旅行・地域

2019年11月11日 (月)

古典菊と秋薔薇 / 高円寺再開発反対デモ

11月10日

江戸菊、嵯峨菊などの古典菊を見たくて、神代植物公園の菊花展へ。朝10時に家を出る。

江戸菊・・・江戸中期から後期にかけて発達。「狂菊」。
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嵯峨菊・・・京都の嵯峨地方(京都市右京区)で作出されたもの。
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伊勢菊・・・伊勢松坂(現三重県)で改良され、今日も栽培が続けられている。花弁が細く、ねじれ、垂れさがったりする。これのナデシコ版、伊勢ナデシコという花を花屋で買ったことがある、ナデシコの花弁の裂が細長く、ねじれて垂れさがっていて、息をのむほど異様な美しさだった。
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丁子菊・・・内側の花弁が発達して筒状となり、花の中心が盛り上がる。最近よく見る丁子咲きのマーガレットに似ている。
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肥後菊・・・武士が好んだという一重咲き。管弁、サジ弁など。
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陽射しが戻って来たせいか、この前来た時よりも薔薇は多く開花していた。

フラウ・カール・ドルシュキの上に大きなカマキリ。薔薇の中心に集まってくるコバエを捕食しているのだろうか。
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こちらの濃いピンクの薔薇にもカマキリ。
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クラウス・シュテルテベガー。萎れかけの黒紫がかった色に惹かれる。きょうはとても陽射しが眩しく、そのまま撮ったらコントラストが強すぎて色が出なかったので、日傘で完全に蔽い、影を作って撮った。
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グリーンローズ。19世紀前半、米国で発見されたチャイナローズの枝変わり品種。花弁がすべて萼片化している。
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眩しくて目を開けていられないほどの光に満ちた野生種・オールドローズ園。

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今日は高円寺再開発反対デモがあるので、午後1時にあわただしく植物園をあとにする。

細い路地に小さくて怪しげなお店がひしめき合う高円寺、ふらふら散歩するだけで楽しい雑多な魅力のこの街が、どこにでもあるつまらない街になってしまうのは耐えられない。

2時過ぎに帰宅。2時半高円寺南中央公園スタートのデモ隊に、近所の高円寺南通りから参加した。

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新高円寺駅の手前。高南通りから右折し、青梅街道に入る。

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素人の乱。
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ねたのよい(バンド)。サウンドカーはバンドカーとDJカーの2台。
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南阿佐ヶ谷の区役所前を通り、欅通りをJR阿佐ヶ谷駅へ向かう。
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阿佐ヶ谷駅に着き、神明宮の前辺りで解散。

きょうはたくさん歩いて疲れた。最近、ずっと胃腸の調子が悪く(毎日、耐性乳酸菌とミヤリサン、時々下痢止めを飲んでいる)禁酒していたのに、帰宅してついビールを飲んでしまった。

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2019年11月 6日 (水)

アミアタ山の猫を救ってください Please rescue the cats on Mt. Amiata!!!

11月6日

動物を愛するイタリアの皆さん、どうか、アミアタ山の山頂の猫たちを救出してください。

イタリアに住む日本語がわかるかた、どうかアミアタ山の頂上に捨てられた猫たちのことを考えてください。

去年の猫たちのほとんど全部が冬を越せずに死んでいます。

冬を生き残ったたった2匹の猫が、春夏に繁殖をくり返しています。

猫たちは暖かい寝場所も与えられていず、ただ食べ物だけを与えられ、避妊もされていません。

どうか、どうか、アミアタ山の猫たちを救出してください!

Everyone who love animals in Italy,

Please rescue the cats on Mt. Amiata!!!

Most of the cats that lived last year died without passing through the winter.
Ten new kittens are born again in spring and summer.
They are not given a warm place, they just get food. They are not contraceptive.


Please, please rescue amiata mountain cats!!!!

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・・・

親愛なるENPA  Amiata Grossetana - zona monte amiata(イタリア国立動物保護局 アミアタ山管轄)の
ラーラ・バンチーニ様

どうか、どうかアミアタ山の猫たちを救出してください!!

どうかあの猫たちを凍死させないでください!!

猫たちの生死は、あなたの慈悲にかかっています。

あなたは若く美しい。あなたは猫を救出するための協力者を集める力がある。

捕獲器が足りない(1~2器しかない)というのなら、本部から借りてきてください。
ボランティアが足りないなら、どうしてSNSで募集しないのですか?

