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2024年11月13日 (水)

西新宿の生家の改築・のこぎりで爪切断の怪我

11月6日(水)

天井に和紙を貼る仕事がまだ残っていて、この仕事に関してだけは私が手伝ったほうがぴっちり貼れるので少しがんばった。

それをやり終えた後、私は障子2枚に和紙を貼り、その後、トイレの壁にペンキを塗っていた。

奥の部屋で村野君は壁に明けた窓のための枠のようなものを作っていて、木材をのこぎりで切っていた。

ちらっと見た時、「左手の親指が切れそう」と言うと「切らないっすよ」と。

そう言われてから数分後に「あーっ!!」と大きい声が聞こえ「やっちゃった!深い!」

駆け付けると真新しい床板の上にぼたぼたと大きな血の滴が落ち続けていて、すごく痛そうで怖くて、自分がその時どんな言葉を発したのか覚えていない。

爪を切断して下の肉まで切ったという。

彼はすぐに2階に上がって見つけてあった福山家の救急箱から包帯を出して親指にぐるぐる巻きにし、その上から透明な養生テープを巻いていたが、指先はどんどん赤く滲んだ。

親指の付け根に輪ゴムを巻いていた。

そのあと、「もうだいじょうぶ」と言って彼はどんどん仕事を続けた。

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私がうまく塗れなかったトイレの壁をものすごいスピードで仕上げてくれたり。「仕事でゆっくりやってたらどやされる」と。

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ずいぶん仕事をして疲れて西新宿十二社通りにできた食堂に行った。

私はまだ展示の過緊張が抜けず胸筋が固く詰まったままで、ほとんど何も咽喉を通らず、味噌汁だけは飲めた。

「ご飯粒が喉を通らない」と言うと「豆のディップがいいんですよ」

「豆のディップってなに?」「ひよこ豆が買ってあるから」

彼はサンマを「頭が一番うまい」と言って、真ん中の骨だけ残してきれいに食べていた。

十二社の交差点で別れて、帰宅してから、血がどくどく出ていた親指の傷のことが生々しく思い出された。

検索すると壊死するから絶対に輪ゴムで止血するのはだめ、黴菌が入ると化膿するから病院に行くのは必須と書いてあり、不安でたまらなくなった。

福山家の救急箱に入っていた古い包帯なんて不潔っぽいし。

彼は保険証を持っていないので医者を嫌がるが、それでもすぐに外科に連れて行くべきだったのに。

Tが、新しい滅菌ガーゼと包帯と傷薬(ステロイド軟膏)を届けてくれると言った。

夜中の1時すぎにメールが来ていた。

「久々にホッとしました。そのあと、寝てしまいました。」と書いてあった。

 

 

 

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