怒り

2024年4月14日 (日)

河畔林の新芽

4月13日(土)

レットヴィモ副作用のむくみと頭の濁りがある中でも、きのうと今日は比較的マシだった。

透き通った点々の新芽が見たくて出かけた。

朝起きた時は、全身倦怠と筋肉痛で、駅から歩いて行けるのかと不安だったが、今日は歩けた。先日の御苑に行った時よりは力がある。

早緑の点描の中に枯れ蔓の複雑な絡みの塊が残る。

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枯れ蔓が絡まる枯れ木はほとんどがサイカチで、よくみるとすべての枝だけでなく幹までもが鋭い棘で覆われている。怪我しそうでとても危険。
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昔、6月に来た時はぬかるんで運動靴がずぶずぶと沈んだ。

あの時は壮麗な花火のようなシシウドの花が美しかった。

林の中にはたくさんのカタツムリがいた。

2月にひとりで来た時は、凍えながら間近にアオサギを見た。

すべて、忘れることなく覚えている。私の好きな場所。

もう体力的に来られなくなるかもしれない。でも今日は来ることができた。

今日の乾いた原には雪の結晶のような、まだ若いカワラヨモギ。

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近くの藪の中からキジが飛び立った。

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前に沢渡さんと撮影した日曜日にもいたが、「ラジコン禁止」の看板があるのにラジコンを飛ばしている人たちがいる。

横を通ったが、けっこう年配の男性3人だった。看板はいくつか立っているが、ここは鳥獣保護区じゃないのだろうか?

さらに林全体に響く大音量で音楽を流していたのですごく腹が立った。青江三奈の「伊勢佐木町ブルース」だった。

ウグイスやシジュウカラのかわいい鳴き声が聞こえない。

わざわざドラムセットを車で運んで来て、土手で反響するように大きな音で叩いて喜んでいる人にも何度か会っている。

静かな空気を壊す勝手で汚らしい自己顕示。そういう人たちが本当に嫌。

 

 

 

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2017年5月29日 (月)

整骨院で逆に自律神経失調(不安と過緊張)が酷くなることをされた話 (1) / 元場面緘黙

5月24日

私は過緊張で不安を感じやすく、、何事も悲観的に考えやすい性格(少女時代は場面緘黙症)だ。(もともとの原因は、生まれつきHSPであることと、幼年期からの父からの虐待だと思っている。)

過緊張の苦しみと疲労で常にがちがちに凝り固まった首から肩、背中の筋肉をほぐすために通っている整骨院で、最近、逆に、体調を大幅に崩すほど酷く苦しめられる事件があった。

私にとっては、ものすごくストレスと怒りを感じる事件だったので、ここに書いておこうと思う。

事件から一週間経ったが、いまだに特に朝から昼にかけて動悸とのぼせで呼吸が苦しく、手が冷たくなり、背中と肩が酷く痛い。一度不安をかきたてられた脳や神経が勝手に暴走してしまったようで、平静に戻らずに苦しんでいる。

5月22日に、行きつけの整骨院で、その事件は起きた。

そこは、最寄りの駅でエキテンのトップに出てくる(つまり経営側が、なによりも宣伝効率を高めることに力を入れていて、実際に社長が経営戦略マニュアルを販売しているようなやり手の)整骨院だ。

順番に呼ばれて、中に入って、ベッドに横になる時に、だしぬけに、「これ、スッタフ一同からです。」と手書きの文字で書かれてある、糊で封緘した無地の封筒を渡されたのだ。

私はすごく驚いて「いったいなに?」と聞いた。

私に封筒を渡してきたスタッフは、最近入って来たばかりで私がまだあまり慣れていない大柄で低い声の男性(この整骨院のスタッフは全員男性だ)で、その人に「スタッフ皆からです。」とにこりもせずに真顔で言われたために、私はものすごく不安になってしまった。

受付でなく、ベッドに行った時にこそこそ渡され、しかもわざわざ糊で封緘してあってその場で中を読めないようにしてあるために、私はそうとうな重要な要件を書かれたのに違いないと思った。