あなたは若くて能力もあるはずです。

あなたは国立動物保護局アミアタ山支部の会長なのですから、どんな手段を使ってでもアミアタ山の猫たちを救ってください。

私は昨年、アミアタ山の頂上でたくさんの子猫たちを見ました。

その中に20歳で死んでしまった私の愛猫にそっくりな子を見つけました。
私は万難を排してその子を日本に連れて帰りたかった、けれどできませんでした。

今年、私が愛したその子はどこにも見えません。
その子猫は冬を越せずに死んでしまったのでしょう。

私は死ぬほど悲しいです。

猫が生まれて1年も生きられないで死んでいくことに私は耐えられません。

どうか猫たちが凍死する前に救出してください!

私はあなたの動物たちへの愛情を信じます。どうか・・・どうか!お願いします。

 

Dear Lara Banchinii,

Please, please rescue the cats on Mt. Amiata!!

Don’t freeze them!!

The Life and death of cats depend on your mercy.

You are beautiful and young.
You should have the power to gather collaborators to rescue the cats.

If you do n’t have enough catchers, borrow from the headquarters.

If you don't have enough volunteers, please recruit on Facebook.

You are young and have potential.

Because you are the president, use any means to rescue the amiata mountain cats.

I saw many kittens at the top of Mt. Amiata last year.
In it, I found a kitten that looks exactly like my dead cat at the age of 20.

I wanted to take the kitten back to Japan, but I couldn't catch it.

This year my beloved child is nowhere.
The kitten died without passing the winter.

I'm so sad to die.

I just can't stand the breeding cats that can't live for a year!!

Please rescue the cats before they freeze to death!!!

I want to believe in love for your cats

Please…please!!

 

Chisako Fukuyama

 

 

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2019年11月 4日 (月)

羽村動物園、羽村の堰

11月2日(土)

久しぶりに羽村動物園へ。

昨年の初夏以来(6月に赤ちゃんのちゅび、9月にチョビとプフを引き取ってから3匹の世話に追われて)、行っていなかった。

一昨年の11月に一心同体のようだった愛猫ちゃびを失ってから、ただただ動物のぬくもりを追い求め続け、一度この目で見てみたかったレッサーパンダに初めて会いに行ったのは昨年の5月。その日からラテに熱狂。

ほかの動物園に移動(レッサーパンダは絶滅危惧種なので、血統を考えながら国内の飼育動物園が協力し合って、繁殖のためにペアリング、移動をくり返す)になったら淋しいとおそれていたが、ラテ、ソラ、リンリンが昨年と変わらず羽村にいてくれて嬉しかった。

久しぶりに会えたラテとソラはやはりすごくかわいくて、私の鼓動は激しくなった。

ちゅび、チョビ、プフの3匹を迎えたことで賑やかになったが、ラテとソラを忘れたわけではない。そして愛おしいちゃびを亡くした喪失感がいえたわけでもない。目の前のものに対する愛情と同時に、もう触れられないものへの哀惜はやまない。

くるりんしっぽが特徴のラテ(オス)。
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水を飲むラテ。
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飼育員さんにおねだりするソラ(メス)。
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さすが風太の孫(風美の子)のソラ。ちゃんと立ってリンゴを食べる。
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ソラはレッサーパンダにしては顔が白っぽく、ふるまいもふわふわして、うちのプフとイメージが似ている。
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ソラは室内でも屋外でも、やたらにいろんなところにおしりをこすりつけて匂いづけをしていたが、待望の赤ちゃんはなかなかできないのだろうか。

動物園を午後4時に出る。それから駅の反対側の羽村の堰へ。先日の台風の洪水で多摩川がどうなったか見に行った。

ススキ野原はなぎ倒されて水草のように地面にべったり貼り付いていた。

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羽村橋を渡る。

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激流に耐えて残った樹々の根元には流れて来た木の根や枯草がびっしり。

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こんもりと繁った緑の中に隠れていた細く優しい小川も、「鏡の湖」と呼んでいた白い野茨に囲まれた池も、なにもかも全部無くなっていた。

そして無惨に剥き出しのコンクリートの上に乗っかっている丸太はもしかして・・・?

