旅行・地域

2024年3月 4日 (月)

ストレスと散歩

3月2日(土)10℃

画材店へ。

強い北風のホームで電車を待つだけで凍えてしまい、今、熱を出したらまずいと思い、駅に着いてからすぐに使い捨てカイロを買った。

新宿で昼食をとってからマッサージ店へ。

治療中、私のすぐ隣のベッドに入って来た女性がいきなり大声で話し始め、

「最初に首が酷く痛くなったのは20代の出産後で~私は首が長いんですって!ロングストレートネックなんですって!それから○○のマッサージに行ったんですよ。そしたらマッサージでなおるみたいで~、でもその先生が病気になっちゃったんですよ~、それから○○に行って~。その○○は~だったんですけど~そこが××で~!それから耳鳴りで耳鼻科にに行ったんですけど~酷いことを言われたんですよ!!耳鳴りを中和する音の出る補聴器をつけろって。そんなの老人がつけるようなやつで~!ねえ酷いと思いません?酷いですよね!!」

カーテン一枚隔てただけで、すぐ私の耳の横からうるさい声ががんがん響いてきて、ストレスで頭痛と吐き気がしてきた。話が長くて止まらない。しつこく同意を求める。

私にはこういうおしゃべりの騒音が一番ストレス。

5、6分我慢してから耐えられなくて両耳を塞いだら、担当の人に「頭が痛いんですか?」と聞かれ、

「そうじゃなくて、声が辛い・・」と言ったら

「そうですよね」と奥のベッドに変更してくれた。

私は自己顕示の強すぎるおしゃべりの人が本当に苦手。

個展の時に声が大きくて私となんの関係もないおしゃべりをする人が来ると、ストレスで倒れそうになる。

3月3日(日)14℃

撮影した画像にゴミが映るので、センサークリーニングをしてもらいに中野のカメラ屋へ。

前回、センサークリーニングをしてもらってから半年も経っていないし、レンズ交換もしていないのになぜセンサーにゴミが付くのか質問したら、

ズームする時に鏡筒の中のゴミが落ちているのではないかと言われた。

クリーニングが出来上がるまでブロードウエイで天ぷらを食べ、古くてレアな漫画の本を探し、

カメラを引き取ってから散歩。

趣のあった古い団地(水仙の群れがあった)が潰されたあとに建った巨大ビルの中を通り(テナントは空きが多かった)、

木造の小さなバブテスト教会の横の緩やかな階段坂が無事なのを確認し、

不思議なスペイン風の家の前を通り、SLのある公園の脇を上り、

明治時代の洋館(旧中村家)を囲む煤けた大谷石の塀をつたい、くねった坂を下る。

紅葉山の向かいの旧中野第9中学校は瓦礫になりつつあった。

私の好きな散歩道はどんどん破壊されていく。

帰りは少し寒かったが桃園川緑道を通って高円寺まで歩いた。

沈丁花が満開。

田中稲荷という小さな神社で、チョッピ―によく似たかわいいおキツネ様と出会った。
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桃園川緑道沿いの古いアパート。
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アパートの横にいた猫たち。片方の子は桜耳だった。
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昔はかわいい野良猫を見つけたら喜んだりしたけれど、野良猫は1、2年しか生きられないと知ってからは

外に暮らしている猫を見つけるだけで保護しなければ死んでしまう、という心配でストレスになる。

すぐ向かいに保護猫活動をしている家があったのでほっとした。

 

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2023年11月11日 (土)

沢渡朔さんのためのロケハン / 額

11月8日(水)

沢渡朔さんが追加で私を撮りたいと言ってくださったので、蔓草の絡まる場所を探してロケハンに行った。

昔、私がドイツ人のシュテファンをモデルに写真を撮った場所。

まだ存在しているか心配だったが、少しずつ変容しつつ確かにそこにあった。

 土手の上から沼の上に翡翠(カワセミ)の青緑色が煌くのが見えた。翡翠は沼の縁と沼の中ほどの東独の上を行ったり来たりしていた。

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朱や黄に色づいてきたウルシやヌルデと、鋭い針坊主になりかけのアメリカセンダングサを避けながら藪の中を歩く。

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道なき道を行き、私の好きな枯れ蔓が絡まる場所を発見する。

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出版社のMさんと打ち合わせしてから来年3月くらいに撮ると言われているけれど、私はその頃元気でいられるのだろうか?