ここまでするのはいったいなんなの?とひどく気持ち悪くて、すっかり不安になり、なにか私へのスタッフ全員からの抗議なのか(なにか私はスタッフに対してひどい態度をとったっけ?)、と思ってしまったのだ。それで一気に動悸が上がって吐き気するほど具合が悪くなってしまった。

その後は痛いほど動悸が激しくなり、頭はほてり、めまいと頭痛と吐き気がして全身のふしぶしが痛んできた。私を治療しているスタッフが「だいじょうぶですか?唇が紫色になってますよ。手が冷たい。」と言ってきた。

そんなネガティヴな手紙をスタッフ全員から渡されたなら、私が具合悪くなって当然でしょう?と内心思い、実際、なにか言葉を発する力ももう残されていなかった。

帰宅するまで、胸のざわざわが苦しくて、心拍数が上がって、おかしくなりそうだった。なにかすごく理不尽なことを書かれていたら、弁護士に相談しよう、とまで思い詰めながら帰路を急いだ。

帰宅して封筒をちぎるように開けたら、「2015年7月10日に××整骨院は開院しました!それからいくつかの偶然が重なって○○さんと私たちは出会うことができました!」という、いわゆる顧客を逃がさないための「手書きの」サンキューレターだった。

「2017年3月13日 この日がなんの日かおわかりですか?この日は初めて××整骨院に来られた日です。言いかえるとこの日は○○さんと私たちの出会いの記念日です。私達スタッフ一同は、この出会いがいつまでも続いていたらなあと思っています!また○○さんがお困りの際は何でもご相談くださいね!!」

さらに、その手書きの手紙には“笑顔”、“明るい”と、わざわざ小タイトルがつけてあり、下のように書いてあった。

“笑顔”

「私たちは○○さんが来られたら逆に元気をもらえます!いつも○○さんが来られるのを楽しみにしています!明るい表情でお話をしてくれるので、私達も本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります!これからもそのままの○○さんでいて下さい!」

“明るい”

「○○さんは性格が物凄く明るいです。私たちは○○さんが来られるのを楽しみにしています。治療中も楽しそうにお話ししてくれますので私たちも本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります^^これからもそのままの○○さんでいてくださいね!そして私たちにずっとパワーを下さいね!」

手書きの汚い文字で、こんな白々しくも的外れなことを書いて渡すために、私を自律神経失調の酷い状態にさせたのか、と思うと怒りでいっぱいになってしまった。

こんな押し付けの欺瞞的なものをどうしても渡したいのなら、せめてその場で読めるように封緘しないで渡すべきだし、封筒はかわいい柄のものにするなどの気遣いがあるべきなのに、あまりに非常識と思う。

(のちに、この、わざと糊で封緘すること、受付でなくベッドで渡すこと、「何?」と患者が効いてもそれには答えないこと、すべてが、上部からの「患者を驚かせ感激させて治療院の大ファンにさせるため」のマニュアル通りにスタッフがやったことだと知って、私の怒りは頂点に達した。)

すごく困ったことに、手紙がばからしい内容でしかなかったと理解したあとも、一度拍車がかかってしまった動悸が治まらなくて、具合の悪さがどうしても治らなかった。

しかたなく近所のクリニックに行って星状神経ブロック注射を打ってもらった。

次の日の朝も動悸が激しくなり、悪夢で眼が覚めた後に胸のざわざわが治まらなくて、手が冷たいのに汗がにじんできて、頭と顔はほてり、全身がびりびり痛いような苦しい不安感が続くようになってしまった。

酷い動悸とともに、幼い頃に父に脅かされたりからかわれたりした時や、殴る蹴るされた時の怯えと不安と恐怖のフラッシュバックや、父に借金を負わされた時の耐えられないほどの経験がよみがえってきてしまい、苦しすぎて泣いたりもした。

。。。

その整骨院は○ンキューグループという大きな会社が経営していて、社長はM越K一という「次世代○療院革命」という治療院経営のノウハウを売るサイトをやっている1981年生まれの人だ。