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ゆったりと時を眺めるように川の縁に並んでいた、あの情緒ある牛枠なのでしょうか?奈良時代からあったという川の流れを制御する牛枠があとかたもないとは。

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昨年の素晴らしかった羽村の茂みや小川の風景。

http://chitaneko.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/index.html

突然の激しい濁流も含め、川の流れも、茂みや池も、人間の想像を超えて毎日刻々と変化していることを今更のように思い知らされる。

去年と同じようには決してならないだろうが、来年の初夏には、また生き生きとした緑の茂み、白い野茨咲く「鏡の湖」や『ムッドレの首飾り』に出てくるような細い秘密の小川が見られることがあるのだろうか?

 

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2019年10月24日 (木)

コスモスの丘

10月23日

今年もまた、多くの傷を残した暴風雨だった。

コスモスはずいぶん開花が遅れた。待ちわびた久しぶりの陽光に光るコスモスの丘。

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きれいに咲きそろった状態よりも、私はいつもしだかれたうねりに惹かれる。

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まぶしいほどの陽射しが3時過ぎに陰った。

不穏な曇り空を割って小さくのぞく青。

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果てしなく続く風に揺すられるコスモスの向こうには空と雲だけ。

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「果て遠き丘」という言葉が浮かぶ。

秋吉久美子が演じたドラマのヒロインのイメージに寄せて荒井由実が「あの日に帰りたい」の歌詞を書き直したと、昔どこかで読んだとき、てっきり『果て遠き丘』というドラマの主題歌だと思い込んでしまっていた。

「光る風 草の波間をかけぬける私が見える」という歌詞が、私の中で、わがままで人を傷つけずにはおかないがどこか少女っぽい『果て遠き丘』の主人公に重なっていた。

「あの日に帰りたい」が『家庭の秘密』の主題歌だと知って(そのドラマは見たことがないが)、え?・・と驚いた。

風に揺れる一面のコスモスの原っぱは、貧しく人見知りな幼いころの私の、秘密の記憶から果てしなく広がっている。

 

黄色いコスモス、イエローガーデン、イエローキャンパス。

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花の写真を撮るために、シャボン玉を飛ばしている人が何人かいて気になった。洗剤を植物にかけると枯れてしまう。私自身も敏感肌なのでシャボン玉が皮膚に触れるとかぶれて痛くなってしまう。生きている植物に合成界面活性剤を飛ばして何が素敵だと思うのだろう。

花にシャボン玉を飛ばせば、ファンタジックでSNSでもてはやされる写真になると思う(あるいはそうした写真をほめる)陳腐なセンスが、我慢できないほど嫌だ。

 

 

 

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2019年10月21日 (月)

神代植物公園 秋薔薇

10月20日(日)

銀の雲が折り重なった空。久しぶりの光。

神代植物公園に秋薔薇を見に行った。

おりしも今日、調布のスタジアムでラグビーの試合が行われるらしく、そのついでに公園に来る人で混雑しているかと思ったが、そんなに混んでいなかった。

一番気になっていた原生種とオールドローズ園は、ほとんど花がなく、実がオレンジ色に熟してきていた。

濃いピンクの絞りの花が咲くロサ・ガリカ・ウェルシコロル。
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薄ピンクの一重の花が咲くロサ・カニーナ。
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メインの薔薇園はちょうど見ごろ。

夕霧。
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名前を確認するのを忘れた深紅の薔薇。
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7月に来た時は暑くて具合が悪くなり、長く歩けなかかったのだが、きょうは一番歩きやすい気温だった。

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萎れてうつむいた姿が妖艶なクローネンブルグ。
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カラスウリの朱も、叢の中でちょうどきわだつ頃。

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4時半前に植物公園の外に出て、まわりの生産緑地に沿った小道を散歩。3mくらいの大きな金木犀の木がどこも満開。

毎年、金木犀の香りが充ちる頃に、ちょうどコスモスも満開になる気がする。昔は9月20日くらいにピークが来ていた。今年は台風のせいなのか、どちらも遅れた。


高円寺に戻り、駅前のガード下「高円寺ストリート」。以前、ここは「エンジー」という名前で、RAREレコードや靴の修理のお店などが入っていた。仲屋むげん堂とRAREを続けて見るのが大好きだったのに。仲屋むげん堂は通りに面した側に移ったけれど、なんとも淋しくなってしまった。

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通り側に面していた東京宝石が無くなってから、あの「輝きをあげよう~君~は明日の女~」という高円寺放送からくり返し流れる歌も無くなっている。

