2024年2月29日 (木)

絵の撮影の打ち合わせ 浦霞

2月28日(水)

絵の撮影をしてくれた篠原さんが仕事場に来られる。

午前中は東京駅近くで仕事だったとのことで、日本橋で買ったという珍しい「浦霞 純米生原酒しぼりたて」を持ってきてくれた。
Sdsc07334

モバイルで撮影された絵の画像を見て、細かい色味の調整などをする。

しかし久しぶりに飲んだ日本酒、しかも浦霞がおいしすぎて・・3月5日に全身のPETMRI撮影を受けるので、肝臓に負担をかけないようにと一週間以上前から禁酒していたのだが、この日だけは飲んでしまった。

つまみはがんばってアク抜きしたフキノトウの酢味噌がけ、だし巻き卵3種(海苔、ミツバ、コネギ)、野菜や豆腐いっぱいのおでん。

篠原さんが昔やっていた外苑前にあったアートスペースというギャラリーは、もとはバーで、当時の著名な美術評論家と美術作家たちの溜まり場だったそうだ。

そこにバイトに入って皆の酒の相手をしているうちに、最初は苦手だった人付き合いにも慣れ、数年で、オーナーが店を閉めると言うのでそのまま受け継いだという。

家賃が高くて経営はたいへんだったが、そのギャラリーに寝泊まりしてなんとか2年で軌道に乗せたと。

私のがんについては、やはり対人ストレスが一番いけないので、本当に自分に関係ある人のほかは無視したほうがいい、と何度も言われた。

「本当に自分の人生に関係ある人なんて1割くらいでしょう。」と。

私の場合、けっこう仲良くしていただいている人たち、親切にしていただいている方たちは多いと思う。

そういう人たちには感謝しているし本当に大切にしたいが、もう何十年も嫌だなと思いながら我慢してきた人には、もう自分からは連絡しない。

「嫌な人は無視でいいんだよ。そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。」と言われた。

2月25日(木)

昨年から4人のかたより注文をいただいている絵を平行して作業しており、なかなか仕上がらないで、たいへんご迷惑をおかけしております。

T・Yさん、やっとできました。もう少しだけお待ちください。

・・

午後は木曜卓球。今日は4人だけだったのでけっこう練習できた。

来週の月曜卓球はPETMRIの前日のため、残念だがお休み。

「なぜPETMRIの前日は激しい運動をしてはいけないんですか?」とY本先生にお聞きしたら

「筋肉が細かく傷ついた部分が反応して光ってしまうので、がんの転移と見極められなくなるから」とのこと。

なるほどそんなことになったらたいへんだ、と納得。それを聞いていなかったら卓球に行ってしまったかもしれない。

 

 

|

2023年11月 8日 (水)

GALLERY工での個展の記録 10日目、最終日(11月3日)

11月3日(金)

今日は音楽評論などをされている堀内宏公さん。

そして母の介護の時にとてもお世話になった当時のケアマネさんのMさんが見えて本当に感激。ずっと気になっていたのだか勤務先などに個展のご案内を出したらご迷惑だと思い、遠慮していた。

西新宿の古いボロボロの木造の家(まだ存在している)の中に入って、あの頃の悩み、苦しみに寄り添って助けてくれたかた。

創画展のKさん。

ついこの前の卓球教室でご一緒したO原さん(すごく上手な人)。

高校の部活の先輩Aさん。

いつもメールでお話してくださって、私の絵を買ってくださってもいるTさん(わざわざ仙台から来てくださった)。

写真家の堀田展造さん。

漫画家の月城マリさん。このかたは明るくて優しくて、すごく励まされる。

小平市のムサ美の近くに実家があるのに、多摩美の彫刻科を出て高知の農園などで働いているという若いMさん。

私のブログを読んでくださっていると言われて「なぜ?」と聞いたら「だって福山さんてすごく一生懸命じゃないですか}と言われて、若い人にそんなふうに言ってもらえるとは思わなかったのですごく驚いた。

