旅行・地域

2020年3月19日 (木)

植物の記録、梅、椿、デッサン

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今年は記録的な暖冬で、植物たちの開花時期が例年と違う。

2月5日

近所の11月末から2月まで狂い咲きで満開だったコスモス(東京でコスモスの見頃は9月後半から10月)。沖縄では1月から2月に満開だそうなので、やはり暖冬すぎたせいなのでしょう。

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2月13日 18℃

新宿御苑へ。

暖冬で休眠打破がなかったせいで、早咲きの梅の開花は遅れたらしい。

いくつかの梅を立ったまま鉛筆スケッチ。

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池のほとりのカンザクラは重苦しいほどに満開。カンザクラは例年より早い印象。

新宿御苑の桜パンフレットによると「寒桜」とカンザクラは違うそうだ。「寒桜」は厳密な栽培品種でカンヒザクラとヤマザクラの種間雑種。カンザクラは厳密な栽培品種でなく、カンヒザクラとヤマザクラ、あるいはオオシマザクラの種間雑種はすべてカンザクラとしてまとめられる。

カンザクラの中に、「大寒桜(おおかんざくら)」、「河津桜」のような栽培品種がある。

「河津桜」も6分咲きほどで見頃。

12月から咲いている水仙ペーパーホワイトは、まだ満開。

2月14日 16℃ 曇り

神代植物公園へ。

門近くの「大輪緑萼」が見頃。大きな白の八重。梅は萼が赤茶色の花と緑色の花とでは大きく印象が異なる。私は萼が緑色のほうが好きかも。

梅園への橋を渡ると、くらっくらするほど素晴らしい香り。この時点で涙が出そうになる。

梅園に入ると神代植物公園所蔵の「韻勝園梅図」の絵の載った看板にとても興味を惹かれた。

全体の6割ほどの樹が見頃。「紅鶴」「雲の曙」「森の関」「蓮久」「見驚」「白難波」「紅千鳥」「緋の司」「輪違い」「白加賀」「道知辺」「未開紅」「鹿児島紅」「薄色縮緬」「白滝枝垂」など。

まだ咲きかけの樹・・・「古郷の錦」「米良」「寒紅」「月影」「玉垣枝垂」「酈懸(てっけん)」など。

「酈懸(てっけん)」は花弁が退化して、しべ咲きとなった珍しい品種。。「茶筅(ちゃせん)梅」ともいわれる。 今年は暖かいせいで白い(ほかの梅よりも小さな)花弁が付いている花が多い。

ほとんど蕾の樹・・・「白牡丹」「玉牡丹」「日月」「月宮殿」など。「白牡丹」は、ぜひ満開の時に見たいと思う。

曇りで3時近くなると人もいなくなり、薄い銀色の光の中で花たちは冷たい色に変わった。

桜の優美とは違う、つんとすましているようで苦悩しているような枝。庭園を整えるために切ったのではなく、樹の生命のためにだけ切った枝ぶりが、奇怪なまでに奔放に捻じ曲がって伸びている。

息が詰まるほど惜しげなくなまめかしい香り。園全体がこの世のものとも思えぬ妖しさに、しばし放心して佇む。

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梅の樹の枝ぶり。デッサン(素描、スケッチ)

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 椿園はまだほとんど蕾。咲きかけの樹が少し。「無類絞」「白腰蓑」「初雁」がちらほら。

椿 白腰蓑(しろこしみの)水彩(鉛筆デッサン、スケッチ)
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コロナの心配さえなければ閉園ぎりぎりまですべてを刻み付けるように見ているのに、バスと電車が混むのを恐れて深大寺門を3時15分に出る。

細い坂道を下ったところの池にアオサギが来ていた。

2月15日

毎年気にして見続けている近所のS歯科医院の椿「(おそらく)四海波」(5色、獅子咲き)が咲き始めている。

椿 四海波(しかいなみ)水彩(鉛筆デッサン、スケッチ)
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2月17日