11月5日(日)

ご購入いただいた絵を保護するための額縁を見に行く。

私が最も気に入っている一番シンプルで安い額は、受注生産で、出来上がるまでに2,3か月かかると言われた。

 

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2023年11月 9日 (木)

花輪和一さんと高円寺を散歩

11月4日(土)

花輪さんが昼過ぎに新高円寺に来てくれて、高円寺北のほうまで散歩した。

まず、私がものすごく喜んだことがあった。

昨日、東京で再会した時から、花輪和一は煙草をやめて(やめることができて)いたのだ。

ギャラリー工の玄関脇のヒイラギにセミの抜け殻を4つ発見して、私は花輪さんが見たら喜ぶと思って知らせるのを楽しみにしていた。

花輪さんに見せると「まだあるんだ~」と喜んで、すぐに近所のコンビニにプラスチック瓶の牛乳を買いに行き、その容器を洗って抜け殻を丁寧に採取していた。

その時、いつもならここで喫煙タイムになる、と思ったのに花輪さんは煙草を吸わなかった。

私が送った禁煙ガムを小さくちぎって何度にも分けて噛んでいた。

「偉い!あんなに禁煙できなかったのに、ついにできたんだね~すごい!これで新幹線にも安心して乗れるね」

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「絶対に顔のせちゃだめ~」と言われたので顔を隠しました。(画像の無断転載をお断りします)

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高円寺茶房で花輪さんはコーヒーがおいしいとおかわりしていた。

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階段の錆が美しい古いアパートの前で。

高円寺をぶらぶらあてもなく歩きながら、昨日の私の個展の感想をいただいた。

「長い時間、黙ってじっといつまでも絵を見ている人たちがいたでしょ。それがすごいことだと思った。」と言われた。

「それと、ここが○○にも見える、とか言ってた人がいたでしょ。私もそういう深みのある絵を描きたいと思った。偶然のしみとか、はねとか」

「え・・と・・ずっと前から私言ってたよね。何もかもを細かく描き込みすぎないで、抜くところを作って含みを持たせたほうがいいって。そのほうがいいでしょ。もう眼も疲れるし」

「そうでした」

立ち寿司横丁で(座って)スパークリングワインで乾杯。

おなかいっぱいお寿司を食べてで二人で3500円くらいだった。「札幌の狸小路だと安いところでもひとり4000円くらいでしょ?どう?東京の安いお寿司の味は」と尋ねると

「すごく安いね。それにおいしい」

「私一人で食べると750円くらいでおなかいっぱいなんだよね」

「へたするとコンビニ弁当よりも安くお寿司が食べられちゃうんだね」

明日の朝、上野から函館行の新幹線で帰るという。「ちゃんと起きられるか心配~」と言ったら「各部屋に目覚まし時計がついてるからだいじょうぶですよ」と。

花輪さんはサウナが好きなのだが、脱水にならないのかな、とかいろいろ心配してしまう。

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2023年9月14日 (木)

足利市立美術館 福山知佐子展「異貌の花々」

9月12日(火)

足利市立美術館の個展の初日。

朝、9時前に家を出、新宿から湘南新宿ラインで出発。11過ぎに足利市駅に着く。
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学芸員の篠原さんに展示状況の動画を撮っていただいた。