彼は今日、素人の乱のまぬけハウスに泊まると言った(受付前のソファなら1000円で泊まれるという)。

Twitterで見て来てくださったタケイミナコさん。とてもおしゃれなアールデコのイラストのワンピースをお召しになっていて素敵だった。西荻の古着屋で買われたという。

荻窪の古書店のNさんのTwitter仲間のSさん。黙ってじっと絵と対峙してくださった。

鵜飼哲さんが二度目にご来訪くださる。「花輪さんらしき人が新高円寺駅前で迷っていましたが、ひとりで行きたそうだったので」と聞いて飛び出す。

五日市街道の始点の交差点で大きく手を振って、向こう側にいる花輪和一さんを迎える。

私の初個展からずっと応援してくださっているT子さん。

昨年もコスモスと猫の絵を買ってくださったのだが「今年もコスモスシリーズがほしい」と。
Sdsc05758

音大声楽科を出たS君。彼が学生の頃に知り合って、もう36歳と聞いて驚く。

独り立ちして仕事をがんばっているI君。彼も学生の頃に知り合ってもう31歳。

最後の片付けをオーナーの濱田始さん、鵜飼哲さん、花輪和一さん、T子さんに手伝っていただいてしまった。

やっとこさカーゴ便に乗せて送り、4人でお疲れ様~の乾杯。鵜飼哲さんと花輪和一さんが一緒にテーブルを囲んでいる貴重で珍しいひととき。
Ssdsc06369

本当に皆様、最後の最後までお世話になり、ありがとうございました。

Ssdsc06373
食べ物を片付けたあとに、花輪さんが北海道の自宅の裏山から大切に持って来てくれたおみやげ、黄色くなったミズナラやコナラの葉っぱを出してくれる。「東京はまだ黄葉してないって思ったからさ~」と。
Ssdsc06377
大きくて茶色いのはホウの葉。ツルウメモドキの鮮やかな実も。

Ssdsc06383

私は家に荷物を置いてから花輪さんを新宿区役所前のカプセルホテルまで送って行った。

ここ2週間くらいずっと気を張りつめていたので疲労困憊で、地下道から地上に出たら、見慣れた新宿の街がギラギラして、一瞬、どこに区役所があるのかわからなかった。

本当にいろんなかたに会えて、絵を見ていただいて、お話しできて、とてもとても幸せでした。

来てくださったかたがたに心より感謝いたします。



 

 

 

|

2023年11月 7日 (火)

GALLERY工での個展の記録 9日目(11月2日)

11月2日(木)

12時オープンの少し前に着いたら、中で味戸ケイコさんが待っていてくださって大感激。今日もいきなり泣きそうになる。

Sdsc06306

Sdsc06308

私が少女の頃、味戸ケイコさんの絵が掲載された本を見ることができたこと、その当時はもちろん、それから年月を経ても少しずつでもそれらを集めることができたことが、どれほど今の私を支えていてくれるかしれない。

味戸さんの画集と一番好きな絵本『あの子が見える』を用意してお話ししていただいた。

味戸さんはご自分の絵を暗いとおっしゃったりするのだが、私はそう感じたことは一度もない。

「前にもそう言ってくれたわね。」

「はい。全然暗いとは感じなくて、むしろ感覚的にすごくしっくりと共感出来て、限りなく温かい闇とか。靄とか、霧とか・・。」

「私も霧や靄が好き。雨の日とか。」

「そう!私もカンカン照りは苦手で雨の日が好きです。植物が濡れて、雫がこぼれたり風に散ったり。」

味戸ケイコさんは本当に鉛筆の感触を大切に描かれていて、そのタッチにすごい深みと陰影と、すぐ近くに在るのによくわからない、見えそうで見えないけれど確かなものが激しく顕われていて。

自分が死んだときに絵がどうなってしまうのか、廃棄されるのが虚しくて怖くて、大きな作品を作れなくなったりした、とお話したら

「自分が死んだあとは誰かが考えてくれるのよ。それは本人は気にしないでどんどん描いていいのよ。私も今あるものを函館の美術館が収蔵してくれることになったり、そういうのは決まる時は急にとんとんと決まるのよ。なるべくひとつのところに収蔵してもらったほうがいいとは思うけど。大切な作品が誰かに買ってもらって散っていても、それはその人が大切にしてくれるんだし。生活のためだったんだからそれもいいのよ」と言われた。