自転車で梅里公園へ。

「烈公梅(れっこうばい)」(紅色一重)、「見驚」、「呉服(くれは)枝垂」(淡紅色八重)、「輪違い」が見頃。

梅 輪違い 水彩スケッチ(鉛筆デッサン)
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メジロが来ていた。

毎年、3月20日頃に満開のミモザがすでに満開。

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近所の大輪白八重椿(白八重椿は似ているものが多くあり、名前は特定困難)が満開。

2月20日

近所のT医院の白い八重の枝垂れ梅(おそらく「緑萼枝垂」)が満開。去年、この樹は3月3日に満開だった。中生の梅は2週間近く早い。

 

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2020年2月13日 (木)

西荻から善福寺公園周辺

2月8日 (土)晴れ13℃

出かけようとするとバッグがなにやら重い。
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西荻から善福寺公園方面へ。

ピンク色の2階が面白い古い建物。
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西荻北のいつも気になる建物。
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面白いかたちのサボテンを置いている花屋カフェ。西荻は洗練されたおしゃれなお店が多い(私は廃屋のような建物ばかり撮っているけど)。
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東京女子大に沿ったシュールなカーブの道。
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見事な雑木林。公園の一部かと塀のまわりを歩いて入り口をさがしたら、民家の広い敷地だったので驚く。

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土の上に並ぶこの四角いセメントの敷石を見つけると、かつての懐かしい西新宿の風景にとぶ。

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善福寺公園の池の中の太陽。水鳥が震える金の光の筋を引いて滑っていた。
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梅は日当たりのよいところは満開。ほかは二分咲き。

公園のまわりには古くて立派な木の家がいくつもあった。高円寺と同じ杉並区とは思えない、昔の武蔵野にタイムスリップしたような風景。

鳩小屋のある古い家。
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この細い道も料亭だらけだった昔の十二社(西新宿)の裏路地のよう。5歳の頃の私はじっとしゃがんで、ひび割れたセメントの隙間から生える小さな花(サギゴケ、ツメクサ)や虫たちを眺めるのが好きだった。
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西荻まで歩いて戻る途中で不思議な古書店を見つけた。なんと閉架式。

「中野書店古本倶楽部」。お店のかたに伺うと、あの神田にあった中野書店さんが西荻に移転されたのだそうだ。きれいなカタログをいただいた。
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魅力的なアンティーク雑貨屋Loupeさんで買い物。

店内に西荻再開発反対の署名用紙があったので署名し、お店のかたと話した。再開発問題について詳しく書かれている「ニシオギ空想新聞」を購入。

高円寺、阿佐ヶ谷、西荻あたり、最高に面白いと思う街がつまらなくなるのは嫌だ。高円寺はすぐではなさそうだが、西荻の道路拡張計画はけっこうなスピードで進んでいる模様。変わるなら、ゆっくり、少しずつがいい。

行きに見たピンク色の建物。
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2020年1月24日 (金)

西荻、アンティーク巡り

1月19日(日)

西荻を散歩。

私の好きな細い路地。

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気になる(ボタンとレースの?)お店は今日もお休みだった。
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気になる「ギャラリーMADO」。ここで展示するのもいいかな。
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古くて素敵な建物。
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この「ファンレコード」は20年くらい前からあった。
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この「レ・ジュウノア」さんも昔、西荻に住んでいた頃からあった。
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前列左から3番目の小皿を2枚購入。
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現在の「西荻窪 古本とアンティークマップ」に載っているのは49店舗。

昔はマップに載っている店はもっと多くて、75軒くらいあったと思う。よく行ったフジイヤ、ベビヰドヲル、MOON FAZE、ティアドロップ倶楽部、ノベルティグッズ、などなどがもう無い。

ここも和家具のお店だったような・・。
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ここも・・?
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「WE INSIST!」のレコードが飾ってあるおしゃれな帽子屋さん。
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地蔵坂下の方から駅に戻るのに、一本ずれた道を通るとそこは吉祥寺東町で、絵本に出て来そうな古い洋風の家がいくつも並んでいる。

