野イバラの棘 / 傷つけられる言葉
3月15日(金)
沢渡朔さんに午後1時半に電話して打ち合わせの約束をしていたのに、急にうちの電話が不通になる。
(電話代を少しでも安くしようとプロバイダなどが複雑になってしまい)ルータを3つもつないであるので、どこが抜けたのか調べるのもたいへん。
とりあえずフヂヤ薬局さんで電話を貸していただいて、沢渡さんとお話しできた。
その後、ゆっくりコードを確認して電話とPC復活。
3時過ぎにT・Hが電話をくれた。
彼女は私の病気の不安や対人で負う傷をすごくわかってくれる人。
それでだいぶ落ち着くことができた。
3月14日(木)
もうすぐ沢渡朔さんと撮影する予定の現場に、棘でいっぱいのイバラの蔓を切りに行った。
通り道が野イバラで塞がれていてとても危険だったからだ。
前回来た時は野イバラはまだあまり芽吹いておらず、枯れ枝に棘がいっぱいで、ジーパンの上からもたくさんの棘が喰い込んで脚が血だらけになった。
今は枯れ枝から緑の棘と新芽でいっぱいの蔓がしゅる~と伸びている。
前に来た時は気づかなかったが、大きいものは3メートル以上のしなった蔓がびっしり出て、高い樹に絡まっている。
もうひとつ怖いのはサイカチの棘。枯れた枝が突っ立っていて、茶色くて目立たないがぎょっとするほど大きく固く鋭い棘だ。
5時に高円寺に戻らなければならなかったので急いで作業。
3月13日(水)
レットヴィモ(セルベルカチニブ)を服用しているかたのブログを読んでいた。
夜、眠れないほどの口内乾燥、口内炎、発熱、頭痛、
酷いむくみ、そして肝臓の値の急上昇(倦怠感)や皮疹(アレルギー)が出たら休薬しなければならず、
休薬したらすぐにまた腫瘍が増大。
個人差はあると思うが、怖いことに変わりない。
これから耐えていかなければならないことが重くて、不安で神経が張りつめてしまった。
肝臓の値が大きく上がったら安静と言われるらしい(卓球なんてとんでもない)。
経済的なことも不安。
なによりも効かなくなったら終わり、もう使えなくなることが怖い。
友人に短いメールを送ったら、「薬がおいしいといいね」という返事が来て、ものすごくイライラしてしまった。
命に関わる病気でない人が命の不安ではりつめている相手に、まるで高みの見物発言。
彼女は「笑わそうとした」と言う。
まったく笑えないし、笑わそうとしてほしくなんかない。
ただ「たいへんだね」と言ってくれればそれでいいのに。
気持ちが暗く張りつめている時に投げかけられた不用意なひとことで体調が滅茶苦茶になった。
マッサージの人に「つい2日前に、柔らかくしたのに、どうしてまた首や肩や頭ががちがちになってるのかと思ったら、ストレスですね」と言われた。
友人に悪気はないのはわかっている。私は悪気が無い人がすごく怖い。
感覚的なものが通じない相手がすごく怖いのだ。
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