味戸さんはJR高円寺駅からお帰りになるというので途中までお送りした。私の好きな古着屋Ivy Storeで2900円の明るいベージュのニットワンピースを見つけて、「これすごくきれいだし、安いわ~。いいわね」

雑貨屋MALTOでは「こういうのひとつ買ったら限りなく買っちゃいそうになるわね」と。

平凡社の「太陽」などの編集長だった清水壽明さん。
Sdsc06315_20231107001201

画集の時にお世話になったカメラマンの糸井康友さん。

そしてミュージシャンの斉藤哲夫さん。ずっと前に個展に来てくださった時は、介護施設のバスの運転手をされていたり、お父様の介護をされていたり。それから私も両親の介護があり。哲夫さんは2度も脳梗塞になられたり。

Sdsc06323

そんなこんなで本当に久しぶりの再会。住所がわからなくなって昨年の個展のご案内は事務所に出した。そのハガキを持って哲夫さんは吉祥寺のギャラリーまで来てくれようとしたのに、場所を間違えて会えなかったと知ってびっくり。

Sdsc06318
「グッドタイムミュージック」を途中まで歌ってくださり、私もハモった。

「はい、ここから先はギャラが発生します(笑)。なんてのは嘘だけどさ。ちゃんと練習してないからできないや。この前のエンケンの追悼コンサートの時は、つわものぞろいだったからすごく練習したからね。」

「遠藤賢司さん、本当に優しくて。個展にも来てくれたし、私が出したアネモネの絵を描いたはがきに「美しいなあ~ずっと机の上に飾ってるよ」って言ってくれて」と言ったら「今度、エンケンのうちに一緒に行こうか。素敵な木の家だよ。」と。

斉藤哲夫さん、ぜんぜん変わっていない。気取りが無くて正直で温かい。

JRの駅の方から帰ると言われたので送って行った。

「古着屋好きで、高円寺によく来るのよ。でもこっち(新高円寺駅のほう)までは来たことなかったなあ」

私の好きな古着屋を紹介しながら歩いた。花輪和一さんに興味があると言うので、歩きながら彼の話をしたり。

高円寺パル商店街にて。
Sdsc06325

そのほかもたくさんのお客様がお見えになった。

新聞社のMさん。お忙しいかたなので初めてお会いできたが、とても謙虚で優しいかた。

 

昨年の個展で猫の絵を買ってくださったYさん。大学で仏文を学ばれたそうだが、メールの文章を読んだだけでも、そうとうの教養と思慮のあるかたとわかる。

そのYさんが大きなアネモネの絵をじっと見ていてくださって、

「今、京都のお寺なんかで若い日本画家に襖絵を描かせたりしてるらしいんですけど、みんな絵が軽い。私は今、若冲に匹敵する人は福山さんしかいないと思っています」と言われて、本当に胸がずきゅーんと打たれるように感激した。

Yさんは2点を選んですごく迷われて、最後に「古い本」という絵をご購入くださった。お父様の思い出に添うように。

Ss_20231107003101

 

|

2023年11月 6日 (月)

GALLERY工での個展の記録 8日目(11月1日)

11月1日(水)

今日は一番に、フリーの編集者のM子さんがいらしてくれて感激。とても久しぶりにお会いできた。ずっとお話ししたかった人。

M子さんは本当に真摯でていねいで心の通じるかた。

昔、図書新聞で私と稲川方人さんとの対談をやってくれたかたでもある。

M子さんは長くギャラリーにいてくださって(涙)、この絵を買ってくださった。「鬱金香」(チューリップの和名です)
Ss_20231106135201

それから高校時代の部活時の大先輩、K田さん。私は美術系ではなく音楽系の部活で、K田さんには音階のことなどいろいろ教わった楽しい思い出が。

S出版のS原さん。彼は浩瀚な『舞踏大全』を持っていたり、現代音楽にも詳しい芸術好きなかた。

 

そして筑摩書房の大山悦子さんが、出来上がったばかりのちくま学芸文庫『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』(ジャック・デリダ著、鵜飼哲訳)を持って来てくれました!