南口に戻り、この左の(メガネ玉宝堂の看板を残した)「アンティーク時」さんで、古いきれいな色の糸をいくつか買った。Sdsc05668

「アンティーク時」さんの右隣りのはんこ屋さんも素敵な建物。
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私好みの剥落した水色のペンキの木のガラス扉と窓。
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貼り紙によると、「まちかどの名建築」という杉並の歴史的建造物を一冊にまとめた本に載っているらしい。

こちらも「雪印❄牛乳」の文字を残してあるアンティーク屋さん。

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写真に撮らなかったが古書店もいくつか見た。

歩き疲れ、手が冷えたので古民家カフェで白ワインとおばんざいセットで休んだ。
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前に西荻に来た時は、ちゃびを失った喪失感に苦しんでいた時だった。

喪失感が消えたわけではないけれど、今回はその時よりも街が優しく感じられた。のんびり歩けば、素晴らしい建物もまだたくさん残っている。

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2020年1月21日 (火)

世田谷ボロ市

1月16日

世田谷ボロ市へ。

新宿から下高井戸に出る。下高井戸も好きな町だが、そこからの東急世田谷線が素敵すぎた。

京王線から、もう発車を待っている電車に焦って飛び乗ろうとして、駅員さんに「あの、切符売り場は?」と尋ねると、「切符はないです。そこの箱に料金を入れてください。」と。

ちっちゃな路面電車は混んでいた。カーブする線路。揺れる世田谷線の窓から見る風景は鄙びていて、まるで幼い日の記憶をたどるようだった。

「世田谷ボロ市にお越しのお客様は四つ目の上町でお降りください~」というアナウンス。

上町で下車。急ぎ足でボロ市のメインストリートへ。

ごちゃごちゃした骨董やジャンクを見るのが楽しい。

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どうしてもシュタイフの動物(小さな愛嬌のあるぬいぐるみ)に目が行ってしまう。

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ベルリンに行った時、Tiergarten(動物園)駅から500mに及ぶ6月17日通りの蚤の市(Trödelmarkt)で、夢中でシュタイフばかりを見ていた。フクロウやモモンガを買った。その前にロンドンの市で猫とウサギやリスを買っている。

20年くらい前、ロンドンのアンティーク市に熱狂した時期があった。コヴェントガーデン、エンジェル、チョークファーム、バーモンジー、ポートベローと通った。

ひとりでブライトンの巨大アンティークフェア(競馬場に5000軒も出店)に旅して、朝5時半から終了まで飲まず食わずで周り、宿に戻って気付いたら39℃の熱でダウンしたこともあった。食べたり休んだりするのを忘れてしまっていた。

そんなことを思い出しながら歩いた。

この世田谷ボロ市は440年前から続く無形文化財だそうだ。

代官屋敷。
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茅葺の屋根は去年に葺き替えたばかりだそう。

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代官屋敷のすぐ横に出店していた刑務作業品の「網走刑務所」「函館刑務所」などのロゴが入っている前掛けがかっこよくて(厚い幌布で、八百屋さんが使っているようなデザイン)すごく惹かれたが、冷静になると私には使う機会がないかな、と思い・・。
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この「ハイウルソ」の看板も。ボロ市の通り沿いには雰囲気のある古い看板が多く残されていて、まるで東京ではないようだった。
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飲まず食わずで3時間歩き回り、手がかじかんで痺れてきたので酒屋さんで熱々の甘酒を買う。店内で飲ませてくれていた。古いポスターが貼ってある素敵なお店。

ホッとしたけれど、ものすごく甘い。

ふと横で熱燗の日本酒を買っているおじさんを見て「うわ、あっちにすればよかった!」と思う。いや、ひとりですきっ腹に200mlも飲んで具合悪くなったら困る、と思いとどまる。

最後のほうで見つけたこの店は衝撃だった。私と同じに「サビ」好きな人(?)が「サビ」専門の店を出していた!

