ハクビシン
11月22日(土)
デッサン教室で5時前にハイデに行ったら、西側の坂の方から細くて茶色い猫のようなものが走ってくるのが見え、
ちょうど同じ坂の方からI君も歩いてきたので「今、猫が・・」と言って
お向かいの家の庭に滑り込んだ茶色い生き物を覗き込んだら猫ではなかった。
頭が小さく顔が細く尖っていて、鼻筋が白く、顔と足先としっぽが黒い。イタチ?テン?と思う間もなく、その生き物は素早く壁を駆け上がって屋根の上へ。
そして電線の上をすごい速さで再び西の方へ移動。すばやすぎて写真にも撮れない。
ハクビシン。
日本にいる唯一のジャコウネコ科の動物。上野動物園や多摩動物園には展示されているらしい。
雑食でバナナが大好きとか。
昔、毛皮のために台湾から輸入していたのが逃げて繁殖したとか。(毛皮を欲しがる心性が怖い)
昔は落雷とともに落ちて来た雷獣と言われていたとか。
夜行性だというが、私が出会ったのは日没後とはいえまだ薄暗い時間で、姿ははっきり見えた。
あの電線の上を駆ける速さと細さなら、都会の生ゴミを食べながら長距離移動も楽々、空き家の小さな穴から入り込んで生きていけるだろうな、と思う。
猫など及びもつかない身体能力に、サキの小説のスレドニ・ヴァシュタール(スレドニ・ヴァシュタールはイタチなのでハクビシンとは科が違うが)を思い起こした。
とりあえず2階の窓をこまめに閉めよう。過去にはいろんな隙間から屋根裏などに出入りしていたのかもしれない。
・・
ちなみに、サキのスレドニ・ヴァシュタールといえば『妄想鬼 (サキ短編傑作集)』 (奇想天外コミックス)を思い出す。
松本零士、真崎守、辰巳ヨシヒロ、上村一夫、川本コオ、いけうち誠一、石原はるひこが競作したまんが。
松本零士と真崎守と上村一夫はさすがにうまかったと思う。
私は古本で持っているが、1970年の少年マガジンに掲載されたらしい。
けっこうトラウマになりそうな暗さなのだが、あの当時なら通った企画なのかな、と思う。
・・・
今日はI君に手を描いてもらいました。
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