この本の巻末に私のエッセイが載っています。学者ではない私が、デリダが最期に訴えていたことに応鳴(鳴き声で応答)したものです。

ついに、ついに出来上がった!と大山さんと乾杯。デリダの奥様が亡くなり・・・いろいろあって3年くらい、どうなるんだろうとずっと心配していましたが、ついに!

Sdsc06299

Sdsc06295


そしてやはり何年も遠く離れて会えていなかったNちゃん。血はつながらないけど私の実の妹のような人。新幹線で日帰りで来てくれた。まわりにお客様がいなかったら私は号泣していた。

彼女が欲しいといってくれた絵たち。連作「薔薇の散策」

Sdsc05764

Ssbara7

「薔薇の触手」
Sbaranosyokusyu

今日も個人的には嬉しくてありがたくて泣き崩れてしまいそうなことがたくさんあって、私は自分を冷静に保つのに必死だった。

見に来てくださったすべてのお客様に感謝です。

|

GALLERY工での個展の記録 7日目(10月31日)

10月31日(火)

今日1番は、我が家のプフが保護されたばかりの時(当時の名前はユキ)に預かっていてくださったT木さん。

あの時、うちにはちゅびとチョッピーという真菌感染した赤ちゃんが2匹、隔離して必死に治療中で、3匹目を迎えることができなかった。

2匹の真菌がやっとこさ治り、あわやほかのうちにもらわれそうになったプフを(そのお宅のおじいさまが反対したおかげで)、もらい受けることができて幸せだった。

そしてなんと高校1年の時の担任のA井先生が現れて絶句。もう高校の名簿も紛失してしまっていたのだが、私の映画の時にいらしてくださっていたらしく、その時のメモが発見されてご案内を出して奇跡の再会。
Sdsc06201

なぜか恐ろしいほどお変わりなく、背筋まっすぐで白髪もなくてびっくり。先生からも「そちらも変わってないじゃないか」と言われた。

足利市立美術館の私の展示を見に行ってくださったA子ちゃんのお姉さま。

卓球の友人のU田さん。S井さん。

水墨画家の新倉章子さん。
Sdsc06208
新倉さんのように高度の技術を持っているかたに、意外にも私があまり自信がない作品をほめられて驚く。作者のわからないところに、見る側が何かを感じてくださる。

作者の意図を超えた偶然の色、かすれ、傷、錆、歪みのようなものに感応してくださるかたがいてくださることが幸せと思う。

 

そして山梨県の白州に住んでいるデザイナーのカズミさん(私の『反絵、触れる、けだもののフラボン』と『花裂ける、廃絵逆めぐり』のエディトリアルデザインをしてくれた古くからの友人)が来てくれたので本当にびっくり!

カズミさんは足などの血管に炎症が起きる難病なので、遠出は慎重にされている。何十年ぶりかに東京に出て来たという。しかもひとりで。

カズミさんは水彩の「薔薇の散策2」を選んでくださった。

Sdsc05713

荻窪の古書店のNさんは、再びいらして何度も吟味された結果、この「秋野」をお買い上げくださった。
Ss

私の大好きな卓球のM原先生。82歳になられるよき指導者。先生のお父様も油絵の画家で、昔、山で亡くなられたそうだ。
Sdsc06205

水声社の編集長で私の『花裂ける、廃絵逆めぐり』に辛抱強く関わってくださった飛田陽子さん(一緒に写真を撮るのを忘れて残念)。

英文学者の佐藤亨さん。

画家の高須賀優さん。

歌人の天草季紅さん。

足利市立美術館まで見に来てくださったダンサーの藤本美喜子さんとご主人。私のブログと本『反絵、触れる、けだもののフラボン』を読んだのが先で、そのあとに絵を知って、絵を好きになってくださったそうだ。
Sdsc06225

 

 

 

 

|

2023年11月 4日 (土)

GALLERY工での個展の記録 4日目(10月28日)

10月28日(土)