「赤サビコレクション」は1500円、1000円とけっこうなお値段。
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でも私が好きなのは焼け色にヴァリエがあったり、剥落した青磁色のペンキと響き合っているような、絵になる錆びだ。この店のサビは色味がやや単調だ。

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「はきよい、強い、カッコいい、力王たび」の看板は4000円。この看板も西新宿の作業服店に貼ってあるのを見て、私が中学生くらいから魅力を感じてきたものだ。

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「山本ピアノ ミシン」の白金色のロゴもきれい。
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古い和食器の皿や小鉢を買おうといろいろ見てまわったが、迷って結局買わず、次に来る時の楽しみにとっておいた。

上町駅の近くの「スナックふれんど」の看板。ライラック色もめくれ上がり方も美しかった。

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帰りに乗った世田谷線が「幸福の招き猫電車」だった。つり革にも猫の手がついている、非常によくできたかわいいデザイン。

うっかり撮影し忘れてしまったが、またぜひ陽気のいい日に乗りに来たい。

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2020年1月17日 (金)

真冬の多摩川、枯れ野

<https://chisako-fukuyama.jimdofree.com/japanese-style-paintings-1-膠絵/p> 

だいぶ遅くなってしまったが2019年大晦日の記録。

12月31日

川沿いの立ち枯れた植物を見たくて多摩川へ。

川が分かれてできた水溜まり。

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水は透き通っていて緑の水草が青い空をさらに濃い色にし、細い枝を映していた。

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大きな台風で川が氾濫した時に流れて来た枯草たちが樹の根元に引っかかったまま。

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建物もない、人も見えない、吹きっ晒しの川べりの草の中。風の音と鳥の声。私の大好きな風景。

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だいぶ穂綿は飛んでしまった光るススキが揺れていた。

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西武線の駅から京王線の駅へと3時間半ほど川沿いを歩いた。

枯草の中には小さなイヌフグリの空色の点々、斜面の陽だまりにはハルノノゲシの花が元気に咲いていた。

乾いた木陰には思いっきり派手なネックレスのような、こんがらがったヤマノイモの蔓。

夢中で撮っていたらメモリーカードの空きが無くなってしまった。

きょうは暖かくなるという予報に騙されたように、午後から強い北風になり、吹き飛ばされそうになる体を踏ん張りながら土手を歩いた。

耳がキーンと凍えてガチガチ、鼻水ダラダラ、温かい食べ物が恋しくてたまらず、よくやく駅に着いてすぐ蕎麦屋を探した。

まだ夕方だが年越し蕎麦になった。

 

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2019年11月26日 (火)

江戸菊の咲き方の変化 / 旧友Mと会う 

11月15日

江戸菊の咲き方の変化、「追抱(おいがかえ)」、「褄折抱(つまおれがかえ)」、「丸抱」、「乱れ抱」、「自然抱」、露心抱(ろしんがかえ)」、「管抱(くだがかえ)」という7通りの名前についての説明をぜひとも読みたくて、新宿御苑インフォメーションセンターの「菊花壇解説展」へ。

江戸菊の変化の種類についての説明ボードはなかった。

事務の職員さんに尋ねたが、HPはずいぶん昔の資料から書き写したもので、詳細はわからないとのこと。

ひとつの株から500以上の花を咲かせる大作り花壇の制作過程、設計図と職人さんたちが1年以上かけてやっている繊細な作業のVTRは面白かった。茎の丈をどうやってきれいに合わせていくのかがVTRを見ても今ひとつわからなかったので、そこに興味を持った。

菊花壇の近くの池のほとりに、なぜか人を怖がらない鷺が日向ぼっこしていた。

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11月20日(水)

高校からの友人Mと高円寺で会う。

彼女は朝5時に起きて仕事前にプールやテニスに行ったり、とにかく活動的。最近はフランス語検定のために勉強していたという。

以前に連れて行って彼女が気に入ったBという店でランチ。

Mは普段は普通に肉食しているが、私と会う時は私に合わせてくれて肉類を食べない。

私が昨年イタリアに行った頃、彼女もジェノヴァに1週間行ったそうだが、いろいろとトラブルに巻き込まれて疲れたそうだ。イタリア在住の友人チナミさんに、初対面にも関わらずあまりにも大事にされたこと、あり得ない幸せだとMも驚いていた。

