルーホスンダ、ステスホ、ノアピイワカ、コンチパ・・・

荒木一郎(の映画を見るのは初めて)は、なるほど無口で、無表情で、人を食ったようなアメリカンニューシネマっぽさ。

この映画は暴力シーンが無く、淡々としているのがいい。濡れ場も全然色気を感じない。

「白い指の戯れ」は肌の上を滑る指であり、掏りのことなのだな。

最後のシーンはまさに私のふるさと、新宿西口から京王バスに乗ってバスの中でゆきが初めての掏り、私の生家に一番近いバス停「熊野神社(結婚式場)前」で主人公二人が降り、ゆきは交番へ。

当時の十二社の交番や、交差点前の松葉米店を見ることができて感涙。。

私がなぜ60年代から70年代半ばくらいの新宿が大好きなのかと考えてみると、当時の新宿の反体制的な空気、ゴミゴミした混沌と変化とアンダーグラウンドな雰囲気に痺れるんだと思う。それはもう失われてしまった。

ほかにも「のらねこロック」シリーズや、寺山修司の映画に映る60年代後半から70年代前半の新宿を見ると、胸がわーっと沸き立ってたまらなくなる。

2月6日(月)

まだ胃がむかむかして、通常のように食べられないが、無理にでも卵を食べ、卓球に出かけた。途中で具合悪くなったら休ませてもらおうと思ったが、結局、熱が入った。

体育館の方はフットワークをほめてもらえた。要するに力を抜いて球がオーバーしないようにすること。

もうひとつの方は8人2台で休みなくダブルス。

7時50分からほぐしマッサージに行き、星状神経ブロック注射の失敗から2kgやせて筋力も落ちてしまった話をしたら、

「すごくかわいそう~。でもなんでそんな状態で4時間も卓球できるの?つじつまが合わない~。」と言われ

「だってそんなことで休みたくないんですもん。」と苦笑。

 

 

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