きょうはX(Twitter)で知って下さったかたたちが何人かいらしてくださった。

歌手のカナさんがお友達を連れて来てくださる。カナさんは足利市立美術館にもお友達を連れて来てくださったかた。

高校時代のクラブの友人も。

そして「手術からずっと半年、こうして元気になられるのを待っていました」と言ってくださったMさん。Mさんはいつもご家族3人で来てくださる。

美大の先輩、下村貢さん。下村さんは院展の画家なので箔の扱いが荒い私の絵などお嫌いかと思ったら、「大きい3点がいいね」とほめてくださった。

箔を使ったたくさんの小さな作品に対しても、「今の美大の教え方は昔と全然違う。小さい作品をたくさん作って、いろいろ実験してみるように指導している。」と教えてくださった。

そして箔の錆止めの話をされた。「こういう話は作家どうしでなかなかしないけど・・・僕はパネルの裏からもやっている」と奥村土牛の作品をを例にとってスマホの画像で見せながら教えてくださった。

ベンチに座ってゆっくりお話ししてくださった。若い頃、というより今まで、ほとんどお話したことがないのに、今、この歳になって親身にお話してくださることに、すごくありがたいと同時に不思議でたまらない。

「下村先輩に100号のパネルを作っていただいたんですよ。」

「5000円で作ったんだよね。あの頃は猪木先生に「下村工務店儲かってるか?」なんて言われてたな。僕は工作や立体が得意だから。」

「学祭で、銅の板で作った薔薇の花のブローチを買いました。すごく素敵で、ずっと使っていました。あの頃の先輩は長髪で、ミック・ジャガーにそっくりで。」

「若い頃、よくみんなにミック・ジャガーに似てると言われてたよ。」と。

それからすごく久しぶりにやっと会えたサヤカちゃんとご主人のアキラさん。サヤカちゃんは昔から私の絵を好いてくれている人。やはり難病があるのだが、お元気そうで本当に嬉しかった。
Sdsc06038

アキラさんは昔、うちの近所の善福寺川の釣り堀そばの植え込みで生まれていた野良の赤ちゃん猫のうち、一番弱くて病気で死にそうだった子を保護して育ててくれた。本当に愛情深い人。

杉並の卓球教室で知り合ったばかりのU木さん。すごく卓球がうまい人。自転車で久我山の方から来てくださった。

ギタリストの山口亮志さん。なんと九州に住む彼のおばさま、陶芸家の松崎芙美子さんが新聞に小さく載った私の個展記事を見て「この展示を見にいってらっしゃい」と、彼に言われたのだという。

早稲田大のフランス文学研究者、谷昌親さん。昔、早稲田での授業によんでくださったり、映画の時に対談してくださったり、とてもお世話になっている。

Sdsc06044
今度、ちくま学芸文庫になるジャック・デリダ『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』(鵜飼哲訳)に載った私のエッセイの内容について少しお話させていただいたり、質問させていただいたり。

6時に高校時代の同じクラスだった友人が二人で来てくれて、7時の閉廊まで待ってくれて新高円寺駅近くの居酒屋で夕食。

このふたりも高校時代はあまりしゃべったこともないのだけど(特に私は緘黙だったので)、最近になってfacebookで再開して、毎回、私の個展に来てくれて、精神的に支えてくれている友人。

もともと内向的な私にとって、facebookやTwitter、ブログがあることは、幸いなことかもしれないと思う。

 

|

GALLERY工での個展の記録 3日目(10月27日)

10月27日(金)

今日の1番目のお客様は、近所(高円寺南)のギャラリー・ポルトリブレの平井勝正さん。

Sdsc05929

Sdsc05930

それからX(Twitter)でもつながっていて応援してくださるOさん。

詩人の林浩平さん。

デザイナーの河井宣行さんと押山マサルさん。上野の都美術館を見てからいらしたそうで「「東京展」よりいいね。」と言ってくださった。

次に詩人の川端隆之さん。

Fさん、先日、ギャラリー工で展示をされた桃子さん。

詩人の紫衣さんもご友人と来られた。

川端さんとは何十年ぶりかに会えた。お元気そうでよかった。「薔薇の散策」シリーズのひとつをご購入くださった。夕食をご一緒した。

Sdsc05754
川端隆之さんがご購入くださった「薔薇の散策4」。

 