アミアタ山の猫のことでさんざん苦しんだ話をする。Мのほうでも、彼女のお母さんが貸しているアパートの部屋で、老夫婦が猫の多頭崩壊を起こしていて目を覆うような惨状だったという話を聞く。

それにまた、Мが自宅近くで弱っている野良猫を動物病院に連れて行って、外猫として飼っていたが死んでしまった話。ご主人と一緒に、猫を庭に埋めたそうだ。

それから、最近ずっと私が迷っている終の棲家について尋ねてみた。

Mは結婚してまもなく家を買ったのだが、「畑仕事ができて、テニスができれば、もっと田舎に引っ越してもいい」と言ったので驚いてしまった。

私は都会が好きだ。同じ西新宿で育ったMも都会が好きなのかと思っていた。彼女は大学を卒業してすぐ外資系の銀行に勤めて以来、ずっと銀座、汐留あたりで働いでいるので、もう都会には飽きたのかもしれない。

私もオフィス街や高級ブランドの店は好きではないけれど、小さくて個性的な店がびっしりくっついて狭い路地が入り組んでいるような裏通りはすごく好きだ。雑多な人たちが行き交う感じ。

奇妙な古着を着てサンダルを引っかけて、気ままに歩き回れる感じ。ガラクタの中から宝物を探すのが好きなのだ。

昔は紀伊国屋書店の下の商店の連なりも闇市の空気を残す魅力的な場所だった。十二社の商店街も楽しかった。

昔の新宿はもうどこにもないので、今は高円寺が気に入っている。

そしてなによりも重要なのは都会の干渉されない感じ。

絡まり合って繁茂した植物も私にはなくてはならないものだが、私がずっと求め続けている植物群は里山ではなく、東京郊外の多摩川などの川岸にあるのだと最近気がついている。私は結局、武蔵野が一番好きだ。

Mは私からデッサンを習いたいと言った。

「だってね、絵に描いてみなければ、私なんてなんにも見てないと思うの。」とMは言った。

受験用の絵をやるわけじゃないので、ビール飲みながら楽しいデッサン会をやろう、と約束した。

 

 

 

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2019年11月18日 (月)

白州の友人宅へ

11月12日

白州に住む友人の家へ。新宿南口のバスタから高速バスに乗り、小淵沢で下車。

10日ほど前に喘息発作で入院になってしまった旧友と、やっと会えた。イタリアのチナミさんから送っていただいた早摘みオリーブオイルと、ドライポルチーニやドライトマトをお土産に渡す。

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透明な空気。光に黄色やオレンジの葉が透ける白州の山道。

友人の家に続く細道から見渡した景色。

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友人宅のすぐ裏。樹を刈り取られた後には真っ赤なウルシがびっしり生えていた。私は皮膚がかぶれやすいので、触れないように気を付けながら撮影。

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車で近隣を周った時に見つけた廃屋。

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蔵の屋根の下のカーブや、鉄の取っ手が付いた竹製の扉に興味を惹かれた。

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友人宅は夜が早い。特にご主人のYさんは毎日夜8時には寝ているそうだ。そして朝5時前に起きて、家の周りの掃除をしたり、薪の材料を集めたりしているのだという。

11月13日

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ゆっくりとした朝食のあいだに、友人夫妻が話してくれたことに目を丸くしていた。

友人夫妻は、最初は神田神保町で版下制作の仕事をしていた。もう30年も前から空気と水のきれいなところに住みたくて、ここの土地だけを買ったが、その時は家を建てるお金がなかったので、必死で仕事を続けたのだという。

現在の離れがある場所にプレハブの小屋だけを建てて、そこに500万円もした大きな印刷機を置いて仕事をしていたそうだ。「その印刷機、今、どうなったの?」と私が聞くと、「鉄ゴミ。プレハブ小屋は家を建ててくれた友人にあげた。」と。

最初の頃は切り貼りの手作業をする版下制作で、文字は写植屋さんに発注していた。一文字失敗したら全部ずらして貼り直しの、眼も疲れるたいへんな手作業だった。

途中から電算写植になった。ワープロの進化した機械(パソコンの直前)が出た時も購入し、マッキントッシュの最初のパソコンが発売された時は「これからはこれだ!」と思って即購入。当時は相当の値段だったそうだ。