そう言えば「ピンホー、ピンホー」とか「男ならバーボンを飲め。バーボンハウス。」という放送も最近、聞いてないような。。

10月19日(土)

鈴木創士さんから英訳の件で電話で話したいとのメールが来る。

なにかたいへんなことを言われるのかと緊張してすごくドキドキしたが、基本的に校正は翻訳者におまかせします、という旨だった。

10月18日(金)

眼科健診。緑内障などの検査だったが、眼に毛が入ったようで痛いので、検査より先に診察してもらう。

「最近、やたらに目にまつげが入るんですよ。」と言ったら、女医の先生が

「あら、これまつげじゃないわ。白い毛よ。なにか飼ってる?白くて見えにくくてなかなかとれないわね。」と。

歳をとったせいでまつげが抜けやすくなっているのかと思っていたが、チョビ、プフの長毛コンビのだった。

緑内障などの疾患は無事。

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2019年10月17日 (木)

下高井戸でグラフィックデザイナーさんと打ち合わせ

10月16日(水)

水声社の担当さんと、グラフィックデザイナーの宗利淳一さんと下高井戸で打ち合わせ。

下高井戸の駅にあまり降りたことがなかったのだが、駅の2階の窓から下高井戸駅前市場のアーケードを見て感激。なんと懐かしい昭和の市場が残っていたとは!

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待ち合わせの喫茶店はCofee Roaster 2-3。とにかく禁煙であるお店を希望して探していただいた。雰囲気のよい素敵な喫茶店だった。カフェオレとエビのサンドが食べたかったのに、胃腸の調子の悪い私は自粛してホットミルクのみ。

宗利さんは落ち着いたしゃべりかたの穏やかな方で、本づくりのアイディアをいろいろ示唆してくださったので、とてもありがたく思った。

禁煙のお店をお願いする際に、私が肺に転移を持つ癌患者であることをお伝えしたらとても心配してくださり、恐縮だった。

打ち合わせが終わってから駅周辺を探索。この看板、すごくいい。

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こんな大きな魚屋さんの個人商店は都心ではなかなか見ない。近所だったらぜひ買いたい。
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線路際の細い道。
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帰りは永福町までぷらぷら歩き、そこからバスで高円寺に戻った。

静かな玉川上水永泉寺緑地。
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永福稲荷神社の白鳥社の阿吽のキツネ。キツネらしくなくて奇妙でかわいい。

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首が太く、鼻があまり尖ってなく、下がり眼で、耳も丸い、困った犬のようなキツネ像。

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歩く道すがら、どこでも木犀が匂った。

今日は最高20℃。ひんやりした風が気持ちよく、気分もいいのだが、体温調節できない私は急に冷えてしまい、この秋初めての耳痛。この程度の気温でも手も紫色になり、薄い手袋が必要なほど。

10月14日(月)

酷暑の夏にほとんど家のなかで過ごしていたせいか、筋肉の衰え(特に脚)を痛感し、たんぱく質強化のため、最近は卵をたくさん食べていた。

ウズラ卵を茹でて出汁醤油と蜂蜜と酒で味付けたらおいしすぎて、一気に12個食べてしまい、急におなかを壊してしまった。

数年ぶりに食あたりの薬のお世話になっている。体力増強したいのに逆に体重減で涙。

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2019年10月 7日 (月)

西早稲田から目白台散歩

10月6日

酷暑だった夏の間、ほとんど出歩かずに座って作業していたせいで、脚の筋肉が衰えてしまったので、リハビリのため散歩。

友人を誘って、早稲田界隈の、まだ残る下宿屋を巡る。

まずは武井日本館(1929年築)。地下鉄西早稲田駅のすぐ近く。

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西早稲田駅には母が数回お世話になった施設があり、何度も来ていたのに、あの頃は古い下宿屋を見て歩こうという発想がまったく出てこないくらい気持ちに余裕がなかった。

実際には手落ちばかりの拙い介護であったとしても、心が焦りと苦しみに囚われて自由にならない時はいっぱいいっぱいで、目の前にある素敵なものに気づくこともできず、発想の転換もできず・・・

そのことを後で後悔してもどうにもならないということを受け入れるにもまた、自由闊達な精神が必要・・。

日本館のすぐ並びの富士見荘は、なんと潰されて工事中だった。あと1年早く見にくればよかったのだが。

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明治通りを歩く。古い網屋さんを発見。看板の名はそのまま「古井網店」。