1時ごろ、詩人の飯島章さんとご友人が来られて、タイミングよくお会いすることができた。

その後、篠原さんが若林奮先生のコレクターであるうなぎ屋さんに連れてってくれた。

うなぎ鳥井支店さん。大正時代の建物だという。

壁に若林先生のドローイングが飾ってある。
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店の中には、ほかにもいくつか現代美術が本当にさりげなく置いてある。

うな重は肝吸い付きで3000円。とろけるように柔らかくて小骨もない極上のうなぎ。

熱心なコレクターのご主人と奥様。

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そのあと昔の花街だった雪輪町の細い路地を歩く。
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この前来た時に取り忘れた廃屋の劇場の正面。存在感のあるおしゃれな建物。
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劇場の建物の1階左側にかつての飲み屋らしき店の入り口があり、犬の頭を持つ女性のようなオブジェがついている。
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3時過ぎに篠原さんは六本木のギャラリーに行くということで、一緒に電車に乗った。

篠原さんはチューハイ、私は端麗グリーンで発車と同時に乾杯。

篠原さんによる窓の外の景色の解説を聞きながら写真を撮る。

トチセンの捺染工場の煉瓦の建物とか、アニメらき☆すたの舞台になった古墳時代から続いている神社とか、・・。

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2023年8月 4日 (金)

銀座、暴風雨、西新宿

8月1日(火)ゲリラ雷雨

家を出る前に雷、1時に銀座に着き、地下道から鳩居堂の前に出ようとした時に暴風雨となる。

なんとかメルサまで歩き、フォルム画廊の宮忠子追悼展へ。

2週間ほど前にがんセンターの帰りに寄った銀座の画廊に置いてあった個展案内ハガキの、モノクロの樹木の絵が気になっていて、本物を見たかった。

はがきの絵やネットでの画像を見るとコンテと鉛筆で描いたかに見え、実物を見ると麻紙に墨で、細い面相筆で描いてある。

細かいタッチでなぎ倒される草、風が通るのを描いた絵が素敵。

娘さんと少しお話した。昔の批評家や美術館の学芸員さんの名前が出て、知っていますと言うと、なかなか知っている人が少ないから、と驚いておられた。

リアナで食事をしてから奥野ビルに寄った。この頃には晴れていた。

奥野ビルの玄関の郵便受けの巷房のところに個展案内はがきが貼ってあり、一目で北海道の川だとわかったので見たいと思った。

白石ちえこさんの写真展。35ミリフィルムで撮って大きく引き伸ばして現像しているのだという。

岸に並んだ植物のシルエットがきれいに出ている写真が好きだった。船の上から撮ったと言う。

外に出た時は5時過ぎで、もうほとんどの雲が陽に溶けてしまっていたが、速いスピードで動く空を見たくて都庁の展望台に寄ることにした。

西新宿で降りて歩く。久しぶりのふるさと。

街路のケヤキには大勢のミンミンゼミが鳴いていた。

なんと都庁展望台は休みだった。第一火曜は休みだと知らなかった。ついてない。また来よう。

 

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2023年7月19日 (水)

ボリジ、ノラニンジン、刑務所の中の日記

7月11日(火)雨

ここは札幌よりは高い位置にあるのでだいぶ涼しい。

夜、トイレに行くと窓の外の空気はしんしんと冷えていて寒いくらい。体感14℃くらい。

家の前に植えてある青紫の優美な花。田中未知さんがオランダから種を送って来たという。
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調べてみたらボリジ(瑠璃萵苣、ルリヂシャ)という植物らしい。

私もこの花を初めて行った時のベルリンの原っぱで見て忘れられなかった。聖母マリアの青い衣を描くときに使われ、マドンナブルーと言われるそうだ。

北海道の天気は目まぐるしく変わる。雷が鳴ってざあっと降って、晴れて曇って、また降って。

夕方、ひとりで家の周りを散歩した。どの家も植物を植えている。

ラベンダー、薔薇、ウマゴヤシ、マツムシソウ、タイマツバナ(ベルガモット・モナルダ)が満開。

そして道端に勝手に生えている美しいノラニンジン。初めてこのレースフラワーを道端で見た時、さすが北海道、とすごく感動した。Sdsc04585

ひとり、集落の端っこの階段を降りると、去年ふたりで歩いた最初に花輪さんが発見したイケマの道に出る。今はその道が破壊されていて、広大な農地にブルドーザーが入っているので泣きそうになる。