「写植」という言葉はよく聞いていたが、実際はどういうふうに作っていたのかは知らなかった。活字が書いてある無数のプレートから、一文字ずつ見つけて写真を撮っていくのだという。

 

友人が車で小淵沢近くの信濃境駅付近の「高森草庵」に連れて行ってくれた。

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ドミニコ会の神父、押田成人さんが1964年に、この八ヶ岳の麓の村に居を据えたらしい。

紅葉の中に木の十字架が美しい。

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小さな小屋のような茅葺の日本家屋が建っている。

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外の茜色や樺色の光が刺し込む、簡素な礼拝堂。

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高森草庵のHPを見ると

「この土地は誰の土地でもありません。神様の土地なのです。すべての人々の土地なのです。結核患者や、身体障害者達が、白分自身を投げ出すようにして献げられたものと、貧しい人々の献げものによって賄われ、いとなまれ始めた土地です。一つ一つが不思議な歩みでした。今も私の手の中にはお金がありません。然しそれでもこの土地のいとなみは続けられて行くでしょう。

いく粒かの麦は地に落ちましたから。

ここは、弱い者や貧しい者が自分達の手で自給自足し乍ら修道的生活をするところです。弱い者が、依頼心という最大の病気を癒やすところであり、貧しい者が、貧しい心の報酬を受取るところです。そして、思想と宗教の如何を問わず人々が冥想のために、人生の杖を休めることの出来る小さなオアシスとなるべきところです。」という押田神父の言葉がある。

礼拝堂の裏には墓地。亡くなった年(西暦)が書いてあるプレートが、ただ土の上に置いてあるだけ。

友人Sは「私が死ぬときは入信して、ここに埋めてもらおうかと思う。」と言った。

高森草庵の周りを散策。林を抜け、水が湧き出ている場所へ。
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帰り際にSは「ばらのまどい」という押田神父の著書を購入していた。

薔薇色に染まった八ヶ岳の写真を撮るために入傘山の麓へ。「いりがさやま」ではなくて「にゅうがさやま」(重箱読み)だそうだ。

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ススキが陽の光を吸い込んで透き通っていた。

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夕暮れも近づき(このあたりは山に陽が隠れるので、4時半を過ぎれば真っ暗。)小淵沢のバス停に向かう途中で、いくつかの古い石の供養塔が集まっているところ、「蔓根血取場 乙事(おっこと)区」と書いてある看板を発見。

「血取場」の意味を帰宅してから検索してみると、昔、元気が亡くなった馬や牛の下に針を刺して血を抜くと元気になったとある。

しかし供養塔の群れが三つもあるところを見ると、その実は狩りで撃った動物の血を抜く場所だったのかな、と思ってしまう。

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小淵沢のバス停に向かう途中。歳を重ねて幽玄な枝垂れ桜。

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2019年11月11日 (月)

古典菊と秋薔薇 / 高円寺再開発反対デモ

11月10日

江戸菊、嵯峨菊などの古典菊を見たくて、神代植物公園の菊花展へ。朝10時に家を出る。

江戸菊・・・江戸中期から後期にかけて発達。「狂菊」。
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嵯峨菊・・・京都の嵯峨地方(京都市右京区)で作出されたもの。
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伊勢菊・・・伊勢松坂(現三重県)で改良され、今日も栽培が続けられている。花弁が細く、ねじれ、垂れさがったりする。これのナデシコ版、伊勢ナデシコという花を花屋で買ったことがある、ナデシコの花弁の裂が細長く、ねじれて垂れさがっていて、息をのむほど異様な美しさだった。
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丁子菊・・・内側の花弁が発達して筒状となり、花の中心が盛り上がる。最近よく見る丁子咲きのマーガレットに似ている。
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肥後菊・・・武士が好んだという一重咲き。管弁、サジ弁など。
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陽射しが戻って来たせいか、この前来た時よりも薔薇は多く開花していた。