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渡辺館(昭和34年開業の下宿。)

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この玄関を見た友人が「ここに来たことがある・・・!大学の同級生のA君が住んでいたところだ。ここのA君の部屋に遊びに来た。」と急に発言。

何十年も前の記憶が急によみがえったようで、A君は岩手県一関から東京に出てきて、渡辺館に下宿し、同じく一関から出てきたフォークグループNSPの天野滋の従兄弟の「天野君」とも親しくしていた、と話してくれた。

私たちは、古い落書きが残り、何重にもビラやポスターが貼られている薄汚れた壁や、わけのわからないものが校舎の陰に打ち捨てられてたまっているような大学の、濃密な時間の匂いと自由な空気を呼吸できた最後の世代なのかもしれない。昨今の大学は、ピカピカのオフィスビルのような建物で、なんとも面白みがない。

そのあと、友人のナビで神田川の橋を渡り、肥後細川庭園のほうへ。

5時。肥後細川庭園はもう観覧時間が終わっていた。夏の名残の真っ青な朝顔(ヘブンリーブル―?)の蜜を吸ってオオスカシバが遊んでいた。

夕暮れ迫る幽霊坂。

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奥のつきあたりに旧細川侯爵邸のある和敬塾。旧細川侯爵邸は、軽井沢などという設定でよくドラマの撮影に使われるところだ。

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とても東京とは思えない場所。

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蕉雨園。

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胸突坂。

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坂から横に入る水神神社の小さな祠の手前の地面に貼ってあった注意書き。神社及びその周辺で猫に余計なエサやりをしないこと。何も与えずにかわいがるのは、どうぞしてあげてください、とのこと。

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芭蕉庵の木戸。

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すっかり日が暮れていた。西早稲田へ戻る途中の裏通りで出会った廃屋らしいアパート。「エブルハウス」と書いてある。

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早稲田通りにあった廃屋。「ガラス店」というかすれた文字が見える。

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西早稲田からバスで新宿西口に帰る。

 

 

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2019年10月 1日 (火)

次の本の制作 / 高田馬場

https://chisako-fukuyama.jimdo.com/

9月24日(火)

私の次の本(画集)に載せるための評論(解説)の原稿を、編集さんが転送してくれた。鈴木創士さんに次いで、二番目に到着した鵜飼哲さんの原稿だ。

鈴木創士さんのときもそうだったが、鵜飼哲さんもまた、私が常にうまく言葉にできなくて苦しんでいること、私にとっての絵とは何かについて、厳密に言語化してくださっていて感激した。

正直に言えば、ここまで私という「個」の仕事に寄り添い、分け入って、精確に見て、書いてくださるとは思わなかった。

私の『反絵、触れる、けだもののフラボン』を、特にその中でも読みやすいとは言えないだろう若林奮論を、深く、微細なところまで読んだうえで書いてくださっていた。

概念によらないこと、その実践がどのようなものかを言葉にするためには、「言葉」とは何か、言葉でないものを「受容する」とはどういう身体の状態なのか、を言葉にしなければならない。

「前方にあるもの」との「三重の距離」・・それを概念に媒介されることなく、はかること。

素描の「リミット」。植物を描いていることの意味についても。

急に届いた私にとって最も嬉しい贈り物に戸惑い、恐ろしくて胸がざわざわした。

本当に、ありがたすぎて言葉にならず、御礼の言葉をすぐにはメールに書くことができなかった。

9月25日(水)

鵜飼哲さんに素晴らしい文章をいただいたことで、停滞していた思考回路から次の本の新たなアイディアが突如として生まれ出て来、編集さんを煩わせることとなった。

衝動が湧いてくると抑えられなくなり、今まで3、4年もかけて選択していた絵を入れ替えし、久しぶりに夜中まで夢中で仕事した。

深夜2時過ぎにお腹がすき、咽喉が乾いてたまらなくなり、冷凍の枝豆をおつまみに、1本だけとっておいた珍しいビールを飲んだ。

オールドトムというアルコール度8.5パーセントもある黒ビール。

「イギリスで最も古く、最も有名なビールの一つ」、「チョコレートやポートワイン、胡椒の風味を感じさせる、複雑で味わい深いビール」だそうだ。

10年くらい前は、明け方まで夢中で絵を描いていることもよくあった。3時や4時に気がつけばとてもお腹がすいて、食事をし(そんな時間ににカキフライなどを揚げてたべることも)、ビールをがんがん飲んで、外が明るくなってから眠りに着き、昼前に起きたりしていた。