野生のフキの茎を折って齧ると、苦い懐かしい味に胸がつーんとする。

・・

「これ刑務所の中で書いてた日記。」と、私がねだったわけでもなく花輪さんが大学ノートを持ってきて見せてくれた。

あの名作『刑務所の中』が描かれる前のリアルなデッサン、スケッチと日々の記録。見た夢の記述も多い。

あまりに明確にデッサンした建物の中の絵は、刑務官によってきれいに切り取られて無くなっている。

しかしリアルに細かくデッサンしたことで建物内部の構造すべてが記憶に鮮明に残っていたから、あの漫画を描けたのだなあ、と感動。

『刑務所の中』のまんがに描かれたコマより数段繊細かつ劇的に、赤と青と黒のボールペンの線で描かれた風呂場の窓からの陽の光。光の中になにかがいる。(画像の無断転載は固くお断りします)

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ほかにも毎日、部屋から見える白樺の樹の成長と変容を描いたデッサン、読んだ雑誌の中にあった顔写真や絵(なぜかベルト・モリゾの絵)のスケッチ、見開きの記事ひとつそのまま写したもの(立花隆が書いているオウム関連の記事)・・・。

「なんでこんなに根気があるの?すごすぎる。こんなに根気がある人はいない。」と言うと

「だってやることがないんだもん。しかたないんだよ。」と。

ほかの皆がだらだら寝ている時に、ひとり絵を描かずにはいられなかった、すべてを克明に記録せずにはいられなかった、根っからの掛け値なしの表現者。

それは誰に見せることも意識していない純粋なノートで、天才過ぎて涙が出てくる。

しかし白樺の樹の変容を定点から描いたものを見ても、一般の人は何の感動もないのだろうな、結局、絵を描く人間どうしでしか感動しないのだろうな、と思ってしまう自分もいる。

7月12日(水)曇り

朝7時に起きて、深紅のラズベリージャムをこんもりつけたパンと紅茶。

8時45分発のバスで花輪さんに駅まで一緒に乗ってもらう。

駅で花輪さんに「いろいろお世話になりました。パソコンまで直してもらって。」と言われ、

「ええ?たいへんお世話になったのはこっちでしょう?いろいろすみませんでした。」

「福山さんは精神が強すぎるんだよね~。」

「ええ?どこが?」

「ものすごく精神が強すぎて、それにからだがついていけなくて、すごくやせちゃってて。俺なんてついていくのがやっとだよ。」

11:40発羽田行きの飛行機に、10:30にチェックインしたら、1席だけ残っていた窓際の席がとれた。

千歳の原生林と支笏湖が光るのを空の上から見るのをすごく楽しみにしていたのに・・・今日は厚い曇に覆われていて残念。

新千歳を飛び立ってから窓の外は真っ白。まあ、雨で雷雲の中に入ってしまったりしたら2、3時間も遅れることもあるらしいので、順調に飛行できて幸運と思わないといけない。

30分くらいしてからカーッと晴れて山脈が見え来て、東京に着く頃は36℃。

品川で電車を乗り換える時、温度差に順応できずに吐き気がした。

 

 

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2023年7月18日 (火)