フラウ・カール・ドルシュキの上に大きなカマキリ。薔薇の中心に集まってくるコバエを捕食しているのだろうか。
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こちらの濃いピンクの薔薇にもカマキリ。
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クラウス・シュテルテベガー。萎れかけの黒紫がかった色に惹かれる。きょうはとても陽射しが眩しく、そのまま撮ったらコントラストが強すぎて色が出なかったので、日傘で完全に蔽い、影を作って撮った。
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グリーンローズ。19世紀前半、米国で発見されたチャイナローズの枝変わり品種。花弁がすべて萼片化している。
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眩しくて目を開けていられないほどの光に満ちた野生種・オールドローズ園。

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今日は高円寺再開発反対デモがあるので、午後1時にあわただしく植物園をあとにする。

細い路地に小さくて怪しげなお店がひしめき合う高円寺、ふらふら散歩するだけで楽しい雑多な魅力のこの街が、どこにでもあるつまらない街になってしまうのは耐えられない。

2時過ぎに帰宅。2時半高円寺南中央公園スタートのデモ隊に、近所の高円寺南通りから参加した。

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新高円寺駅の手前。高南通りから右折し、青梅街道に入る。

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素人の乱。
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ねたのよい(バンド)。サウンドカーはバンドカーとDJカーの2台。
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南阿佐ヶ谷の区役所前を通り、欅通りをJR阿佐ヶ谷駅へ向かう。
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阿佐ヶ谷駅に着き、神明宮の前辺りで解散。

きょうはたくさん歩いて疲れた。最近、ずっと胃腸の調子が悪く(毎日、耐性乳酸菌とミヤリサン、時々下痢止めを飲んでいる)禁酒していたのに、帰宅してついビールを飲んでしまった。

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2019年11月 6日 (水)

アミアタ山の猫を救ってください Please rescue the cats on Mt. Amiata!!!

11月6日

動物を愛するイタリアの皆さん、どうか、アミアタ山の山頂の猫たちを救出してください。

イタリアに住む日本語がわかるかた、どうかアミアタ山の頂上に捨てられた猫たちのことを考えてください。

去年の猫たちのほとんど全部が冬を越せずに死んでいます。

冬を生き残ったたった2匹の猫が、春夏に繁殖をくり返しています。

猫たちは暖かい寝場所も与えられていず、ただ食べ物だけを与えられ、避妊もされていません。

どうか、どうか、アミアタ山の猫たちを救出してください!

Everyone who love animals in Italy,

Please rescue the cats on Mt. Amiata!!!

Most of the cats that lived last year died without passing through the winter.
Ten new kittens are born again in spring and summer.
They are not given a warm place, they just get food. They are not contraceptive.


Please, please rescue amiata mountain cats!!!!

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親愛なるENPA  Amiata Grossetana - zona monte amiata(イタリア国立動物保護局 アミアタ山管轄)の
ラーラ・バンチーニ様

どうか、どうかアミアタ山の猫たちを救出してください!!

どうかあの猫たちを凍死させないでください!!

猫たちの生死は、あなたの慈悲にかかっています。

あなたは若く美しい。あなたは猫を救出するための協力者を集める力がある。

捕獲器が足りない(1~2器しかない)というのなら、本部から借りてきてください。
ボランティアが足りないなら、どうしてSNSで募集しないのですか?

あなたは若くて能力もあるはずです。

あなたは国立動物保護局アミアタ山支部の会長なのですから、どんな手段を使ってでもアミアタ山の猫たちを救ってください。

私は昨年、アミアタ山の頂上でたくさんの子猫たちを見ました。

その中に20歳で死んでしまった私の愛猫にそっくりな子を見つけました。
私は万難を排してその子を日本に連れて帰りたかった、けれどできませんでした。

今年、私が愛したその子はどこにも見えません。
その子猫は冬を越せずに死んでしまったのでしょう。

私は死ぬほど悲しいです。

猫が生まれて1年も生きられないで死んでいくことに私は耐えられません。

どうか猫たちが凍死する前に救出してください!