ふとどこからともなく訪れるものを、自分で計画したりコントロールしたりできないので、顕現するものがあった時に、それを逃さないためために、すべてをそこに合わせる生活。頭が回転してくると、すごく楽しくなってきて、疲れも眠気もを感じない。

最近は体調を崩さないように思慮しなければやっていけず、夜に暴飲暴食はしたくないけれど、今日だけは。

9月26日(木)

高円寺でお世話になっていたマッサージ店が6月末に移転になってしまい、ずっと身体中が凝り固まっていたのだが、3か月ぶりにマッサージに行くことにした。電車を乗り継いで移転先へ。

以前お世話になったOさんはもう辞めてしまった。きょう初めてお会いするKさん。

「ここまで酷くなるまで我慢なんてちょっとすごすぎます。肩、背中の筋肉と皮膚ががちがちに固まってはり付いてしまっている。」と言われた。

首ががちがちで、頭皮が血行不良でぼこぼこしているそうだ。脚も冷えて固くむくみが酷い、と。

このところずっと頭の筋膜が凝って頭痛がするのを、鎮痛薬と神経ブロック注射でなんとか我慢してきた。とりあえず血行をよくする努力と、毎日10分でも運動をしようと思う。

高田馬場近くの、昔好きだった細い裏道を久しぶりに歩く。

とてもよい雰囲気の多摩旅館は健在。

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人ひとりがやっと通れてすれ違えないほど細い家と家の間の道。この道に面していた古い下宿屋のような素敵な建物が無くなって、原っぱになっていた。

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http://chitaneko.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-bd58.html#search_word=戸山 高田馬場

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2019年9月23日 (月)

がんの定期検査 / 阿佐ヶ谷 

9月21日

今日も阿佐ヶ谷まで散歩。

薄青紫のルリマツリ(瑠璃茉擬)がまだ元気に咲いている。初夏から晩秋まで次々に開花する花。

初めてこの花を見たのは「ビリティス」という映画の中。なんと優しい色の花なのだろうと思った。

どこからか木犀が匂った。今年は台風の影響か、この香で街が充ちるのが少し遅いような気がする。

阿佐ヶ谷北の、通ったことのない路地を散策していたら、行き止まりの先にいくつかの廃屋を見つけた。

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私の好きな細い路地と階段。

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9月20日

癌の定期検査で鎌ヶ谷の病院へ。今日は血液検査とレントゲンのため、いつもの予約よりも1時間早く11時に家を出る。

行きの電車の中と待ち時間にジャン= リュック・ナンシーの 『イメージの奥底で』を読む。

 

甲状腺がんは長年持っていることによって、きわめて進行が速い悪性の癌に突然変化することがある。

私の場合、原発の甲状腺は全摘しているが、肺の粟粒状転移が原発の乳頭がんと同じ性質を持っているので、無数の粟粒が急に進行のきわめて速い癌に変化することがないとは言えない。

そうなった時、まずどういう症状で癌の変化に気づくのですか、と主治医の浅井先生に質問したら、私の場合は、とにかく息が苦しくなる、急激に肺が侵されるので、その苦しさは風邪と間違えるようなレヴェルではないとのこと。

そうなればあっという間(1か月くらい?)に亡くなるそうで、強い(意識が朦朧とする)緩和しか手立てはなく、本人がその状態を記録する余裕などない、と言われた。

現在の定期健診は3か月に一度。ある時に急に呼吸困難になれば、それが甲状腺がんの肺転移の変化なのか、確認のために片道2時間かけて鎌ヶ谷の病院に来る余裕はなさそう。最期は浅井先生に判断してはもらえないのかな、と思った。

考えておくべきなのは猫たちのこと。あとはあまり考えてもしょうがない。

病院から駅までの線路沿いの道で、とても体の大きなジョロウグモを見た。黄色と黒の縞のボディが丸まると輝いていた。カメラを持って来なかったことが残念。

土手の葛の花が甘酸っぱく匂っていた。少しでも触れると儚く落ちてしまうので迷ったが、一房だけ手折って、ずっと左手に持って帰った。電車を3回乗り換えて2時間の道のり。気づくと地下鉄の中で眠ってしまっていたが花を手から落としてはいなかった。