花輪和一と江別、石狩川へ

7月10日(月)蒸し暑い日。

昨年の秋にあんなに感激したイケマでいっぱいの野原が今は失われてしまい、悲しすぎるので、どこか人のいない原っぱに行きたい、と言うと、

花輪さんが「ずっと前に江別の石狩川の岸辺に行った時、原っぱがあったような気がする。」と言うので、行ってみることにした。

江別駅で降りると、本当に何もないところ。店が無く、廃屋ばかり。川への道を駅前交番で尋ねて歩き出すが迷ってしまう。

煙突のある廃屋。ドアを塞いでいる桑の木の実を食べる花輪和一。

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道端に私の好きなビロードモウズイカ。寂しい風景。
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歩けど歩けど川が見えない。30分以上歩き、ジーパンまで汗でぐしょぐしょ。ほとんど人と会わず、途中、やっと出会った人に道を聞く。

そのあと王子製紙の巨大な工場から出てきた人に聞いて、ようやく石狩大橋。
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石狩大橋の周辺はカワヤナギが繁っていて、入って行ける野原はほとんどなかった。樹が刈り取られたほんの少しの場所をたどって岸に降りる。

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花輪さんは木切れを拾って川に投げていた。

「なんで何度もやるの?」と聞くと

「川の流れを調べてる。」

「どっちからどっちに流れてるの?」

「左から右。」

「逆だよ。左のほうが海だもん。」

青紫のクサフジが満開。
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ふと、一生出会えるとは思っていなかったクジャクチョウがひらひらと寄ってきたことに気づき、大興奮。

目の前の礫にとまって羽を閉じたり開いたり。警戒心の強い蝶と聞いていたのに、夢じゃないかと思う。
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クジャクチョウはまとわりつくように何度もひらひら舞ってはまた近くにとまり、花輪さんのリュックにとまった。

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時折、強く差す陽が眩しい。

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帰りも閑散としたアスファルトの道を行くと、またクジャクチョウに出会った。なぜ二度も出会えたのだろう。

「さっきのじゃないの?」と花輪さん。

「まさか。もうずいぶん離れてるもに。」

またも迷いながら30分以上歩き、やっとこさ駅に帰り着く。途中、一軒だけポツンとあったコンビニで飲み物を買い、干上がった喉をうるおす。

江別駅近く「コーポ高島 高島商店江別交換市場」と書いてある不思議な建物。かつてはリサイクル業だったところ?Sdsc04710

駅に入ったらかわいい車が停留していた。この赤と白のはレールを運ぶ車。

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この黄色いのはドクターイエローと言って、レールの診断をする車だと花輪さんが教えてくれた。
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2023年7月16日 (日)

花輪和一と小樽天狗山リス園

7月8日(土)

今回の旅で、私がずっと楽しみにしていた小樽天狗山山頂のリス園へ。

本当は平日に行きたかったのだけど、天気が不安定で月曜は雨になるかもしれなかったので急遽出発することにした。

札幌を出発し、思ったより早く、25分くらいで真っ青な海が見えた。車窓のすぐ近くを飛んで行く石ばかりの狭い浜。錆びたトタン屋根に眼を奪われる。

昼に小樽着。天狗山ロープウエイ乗り場までバスで20分くらい。

頂上に着き、ついに来ました!夢にまで見たエゾシマリス園。リスたちはとてもすばやく走り回る。白い綿状のものはポプラの花(穂綿)。

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この表情はうちのちゅびお(キジトラの♂猫)に似ている気がする。
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フードは入り口のところにあるカプセルガチャでヒマワリの種300円を購入。