私はあなたの動物たちへの愛情を信じます。どうか・・・どうか!お願いします。

 

Dear Lara Banchinii,

Please, please rescue the cats on Mt. Amiata!!

Don’t freeze them!!

The Life and death of cats depend on your mercy.

You are beautiful and young.
You should have the power to gather collaborators to rescue the cats.

If you do n’t have enough catchers, borrow from the headquarters.

If you don't have enough volunteers, please recruit on Facebook.

You are young and have potential.

Because you are the president, use any means to rescue the amiata mountain cats.

I saw many kittens at the top of Mt. Amiata last year.
In it, I found a kitten that looks exactly like my dead cat at the age of 20.

I wanted to take the kitten back to Japan, but I couldn't catch it.

This year my beloved child is nowhere.
The kitten died without passing the winter.

I'm so sad to die.

I just can't stand the breeding cats that can't live for a year!!

Please rescue the cats before they freeze to death!!!

I want to believe in love for your cats

Please…please!!

 

Chisako Fukuyama

 

 

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2019年11月 4日 (月)

羽村動物園、羽村の堰

11月2日(土)

久しぶりに羽村動物園へ。

昨年の初夏以来(6月に赤ちゃんのちゅび、9月にチョビとプフを引き取ってから3匹の世話に追われて)、行っていなかった。

一昨年の11月に一心同体のようだった愛猫ちゃびを失ってから、ただただ動物のぬくもりを追い求め続け、一度この目で見てみたかったレッサーパンダに初めて会いに行ったのは昨年の5月。その日からラテに熱狂。

ほかの動物園に移動(レッサーパンダは絶滅危惧種なので、血統を考えながら国内の飼育動物園が協力し合って、繁殖のためにペアリング、移動をくり返す)になったら淋しいとおそれていたが、ラテ、ソラ、リンリンが昨年と変わらず羽村にいてくれて嬉しかった。

久しぶりに会えたラテとソラはやはりすごくかわいくて、私の鼓動は激しくなった。

ちゅび、チョビ、プフの3匹を迎えたことで賑やかになったが、ラテとソラを忘れたわけではない。そして愛おしいちゃびを亡くした喪失感がいえたわけでもない。目の前のものに対する愛情と同時に、もう触れられないものへの哀惜はやまない。

くるりんしっぽが特徴のラテ(オス)。
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水を飲むラテ。
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飼育員さんにおねだりするソラ(メス)。
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さすが風太の孫(風美の子)のソラ。ちゃんと立ってリンゴを食べる。
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ソラはレッサーパンダにしては顔が白っぽく、ふるまいもふわふわして、うちのプフとイメージが似ている。
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ソラは室内でも屋外でも、やたらにいろんなところにおしりをこすりつけて匂いづけをしていたが、待望の赤ちゃんはなかなかできないのだろうか。

動物園を午後4時に出る。それから駅の反対側の羽村の堰へ。先日の台風の洪水で多摩川がどうなったか見に行った。

ススキ野原はなぎ倒されて水草のように地面にべったり貼り付いていた。

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羽村橋を渡る。

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激流に耐えて残った樹々の根元には流れて来た木の根や枯草がびっしり。

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こんもりと繁った緑の中に隠れていた細く優しい小川も、「鏡の湖」と呼んでいた白い野茨に囲まれた池も、なにもかも全部無くなっていた。

そして無惨に剥き出しのコンクリートの上に乗っかっている丸太はもしかして・・・?

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ゆったりと時を眺めるように川の縁に並んでいた、あの情緒ある牛枠なのでしょうか?奈良時代からあったという川の流れを制御する牛枠があとかたもないとは。

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昨年の素晴らしかった羽村の茂みや小川の風景。

http://chitaneko.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/index.html

突然の激しい濁流も含め、川の流れも、茂みや池も、人間の想像を超えて毎日刻々と変化していることを今更のように思い知らされる。

去年と同じようには決してならないだろうが、来年の初夏には、また生き生きとした緑の茂み、白い野茨咲く「鏡の湖」や『ムッドレの首飾り』に出てくるような細い秘密の小川が見られることがあるのだろうか?

 

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