 

 

 

|

2023年10月27日 (金)

個展開催中 新高円寺駅すぐのGALLERY工にて

10月26日(木)

きょうもいろんなお客様がいらしてくださった。

最初のほうにいつもメールでおしゃべりしてくれるAちゃん。気取りのない友達が来てくれてほっと一息。

イタリアの現代思想の紹介で著名な、私が感動したアガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの――アルシーヴと証人』を訳された上村忠男先生、シモーヌ・ヴェイユの思想から現代への鋭い問いかけをされている今村純子さんと。

Sdsc05819
今村純子さんはずっとお会いしたかったかたで、今村さんも私のブログを読んでくださっていたと知ってびっくり。

しかも私を知っていただいた最初が、映画だったと知って本当にびっくり。

美術評論家の中野中さんと。
Sdsc05826

谷川俊太郎さん事務所の川口恵子さん。

肺の手術の時に猫2匹を預かってくれたSさん。Sさんはうちの3匹の命の恩人(拾い主)。

6時50分くらいになり、ひとりでビールを飲んでいたらお客様が来られた。誰かわからなかったが、芳名帳へのサインを見たら美大でのI先輩だった。

ご案内をお送りしたS先輩からメールで私の個展のことを知らされたという。

お顔ははっきり覚えていたが年も離れていてあまり深く話したこともない先輩が、ご案内ハガキに書かれていた私の病気のことを心配してわざわざ個展を見に来てくださったので感激した。

何十年も時を経て、いきなり心を割ってお話できていることが信じられなかった。

10月25日(水)

個展初日。

最初に私よりずっと年上だが美大の懐かしい同級生が来てくれた。恩師のお葬式以来、10数年ぶりに再会。

彼の絵は私とはまったく違うタイプの絵(性格もまったく違う)なのに、私が自分で一番気に入っていて非売にしている絵をぴたりと当てた。

「こういう画面から血の滲むような感じ。体質だと思う。そこが毛利先生に似ている。」と言われた。

荻窪の古書店のNさん。とても長い時間、熱心に見てくださり、絵の感想をくださった。

そしてかな書道の先生。「ひとつのことを徹底してやり続けるのはすごいことね。」と言われた。

『戦争と児童文学』(みすず書房)の著者、繁内理恵さんと友人のぱせりさん。繁内さんとも初対面だがいろいろお話を伺って感激。

もう何十年もお会いしていない美大のU先輩も。容貌はすっかり貫禄になられていたが、絵に対する気持ちは変わらず。

卓球のおともだち。(私は、肺の手術後半年は卓球は無理、と主治医に言われていたのだが、1か月後には痛む傷口を左手で押さえながら卓球に復活していた。すごくへたなのだが、卓球をやっていると癌のことを忘れられるので。)

画家の伊藤ゲンさんに花かごをいただいた。

夕方に鵜飼哲さんとみすず書房の尾方邦雄さん、筑摩書房の大山悦子さんが来られた。

Sdsc05796
みすず書房の尾方さんは、鵜飼さんがみすずから出された論文集『いくつもの夜、いくつもの砂漠』に、私の仕事について鵜飼さんが論じた文章が、私の絵とともに収録されることになったときのご縁で。

(収録されているのは、私のエッセイ集『反絵、触れる、けだもののフラボン』についての文章と画集『花裂ける、廃絵逆めぐり』のための文章の2本です。)

筑摩書房の大山さんは、もうすぐ、ちくま学芸文庫として刊行される鵜飼さん訳のジャック・デリダ『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』の巻末に付される、私が書かせていただいたエッセイの担当編集さん。

ちなみに、今回の個展のタイトル「応鳴、息の犇めき」は、そのエッセイのタイトルから借り受けてきています。

鵜飼さんはこのあと芸大での「イスラエル・ハマス戦争をめぐる討議vol. 01」に向かわれた。

ポルトリブレで知り合った絵描きの太田国穂さんも。「わびさびは金属が錆びるのと同じ語源だと思う。人間も錆びる。さびは出そうと思って出せるものではない。錆びを持っているというのはすごいことだ。」