彼は、20歳代で京都に治療院をつくってから、わずか4年で20店舗の治療院グループをつくりあげ、それからも拡大中(現在は京都に6店舗、大阪に13店舗、兵庫に4店舗、愛媛に1店舗、東京に6店舗の計30店舗)だそうだ。

ネットでこの人の名前を検索すると、「M越グループの急成長の原動力になっている内部資料をそっくりそのまま手に入れませんか?」という過去記事があった。

それは経営ノウハウのDVDを3種セット5万円で販売している宣伝の記事なのだが、その中のひとつに、まさに私が不安神経症を発症しそうにさせられた、この封をした手書きのサンキューレターのマニュアルがあった。

そのうたい文句に「患者さんが涙を流して喜び、一瞬で熱い熱いファンに変えてしまう実証された感動の手紙の事例集をお届けします。」と書いてあり、

さらに、「手紙をもらった患者さんの中にはうれしくて泣いてしまう方もいらっしゃいます。患者さんとしては整骨院で自分のことを気にかけてくれた手紙などもらうとは夢にも思っていません。」

「こういった感動体験があなたとあなたと患者さんの距離を一気に縮めます。そうして、患者さんはあなたのファンになり、あなたの治療院に通い続けてくれるようになるのです。」

「この手紙が○越グループのファン患者さんの育成の核となっているともいえます。」

「患者さんはスタッフの強烈なファンになり」

「自動的にあなたの治療院の営業マン・宣伝マンが出来てしまう」

「スタッフへの指導に割いていた時間が大幅に短縮できてしまう」

「ひな型を基本にアレンジすればいいだけなので考えなくても手紙をつくれます。」

○越グループでは「マクドナルドのようにスッタフの教育課程がシステム化されています。」

などと、あまりにも患者をばかにした傲慢なやり口が書いてあった。

私は、過緊張で体調が悪いのを少しでも治してほしくて行く整骨院で、このように患者の個々の苦しみ、痛み、気質、性格を無視して、スタッフの思いやりをなくさせて無感覚にさせるマニュアルを売りにしていることに、はらわたが煮えくり返ったので、抗議の手紙を書くことにした。

それで「××整骨院スタッフ一同様」という、もらった手紙への返事を書いて持って行った。

このような抗議をはっきりとすることは、私のような過緊張で不安が強い人間にとって、ものすごい負担であり、緊張、不安で、さらに心臓ばくばくで頭痛がするようなたいへんなことなのだが・・・

・・

そしてどうなったか、長くなるので、この続きは(2)で書きます。

 

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2015年7月16日 (木)

国会前安保法案抗議デモ

7月14日

安保法案の抗議に行くための新しいプラカードをつくった。

このプラカードは、私が敬愛するThéophile Alexandre Steinlenから絵をお借りして描いたもの。スタンランは猫の絵があまりにも有名だが、貧しい人々の悲惨な姿も多く描いている。

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下は簡単に描いた怒りの猫。

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治療院で、治療師の人に「明日国会前に抗議に行くプラカードを描いてたから肩が痛い。このまま安保法案が通ったら、都心はテロられる可能性が高まる。新宿駅や新幹線も爆破されるかもしれない。」と言ったら「へえ。そうなんですか。」と、いつもながら間の抜けた返事。

この治療師には2歳になる男の子がいるのに、なんにも感じないのだろうか。もちろん一般社会にはいろんな感じ方の人がいるが、自分や子供に危険が迫っていると意識できない人はずいぶんのんびりしている。

7月15日

安保法案反対抗議に国会前へ。

この抗議活動は肉体的に非常にきつかった。というのは警察の規制が激しく、3時間以上ほとんど身動きがとれなかったからだ。

一番酷いのは鉄柵による歩道への押し込め。それと青信号になっても一切横断歩道を渡らせないので、向かいの歩道に行くことができない。鉄柵をまたいで横断歩道を渡る者がいたら、警官が取り押さえてもとの位置に押し込める暴挙。