夜に描いたが、少し花の色が褪せて黒紫を帯びていた。

9月14日

阿佐ヶ谷まで友人と散歩。

ヒメムカシヨモギの白い穂綿と茎のしなり具合が魅力的になってきた。まだ青く、本当に素晴らしくなるのはこれからだけれど。

近所で古い建物が壊され、雑草が美しく生い茂るかと思っても、ほんの数週間で真新しい大きな建物に変わってしまう。原っぱのまま休まされている土地はほとんどない。

ほんのわずかな時の姿だが、ハルノノゲシ、ヒメムカシヨモギ、メヒシバ、オヒシバ、カヤツリグサ、ヨウシュヤマゴボウたちのなんとも素晴らしい夏から秋への変化を毎日見ている。

高架の手前で70年代から存在していそうなアパートを発見。こういう建物がまだ少しでも残っていてくれるとほっとする。

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そう言えば、今期やっている「べしゃりぐらし」というドラマで、主人公の上妻圭右(間宮祥太朗)が一人暮らしをするアパートが、私の生家のある西新宿の懐かしい散歩コースのアパートだったので感激した。

紫雲荘、瑞雲荘、白雲荘、東雲荘(順番は忘れました)と並ぶ、それはそれは素敵な古い(60年代後半か70年代築の)建物だ。まだ健在だったことに涙。。。

中野、高円寺、阿佐ヶ谷あたりに、生まれ育った風景と同じアパートがまだ生きていてくれるのに出会うとすごく嬉しくなる。

 

阿佐ヶ谷駅の裏の倒れてしまった胡桃の樹は切り株だけになっていた。

 

この不思議な家、お店ではないようだ。覗く勇気はない。

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中杉通りの一本裏の通り、何年かぶりに散歩したら知らない古本屋さんを発見。懐かしい本を購入。

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最近あまり見ない小さな手芸のお店を発見。小学生の頃、洋裁の仕事をしていた母に付いて、こういう手芸材料の店に入るのが大好きだった。

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表生地の切れ端をあてながら裏地に使うのに合う色の布をさがす楽しい時間。変わったかたちのボタンが留められている厚紙、黒い台紙の上の白いレースの替え襟。単純でかわいらしいフェルトの動物。幼い私の別珍のワンピースの胸に付けるために買った小さなダイアのようなガラスの飾り。すべて鮮烈に残っている。

そしてグレイッシュで微妙な差異の色合いの光る刺繍糸がグラデーションに並んでいる引き出しを開けると、胸が震えるほど高鳴った。

光る微妙なグラデーションの色たち。ねじれて束ねてある光沢のある糸。それらを見た時の強烈な感覚は今も色褪せない。

 

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2019年9月12日 (木)

チョビとプフ、1歳になる / 台風 / 結膜下出血

https://chisako-fukuyama.jimdo.com/8-cats/

9月12日(木)

台風による千葉県の深刻な被害。友人のことが気がかりだ。

きょう、生協から届くはずの千葉県八千代市の低温殺菌牛乳も欠品だった。停電による乳業工場の停止や乳の廃棄も気の毒だが、暑さで牛たちの命がすごく心配だ。

・・・

きょうは、1年前、生まれたばかりのチョビと初めて対面した日。

チョビは9月10日に拾われ、翌日、Sさんが預かった。

Sさんと同じの社宅の人が、ご自身は猫アレルギーにも関わらず、保護してくれたそうだ。猫用ミルクをスプーンでやっても自力でなめることもできず、ぐったりして、眠ってばかりいたらしい。

後のことを考えずに、とにかく拾ってくれたかたに感謝です。すぐに拾われなければ死んでいただろうから。本当にチョビは頼りなくて、よたよたしていて、死にそうな赤ちゃんだった。

9月11日にSさんから電話を受けた時、私は飛び上がるほど驚いた。6月にちゅびが落ちていたのとまったく同じ場所に、またも生後10日くらいの猫の赤ちゃんがひとりぼっちで落ちているなんて、そうあることではないから。

拾われたばかり(2018年9月10日)のチョビ。

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そしてさらに9月30日、台風直前の雨の中で、プフがSさんに拾われた。

ほんの少しのタイミングがずれて、優しい人に拾ってもらえなければ、ちゅびも、チョビも、プフも、今頃生きてはいなかった。

その後、Sさんの住む社宅の裏に、避妊されていない野良猫の群れが住む場所が発見された。Sさんや保護団体の人たちによって、たくさんの野良猫たちが保護やTNRをされた。