柵の中にはリスたちの巣穴(土に堀った穴)があるので立ち入り禁止。家族連れとカップルが多い。

「リスが怖がるので追いかけたりしないでください」と書いてあるのに、 大声で叫びながらリスを追いかける子供たちにげんなりする。

暑いので日傘を差してしゃがんで静かに見ていたら、私の日傘の影に入って来た子。

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膝に置いた上着に乗ってきて、布の影に入って休んでいた。かわいすぎてたまらない~。
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夢中でシマリスを撮り続け、汗をかき、喉はカラカラ。自動販売機で冷たい飲み物を飲んだ。マーガレットが咲く斜面。
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2匹並んでいるのは、たぶん親子。
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左の小さい子は、まだ眼が開いていないようで、ずっと眼を閉じて動かずモグモグ食べて、そのあと巣穴に入って行った。
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こちらの子はブタナの長く伸びた茎を引っ張ったり、噛んだりして遊んでいた。
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茎をおまたにはさんでみたり・・
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お手手で莟を引っ張ったり・・リスは若い草の芽も食べる。
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水飲み場で飲んでいる子をしゃがんでじっと見ていたら、また私のほうに近づいて来た。
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静かにしていたら手首に乗って来て、このあと肩まで乗って来た。まわりの子供たちに騒がれたくないので、日傘で隠してじっとしていた。

(注意 感染症注意のため、手から直接に餌をあげてはいけないこと、木のスプーンでやることになっています。)
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1時に山頂に着いて日暮れまで4時間以上、私は水分補給とトイレのほか休憩なしてずっとシマリスを撮っていた。

私には夢のような体験だったのだけど、またもいつもの理由で花輪さんと喧嘩してしまった。

最初の20分くらいで花輪さんが私に黙っていなくなり、すぐに気づいてリス園の外に出ると、思ったお通り、端っこで煙草を吸っていたのだ。

「なんで黙っていなくなるの?」

「邪魔しちゃ悪いと思ったから。リスに興味ないし。」

「嘘!煙草の禁断症状でおかしくなってるだけじゃない。ここ禁煙だよ。まわりに誰一人吸ってる人いないし。」

「どこにも禁煙て書いてないから。」と言われて頭に来て、売店の人にはっきり聞いてくる、と言って走って行ったらやはりドアのところに「敷地内禁煙」と書いてあった。

花輪さんにはレストランハウスで好きなものを食べて待っていてもらった。

5時過ぎにロープウエイで下山しバスを待つ時も、花輪さんは即、木陰の方に行ってタバコを吸う。

「さっき吸ってたのにもう我慢できないの?」と聞くと「だってさっきは半分しか吸えなかったんだよ~。」と。

3月に私が右肺の中葉切除の手術を受ける報告をして、もう死ぬかもしれないから煙草をやめてほしい、と言ったときは「わかりました。やめます。」と言ったのに。

帰りは私の大好きな「石狩挽歌」に出てくる「朝里の浜」に降りてみたいと思ったのだけど、そうすると帰宅が相当遅くなってしまうので、車窓から流れる景色を撮るだけで諦めた。

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岩の上に鵜がいる寂しい海の景色。

この日、札幌からの地下鉄には浴衣の若い女の子が多く、真駒内公園で花火大会だと話しているのが聞こえた。

スーパーで買い物をしてバス停でバスを待つ時もまだ、8時半くらいまで花火が上がっていた。

 

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2023年7月15日 (土)

花輪和一と北大植物園、札幌貨物ターミナル

7月7日(金)

午後から北大植物園へ。

花輪さんと初めて会った30年くらい前に一緒に行ったはずだが、あまり覚えていない。

花輪さんが大通りをどんどん進む。大通公園の西の端の薔薇はまだ満開。暑くて息切れ。

日陰を求め、アンティークで落ち着く札幌市資料館の庭でおにぎりを食べる。
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北海道立近代美術館の横まで行き、私が「絶対に方向が違う。来過ぎだよ。植物園は札幌駅のすぐ近くだった。」と言って引き返す。

広大な植物園の塀をぐるっと回って正面入り口へ。

ここでは重要文化財の建物をまとめて見ることができる。

中にある熊など動物の剥製を見たくなかったので外観だけ見た。

この日に見た植物で一番感動したのはプンゲンストウヒ(ホプシー)。コニファーの中でひと際美しい。Sdsc03966
凍った青灰色が清冽な冷気を吐いているよう。

温室の中で私は暑さでへばっていたが、花輪さんは熱心にシダ類などを見ていた。さすが。

・・

そのあと、私がぜひ行ってみたかった札幌貨物センター駅へ。

「平和」という駅で降りて、線路の上の長い歩道橋を渡る。歩道橋の上から窓ガラス(開けることはできない)越しに撮った景色。

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新千歳からの電車の窓越し、いつもこのたくさんの線路とコンテナのある風景に強烈に惹かれていた。
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右手に写っている赤い車が気になる。