私は鉄柵の前にいたので、一時、膨れ上がり興奮する人々が後ろから押して来て、本当に鉄柵に挟まれて死ぬんじゃないかと怖かった。現場は押し合いへし合い、「車道を開けろ!」の声と「危ないから下がって!押さないで!」の怒号が飛びかって騒然となった。

・・・・

5時に新宿で友と会い、地下鉄。この日、ものすごい人数が怒りで国会前に押し寄せるのではないかと思っていたので、国会議事堂駅では団子状態になるかもしれないと懸念し、赤坂見附で降りて歩いて行った。

東急プラザ横の坂を上がると、素晴らしく魅力的な建物と石垣が。

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蔦と苔だけではなく、私の大好きな地衣類までが、なんとも美しく・・・


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いったいこのさり気なくも魅力的な建物は何?と思ったら都立日比谷高校だったのでびっくりした。

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熱中症や貧血にそなえ、途中のコンビニで冷たいお茶とおにぎりを買って行った。

国会議事堂正面に向かい、右側の歩道に主催者がアピールをする場所があり、そこに歩道に沿って桜田門方向へ長蛇の列。警官に誘導されて後ろに並んだが、ずいぶん後ろだったので6時前に向かいの歩道に移動した。

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国会議事堂を背景に友人が高く掲げてくれたプラカード。

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民主党の岡田代表、枝野幹事長、共産党の志位委員長、辻本清美議員、山口二郎法政大教授ら、SEALDsの学生らのアピールがあった。

友人「ジローはアジるのがうまいなあ。」私「ホント、なれてるネ。」

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「安倍はやめろ!」「国民なめるな!」「戦争法案絶対反対!」「解釈改憲絶対反対!」「戦争したがる総理はいらない!」などのシュプレヒコールが続いた。

夕焼雲の色も沈んで来るころ、私たちの後ろの人数もどんどん増えて来て、身動きできない。お腹のすぐ前のところに鉄柵があって、後ろから押されると危ない。

皆汗だくで、前の人に身体が押し付けられて暑い。

「車道を開けろ!車道を開けろ!」の声に警官がとずら~と集まってきて取り囲まれた。

「なんで青信号なのにむこうに渡らせてくれないの?」

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人々の「車道を開けろ!」の声に対して警官の「危ないから下がって!」の声。

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「ぎゅうぎゅうなので後ろには下がれません!」「車道を開けてください!」

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「後ろに下がってください!押さないでください!」と警官。「今、この状況で鉄柵が本当に危ないの!怪我しちゃう!怪我したら誰が責任とるの?おまわりさん、鉄柵をとってください!」と前列の人達。
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「押してるのはおまわりさんでしょ!」「危ない!おまわりさん押さないで~!!」「鉄柵をとってください!」

「今、手を出さないで。おまわりさんに触らないで。触ったらストップしちゃうから。徐々に今交渉してるから。」と主催者側の人がなだめに来る。
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後ろからぎゅうぎゅう押されながら、私のすぐ横にいた年配の人も「危ないよ。今、ここで前に転んだら下敷きになって死んじゃうよ。」と。私も怖くてはらはらした。

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ついに鉄柵を上に掲げてはずす人たち。

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「わあ~~!」
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「車道に出ないでください!」

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「安倍は憲法違憲なのに、道路交通法なんか言ってる場合じゃないだろ!」

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「きゃ~ッ!!おまわりさん押さないで!」

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「ワア~ッ!!」

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「ギャ~ッ!」

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「安倍はやめろ!」「車道を開けろ!!」

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「車道を開けろ!」
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というわけで、8時半くらいに車道の一部が開放され、規制線の帯が車道のほうに少しはみ出て、やっと自由に呼吸することができるようになった。その帯にくっついてずっとシュプレヒコールをあげた。

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この頃には周りのざわめきで対岸の声は聞こえにくくなっていた。それぞれの場所でいくつかに分かれながら「安倍はやめろ!」という声が起こっていた。その声が波のうねりのように続いていた。

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現場を離れたのは10時前。帰り道、給水をしてくれている人に無料で冷たい水をいただいた。まだ鳴り物入りで激しくシュプレヒコールを続けている人たちがいた。

急に雨が降ってきた。桜田門駅から地下鉄で帰った。

7月16日

肩と脚がぱんぱんで、すごい筋肉痛で治療院に行き、院長にきのう国会前に抗議デモに行った話をしたら、なんと・・・!