最近のチョビ(鉛筆スケッチ、デッサン)。

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最近のチョビとプフ(鉛筆スケッチ、デッサン)

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近所のなぎ倒されていたオシロイバナ(白粉花)は全部引き抜かれて無くなっていた。枯れて花が緑色に変わっていたアジサイ(紫陽花)も、なにも残されていなかった。

9月10日(火)

結膜下出血していた右目の血はほとんど吸収された。

国産の鷹の爪や有機野菜を買いに阿佐ヶ谷まで自転車を走らせる。唐辛子は収穫されたてで、乾燥していないものしかなかった。

駅近くの、小さくて素敵な庭(かつてこの庭には「ご自由にお入りください」という札がかかっていて、私は喜んで入らせていただいた)。その古いお家の、私が好きだった胡桃の木が、台風で根から倒れてしまっていた。大きな葉の優しい樹だったのにショック。首都圏を直撃したのは観測史上最大の台風だったらしい。

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欅屋敷の敷地内に重機が入っていた。小学校側にあった3軒の素敵な建物、おしゃれな帽子屋さんと飲み屋さんの跡はもう駐車場になっていた。なんとも淋しい。

この貴重な生態系をも守っている屋敷林を、一部の人の金儲けのために潰すとしたら最悪の愚行だ。

https://waku2.hatenablog.jp/entry/20180623/p1

9月9日(月)

台風が去り、気温36℃。東京は9月としては27年ぶりの暑さだとか。

「血だまり」だった右目がやっと「酷く充血」の程度まで回復。2週間ぶりにクリニックに星状神経ブロック注射に行く。

カーテン越しに看護師さんとほかの患者さんの「きのうは怖かったですよねえ。3時頃から眠れずにずっとテレビを見てました。」という会話が聞こえた。朝、業務スーパーの大きな看板の半分が落ちていたと。

街路は踏みしだかれてチリチリになった青いイチョウの葉の芳しい匂い。まだつるつるした黄色いサクランボのような銀杏が落ちていて、見上げると枝には実がひとつも無かった。

毎年、咲き始めの頃から気にして見ている近所のオシロイバナは、そうとうへし折られ、なぎ倒されていた。

9月8日(日)

夜中から最大規模の台風が関東を直撃するという。空気がむんむんしている。昼に一度ざあっと雨が来て、すぐに地面が乾いた。

夕方5時、嵐の前にことさら高揚するように、近くを通る馬橋神社の山車のお囃子が大きく響いた。3匹の猫たちは一瞬びっくりしていた。

夜11時頃、大雨。まだ風は無く、垂直に打ちつけていた。

未明、3時過ぎに、風のうなり声が凄すぎて眼が覚めた。それから3時間くらい眠れなかった。

ちゅびは、私の右側に、プフは左側にべったりくっついて寝ていた。

チョビはゴロゴロ言いながら私の胸に乗っかってきてすりすり甘え、足元のほうに降りて行くのをくり返した。

5時前、アンティークの木製踏み台の上にちゅびが上り、外を見ていた。プフも続いて上り、狭い足場で押し合いながら目を丸くしていた。

私も一緒に、雨が打ちつける窓ガラスの向こうを見ると、吹き荒れる雨風に、街路の決して細くもしなやかでもない公孫樹が、激しく揺すぶられて狂った鞭のようにぶんぶんうなっていた。

植物たちは逃げることもできず、ただ晒されているしかできない恐ろしい光景。

プフがちゅびの背にまたがろうとして、踏み台のてっぺんから落ち、代わりにチョビが上って外を見ていた。

こんな日、外にいる猫たちはどこに隠れているのだろう。

台風や猛暑や雪の日があるたびに、今、どれだけの野良猫たちが死んでしまうのだろうか、と想像して、胃のあたりがぎゅっと痛くなる。

9月7日(土)

友人と出かける。まだ右目の血の色が異様なのでサングラスを使用。

9月3日(火)

朝、起きたら、右目が結膜下出血を起こしており、白目の半分以上が真っ赤。ホラー映画のよう。

以前に一度経験があり、眼科に行ったが検査だけで治療はなかった。視界は変化なく、痛くもないので眼科に行かずに様子を見ることにする。

温めたほうが速く吸収されるそうなので、お湯を入れたカフェオレボールを一日に何度も眼の上に当てていた。

 

 

 

 

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