花輪さんは以前、東京の出版社への原稿がぎりぎりになった時、この平和駅にある運送会社から航空便で原稿を送っていたそうだ。

向こう岸へ渡ってから運送会社まで相当歩く。柵の中を突っ切れば数分だが立ち入り禁止となっている。

人のいないがらんとした倉庫街を行く花輪和一。

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ここまで来れば線路が見える。東京ではもう枯れたヒメジョオン(姫女苑)が乱れ咲いている。
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2023年7月13日 (木)

北海道の花輪和一宅へ(7月5日~6日)PC設定

7月5日(水)

夕方の飛行機で新千歳へ。

新千歳から札幌へ向かう車窓からの風景。この風景を見ると遠くに来た思いで胸がいっぱいになる。

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札幌貨物センターのたくさんの貨物。
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西口を出て正面にあるアイヌの長老像で待ち合わせ。

「ああ!元気そうですね!」と花輪さん。

「左側の髪がすごく無くなったの。髪が少ないでしょ?」と聞くと

「うん。少ない。」と正直な反応。

家に着いてからは花輪さんが買っておいてくれた塩水につけてある雲丹とホッキ貝で乾杯。

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今描いている絵を見せてもらった。猫たちの話らしい。

PCを使おうとしたら画面が開けない。マイクロソフトのアカウントとパスワードを入れてください、というようなのが出て、入れた後に電話番号に認証番号を送るという。

花輪さんはケイタイを持っていず、家の電話を入れてもまったく認証番号など送られて来ない。

明日の朝、一番に、駅の近くのパソコン修理ができるところに電話することにする。

7月6日(木)

9時にパソコン修理屋さんに電話。夕方6時半に、子供連れでいいなら来られるというのでお願いする。

山の少し下にあるセイコーマートに近道で行くのには、裏山の白樺林を抜け、急な坂をロープを握って降りなければならない。雨が降って土が濡れたら、私には荷物を持って上り下りできる自信がないような道。

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セイコーマートそばの廃屋の横の原っぱ。

シロツメクサ、ヒメジョオン、ブタナなどの晩春の雑草と混じって誰かが植えたムスクマロウが満開。ムスクマロウは冷涼な地でないと咲かないらしい。

ハナビシソウ、ユリやデルフィニウムまで咲いている。ネギも植えてある。

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近所の家の庭の薔薇がどこも満開。東京より2か月遅れている。

ものすごいショックだったことは、昨年の10月20日に二人で夢中になって遊んでいた山ほどのイケマの原っぱが、ただの平地になり、家が建っていたことだ。

その向かいのツキミソウとイケマの原っぱも宅地に。

私が花輪さん宅に着くなり教えてくれた花輪さんが最初に近所でイケマを発見した場所も、植物は抜かれ、花輪さんが櫟(イチイ)の赤い実を食べた広大な農地もブルドーザーが入っていて全部宅地になっていた。

・・

6時半にパソコン修理の人が来てくれた。

私はどうやって解決するのか一部始終を見て質問し、メモしている。

一緒に来た4歳の女の子が部屋と台所と洗面所を駆け回る。もちろん花輪さんにはあやすことはできない。

niftyの最初の契約の時にもらったIDなどを駆使して、電話番号への認証番号なしでもなんとかパソコンを開くことができた。

PINなどは私が紙に書いてパソコンの端っこに貼った。

花輪さんはメールもしないし、ただyoutubeや地図を見るくらいなのだけど。

とにかくわからないウインドウは消すこと、クリックしないこと、とお願いする。

夕食は花輪さんが買っておいてくれたタラバガニ、アスパラ、トマト、ビール。

 

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