あの、反原発デモの時も今一つ無関心そうだった院長が「僕も一度行ってみようかな。」と言うではないか!

3時過ぎ、折しもラジオではきのうの国会前の抗議デモの音声が流れ、「国民の200人にひとりが抗議活動に行った」とDJがしゃべっていた。

「せっかく行ける場所に住んでるんだから、行ってみようかなあ。誰かと知り合いになれるかなあ。」と言うので「とにかく一度行ってみるといいよ!なにか紙に抗議の言葉を書いて持って行ってね。」と言った。

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2012年10月 5日 (金)

機械じかけの小児病棟 Fragle / イラつくメールについて

10月3日

第3校のPDFが戻ってくるちょっとした間に、リフレッシュのため(?)映画を見る。

最近高い評価のスペインのハイメ(ジャウマ)・パラゲロのホラーである。

「機械じかけの小児病棟」――原題は「Fragile」という私の大好きな言葉。格調高すぎてどんな映画かわからないと思ったのだろうか、「機械じかけの小児病棟」とはちょっと安っぽい邦題にしたものだ。

「Fragile」という原題はすばらしい。Fragileなのは子どもたちであり、心に傷を負った主人公であり、命であり、・・・この何とも言えない薄闇の病院の廃墟であり、そこに残された埃だらけの痙攣するぜんまい仕掛けの人形でもある。

病院の廃墟の映像を見られるだけでも、感動してしまった。廃墟には薄暗い緑の光が似合う。

キャリスタ・フロックハートはとても好きな女優なので久しぶりに見られて嬉しかった。アリー・マイ・ラブの時は摂食障害だったというが、華奢なのにすごくフル回転で演技していた。あの可憐さ、かわいさと同時に哀愁がある表情を持っている知的な雰囲気が好きだ。

まわりをとりまく病院関係者も皆少しずつアクがあり、全面的に信じていい味方は誰もいないところがリアルである。主人公に気があるのだがちょっとデリカシーに欠ける医師や、最初から全ての事情を知っていそうな病院長が、過去の遺恨の原因のキーパーソンではないか、と疑わしくなる。

中では一番いい人っぽい(幽霊に恨まれそうもない)黒人が殺されるのは、なぜ?という感じがする。

「眠れる森の美女」のアニメ(なぜか59年の美しいディズニー映画ではない、最近のディズニーっぽいが変な、美しくない絵のアニメ)を子供たちが見るときに嫌な予感がしていたのだが、最後に主人公が瀕死の状態になって蘇生術を受けるときに、あの俗物男の医師が口をつけて人工呼吸するんじゃないだろうな、そういうオチだけは許せないけど、と思ったら、最後に愛の口づけで救いに来たのはあの男ではなかった。ああ、よかった。

最後に出る「死後もそばにいてくれた君へ」に泣ける。

10月2日

10月2日、skypeのSMSに、「知佐子さん、最近どう?」(英語)のメッセージが来る。もう話したくない相手なので無視していた。すると次の日、「あなたのskypeはオンになってるんだけど(どうして返事しないの?)最近どうなの?」というメールが来る。話したくないからですよ、とイラッときたが個展が近いのでものすごく忙しいです、とメールで返事する。すると「どこで個展するの?」とメールが来て、返事したら、その次に、「Would you be interested in a small illustration job?」というメッセージが来たので、忙しいって言ってるのに、とイラッとくる。何に関してのイラストレーションで、どういう条件なんですか?とメールを返信したら、返答が来ない。

