買い出し、トラック、ずいぶん前から福山家を改築するつもりだった?
「花輪和一×福山知佐子 二匹展」のお知らせ
会期:2024年10月30日(水)~11月4日(月)
時間:12:00~19:00(最終日は17:00まで)
場所:GALLERY工+with 東京都杉並区梅里1-8-8 梅里1-8-8ビル101
昨年秋に私が個展でお世話になったギャラリー工さん(丸の内線新高円寺駅すぐ)でやります。
ギャラリーにお越しになれない方のために、ネットオークションも開催する予定です。
オークションについては、このブログでお知らせしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
私のHPです。https://chisako-fukuyama.jimdofree.com/japanese-style-paintings-1-%E8%86%A0%E7%B5%B5/
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9月26日(金)晴れ
朝8時に電話があり、中野坂上で車を借りて練馬のホームセンターに注文していたカフェ板を取りに行き、足りないペンキを買い、板橋のセンターに洗濯機の粗大ゴミを出しに行きますか、という話だったが、結局中野坂上に車を取り寄せるのに時間がかかるということで、中野のホームセンターにペンキとベニヤだけ買いに行くことになった。
私は新高円寺からバスで、M・Mさんは自転車で来た。
細かい買い物リスト見ながら商品を選ぶM・Mさん。前回もそうだが、数十品目もの必要なものをリストアップしている。
前回買った光触媒の水性塗料がなかったので、竹炭の水性塗料を選んだ。
今日の買い物は41352円+3304円(天井に貼る紙を買い忘れたので後から買った)。
最近は雨が多いが、今日だけは素晴らしく輝く青空で雲がたくさん。
夏草に彩られた中野操車場(私の好きな風景)がすぐ隣に見える。
トラックはきょうも旅館一直の角からバックで入った。坂の下側からだと絶対に電柱にぶつかってしまい不可能だと言うことがわかり、坂の上側からぎりぎりで入る。
私が玄関の大きなドアをクラッキング塗装するため、M・Mさんが蝶番をはずして玄関の外に水平に置いてくれた。とても重い。
M・Mさんがホームセンターにトラックを返しに行っている間、私はひたすらドアの汚れを水とスポンジで洗った。
次に今日買って来た黒茶っぽい塗料を片面全体に下塗り。
端っこの一部に、今日買った強力壁紙用のりを塗ってミント色の水性竹炭塗料を塗ったら、クラッキング(いつも2分くらいでできてくる)ができなかった。ショック。
きょうはもうやめるしかない。次回はいつも使用している100均の液体のりを買って来なくては。
あとでクラッキングが起きなかったら、研磨する器械でペンキを落としておいてくれるとM・Mさんが言ってくれたので、申し訳ないがお願いして帰ることにした。
初めて使うという溝を掘る器械を使って、廊下の古い扉の下のレールが走る部分を作るM・Mさん。
9月27日(土)雨
天井の黒い木を生かして、内側に石膏を塗ったベニヤをはめて釘で止める。
下に垂木を置いた上に、カフェ板を床に並べてみたところ。ぴっちり敷き詰めるだけで釘で止めないらしい。
ちなみに高円寺の工務店で聞いたら床板だけで40万円と言われた。この杉カフェ板は32枚で36500円。赤松垂木は36本で13600円だった。
下駄箱の上の壁を切って穴を開け、そこに私のクラッキング塗装した窓をはめ込み、垂木で囲み、外側に開くようにしたM・Mさん。
この場所に窓を開けると言われた時は驚いたが、隣家との狭い隙間の空気の流れを良くして、木が腐らないようにするためと。
「思ったより早くできました」これから窓のまわりの壁を作るそうだ。
床にきれいな赤い滴りが見え、「え、血?」と、ふと見ると彼の右腕がたくさんのひっかき傷で血だらけになっていた。
(いろんな現場で働いた経験はあるが、)窓を作ったのは初めてという。ジャッキで家を上げたのも初めてという。
「どこかで習ったわけじゃないのにどうしてできるの?」と尋ねると
「彫刻科(予備校の?)の先生が水平垂直にものすごく厳しかったから。まずは水平垂直を見ろと言われた」と、今一つよくわからない答え。
ものの構造を見れば、どうやって作ったらいいかわかって、実際にできてしまうということ?
そしてこの日、
「福山さんにとって西新宿の街並みとか、生家とかすごく重要じゃないですか。だから修復しようと決めていた」という驚きの発言を聞く。
以前に私のブログを読んだ時点で、もう修復しようと決めていたということ?
M・Mさんと初めて会ったのは昨年の私の個展の最終日、11月3日で、昨年末には私の生家を見たいと言われていた。
「東京にいるうちにやりたいと思っていた。言うタイミングを待って、住みたくもないシェアハウスに3か月も住んだ」と言われて本当にびっくりした。
ブログをやっていると、時々信じられないような出会いに恵まれることがある。
今日は雨だったので玄関のドアのクラッキング塗装はできなかった。
外していたドアを一旦付けよう、ということになり、M・Mさんが蝶番をネジで止めるために右足の甲に重たいドアをのせ、痛みに悲鳴を上げた。
私も膝をついて下から両手でドアを支えたが、ものすごい重さ。蝶番が微妙にずれたのか、なぜかドアが閉まらなくなった。
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