10月24日(火)

GALLERY工で個展の設営。

たいへん難しかったが、午後3時過ぎに足利市立美術館の篠原さんがいらして、プロのワザで設営を手伝ってくださった。

数多い小品の位置決め、写真の展示の方法や位置決め、照明の調整など、今まで数百の展示をやってきた篠原さんの手慣れた要領でどんどん進んだ。

まさか公立美術館の学芸員さんに個展の設営をやっていただくとは思わなかった。心より感謝。

 

|

2023年10月 3日 (火)

足利市立美術館での展示 最終日

10月1日(日)曇り一時雨

足利市立美術館の特別展示室での個展、最終日。

2時半頃に美術館に着いた。篠原さんは学芸員トークの最中で、3時過ぎにお客様たちと降りて来られた。

篠原さんが丁寧にコレクション展の作品解説をされたおかげで、お客様たちは数々の現代美術を楽しんでおられていたようだった。

最後に篠原さんが私の部屋の絵の解説をしてくださり、私も一言お話した。

そのあと返却と収蔵の打ち合わせ。
Sdsc05625

副館長の江尻さんにもご相談した。

篠原さんから、私の本『反絵、触れる、けだもののフラボン』で私を知って、絵を見に来てくださったお客様がいたことを聞いて驚く。

とても熱心に見ていてくださったそうだ。

私の本を読んで絵に関心を持ってくださった人がいることは、なんとも言い難いほど嬉しい。

そのあと、とてもおなかがすいたので篠原さんにおすすめのお蕎麦屋「十勝屋」を紹介してもらったのに、行ってみたら、いつもは5時からだが、今日は鑁阿寺(ばんなじ)でマルシェがあったせいか、もう終了だそうだ。

しかたなくスーパーのイートインでおにぎりを食べた。

素晴らしい経験をさせていただいた足利市立美術館。私は会期中に5回来た。また必ず来ます。

Sdsc05673

足利市駅近くのかっこいいマンションの廃屋。
Sdsc05679

|

2023年9月13日 (水)

デリダに関するエッセイ/ 東京画廊

9月6日(水)

デリダに関するエッセイの初稿ゲラの赤字を戻す。

この子たち(動物たち)のためのエッセイ。
Sdsc05263

細かい引用部分が、どの本のどこのページからか、きちんと記録しておかなかったために推敲に苦労した。

ここまでくるのに何年かかったろう。

私は哲学の専門教育を受けたことがない。不十分ではあるだろうが今の私にはこれが精いっぱい。

この文章を書く機会を与えていただけたことに感謝と、生きているうちに出せることが嬉しい。

9月7日(木)

台風が来たので出かけられなかった。

9月9日(土)

昼から銀座のギャラリーをいくつかまわった。

東京画廊の山本豊津さんに、まだ生きていることをご報告し、足利市立美術館の展示のチラシとチケットを差し上げると、なんと、「せっかくだから行く」とおっしゃるのでびっくり。

学芸員の篠原誠司さんとは仲がよいと聞いて驚いた。

篠原さんは日本のギャラリーの歴史を調べる仕事をしていたそうで「彼はとても熱心だ」と山本さん。

もともと篠原さんは詩人の吉田文憲さんからの紹介だ。初めてお目にかかった時からなぜか話しやすくて仲良くなれた。

3時頃にいったん帰宅してお茶を飲んで、すぐにギャラリー工の伊藤珠子作陶展へ。

「草原」をテーマにした陶器。値札までが陶で作られていたことに感動した。マジックで値を書いて何度も使えるとのこと。

そのあと吉祥寺の平井勝正さんの個展へ。

モノトーンに近い作品が静かで詩的。いつもどおりたくさんの人が集まって飲んでいたが、私はお酒を遠慮した。

中道通りに2軒あったPukuPuku(日本の古い器のお店)が引っ越していた。ここは吉祥寺に行ったらいつも寄るお店。

|

より以前の記事一覧