すご~くイラッと来る。仕事の話を持ちかけるときは、内容、条件を書いて来るのが当然だと思うが。条件がわからないなら返答しようがないでしょ。それともただ私と関係を断ちたくなくて、絡んできてるだけなの?相変わらず相手の状況無視し、自分中心、懲りねえな~。

ほとんど年下(ごくたまに年上のバカもあり)の人にしか当てはまらないが、未知の人で、自分から話(メールなど)を仕掛けてきて、こちらから質問するとナシノツブテ、というのが何件もあり、すごく腹立たしく、全く意味不明だ。じゃあ、なんでそちらから連絡してくるの?こちらの質問にきちんと答える誠実さもないのなら、信用できないし、どんな人が判断しかねるので、付き合えるわけもない。完全に拒絶したい相手でない限り、私はわりとすぐに返事を出す。まして目上の人には文面に細心の注意をはらって、丁寧に返事する。目上の人には大抵はきちんとした文字で封書で手紙を書く。最近の若い人は自分から誘いをかけておいて、平気で返事を無視し、自分の気がむいたときにメールするのだろうか。

こちらの質問に返事がなかった時点で、私は向こうから拒絶の意味と取るのだが、期間が空いてから、何もなかったように、最近どう?みたいなメールとか、信じられない。本当にイライラする。一度こちらの意味のある質問メールを無視されてからの、しばらく経って意味のないメールをよこされても、私はもともと相手に興味ない。友人としてふさわしくない人と無駄話する余裕はない。用件はなんなの?仕事の話じゃないなら、うぜえんだよ、ボケ。

会話のキャッチボールができない人、こちらの質問には答えないで、自分の気分や感情だけをぶつけてくる人、本当に気持ち悪い。正直、なんで私にわざわざ話しかけてこようとするのか、わけがわからない。自分だけの世界に住んでいるなら、話かけて来ないで、勝手に自己完結していてほしい。

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2011年5月 8日 (日)

2011.5.7 渋谷原発やめろデモ

5月7日

渋谷原発やめろデモ!楽しみにしていたのにあいにくの雨。午前中激しい雨音がしていて心配だったが、午後小ぶりになる。

2時に友人と新宿で合ってバスで渋谷区役所前へ。

2時30分頃代々木公園着。たくさんの人で、生演奏中の演奏者は見えない。藤波心見たかったな・・・。

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3時に出発します!の合図で道路のほうへ向かったが、縄が張ってあって、横から自由に列に入れなくしてある。タレントのライヴ待ちみたいに厳しい列の統制。

猫がデモに参加していた!当然動物たちは原発に反対だ。一緒に写真を撮れてうれしい。

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この写真は猫さんの横腹とおしり。うしろに写っていたおかあさん、おとうさんたちの笑顔が素晴らしかったので。

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デモ前の気迫が感じられる猫さんのアップ。「原発とめようニャ!(キリッ)」

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先頭のチンドン隊について行こうとしたらすぐ前で「ここまで!」と列を切られ、楽隊に駆け寄ろうとした人はきつく制止された。厳しすぎる・・・

第一体育館のほうへ坂を下ったが、自分達2番目の梯団は鳴り物がなくてさびしい。(猫ちゃんにはあまり爆裂音がないほうが良いと思うが。)周りからも「どうしてこんなに楽隊から離されるの?チンドンのそばがいいわ。」の声しきり。やはり高円寺デモのときのように威勢のいいバンドの後ろにつきたかったのでさりげなぐ歩道に出て好みのサウンドカ―を待った。

一台目。かわいい猫の横断幕。デモを貪欲に楽しむため、さらに次のサウンドカ―まで坂を逆に戻る。歩道にカメラを携えた私服警官がいっぱいいた。

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このおとうさんの手作り、「ブレーメンの音楽隊」風のプラカードもすばらしいアピール。

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2台目。激しい音が・・・むっこれは良さそうなバンドだぞ。

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このバンドが一番好きだったのでこの後ろにつくことにした。Sdsc05361

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写真を撮るときには歩道を駆けて先回りして階段などにあがってチャンスを待つ。それからまた隊列に加わって叫んだり忙しい。「デモの人は歩道でなく、車道を歩いてください!」と幾度も警官が大声で叫んでいる。雨でプラカードが濡れないように傘を差したり、友人に持ってもらったり、さらに忙しい。

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バンドが盛り上がって士気も上がろうとすると警官がサウンドカ―とデモ隊の距離を不自然なほど大きくあけようとする。高円寺デモのときはサンドカーとデモ隊の間に警官は割り込んで入らなかったはずだが。

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盛り上がろうするデモ隊を強硬に押し戻す警官とおしくらまんじゅう。なぜバンドを真近に見ながら歩いたらいけないのか?高円寺デモのようには心から楽しくさせない高圧的な警察のやりかた。

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代々木第一体育館を左に見ながら進み、原宿駅の脇、五輪橋に差し掛かったあたりでついに警官とデモ隊が騒然となる。「やめてください!」という叫び声。

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すぐさま歩道橋の階段に駆けあがって写真を撮った。すると「歩道橋の階段に立ち止まらないでください!」と何度も大声で注意された。

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殴る、蹴るの暴行は誰もしていなと思う。身体で押し合っただけに見えたが、二人の人がすったもんだの末、無理やり警察車両に押し込まれるのを見た。

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この青い服の人はずっと歩道橋の真下のガードレールのところに身を固くしてしがみついていて、暴れるなどはしていないのに何人もの警官が力づくでそれを引きはがすようにして車に連れ込んで行った。

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いきさつはよくわからないが、あとでこのデモでは全部で四人逮捕され、二人はすぐ釈放され、誤認逮捕か?の報道もあった。なぜ逮捕されるまでになったのかはわからない。

一部始終を撮影していたら、サウンドカ―がどんどん先に行ってしまっていたので走って追いつく。

雨に濡れた欅並木の若葉が美しい表参道。

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しかし、このときたくさんの警察車両(人員輸送車とゲリラ対策の遊撃車)がけたたましいサイレンとともに何台も表参道を代々木公園のほうへ走って行ったので「後ろの列、なんかあったのか?!」との声があがった。

↓複数の青い車両に注目

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素人の乱の松本さん発見。

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「おまわりさん、サウンドカ―から皆を離さないでください。ぼくたちは暴れたりしません。真面目に原発反対してるんです。」というようなアピールがサウンドカ―からあり、「そうだそうだ!」の声があがった。

青山通り。宮下公園の下のガードをくぐり、マルイ、ロフトの前、

渋谷センター街で叫びながら拳を振り上げる。

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私がプラカードを持ってるところを友人が撮ってくれた写真、(ム・・・)ブレてる。

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これも友人が撮ってくれた。やっぱりブレてる。

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ハチ公口前の大スクランブル交差点へ。八チ公の前で少人数の右翼がデモ隊に向かってわめいていたが弱々しかった。

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スクランブル交差点で原発やめろ!の大コール。

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もう一度宮下公園のガードをくぐって、パルコ前から渋谷区役所前の代々木公園に戻る。6時30分くらいになっていた。こんなハードなコース、歩きとおせるか心配だったが、すごく楽しかった。

しかし逮捕者が出たのがショックだった。警察が厳しすぎた。画一的でない自由な発想のデモをする権利を!

この「サーカス」と書かれたいろんなボードをぶら下げたロープ、うまく写真に撮れなかったが、よくできたイラストで面白かった。

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だいぶ暗くなった代々木公園で鵜飼哲さん発見。久しぶりに会った。高円寺のデモにも来ていたそうだ。

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2011年1月18日 (火)

Tomod`s トモズ ドラッグストア 反省ZERO

1月18日

私はブログに生活関係の記事を書くことは滅多にないが、そしてこれを書くことにとてもためらいがあったのだが、記録として残すことで、同じような厭な思いをした人の参考になるかもしれないので、あえて書き留めることにした。

私の怒りがおさまらないのは本社の顧客サービス対応をするイシザキという人間である。(いつくかのTomod`s(トモズ)店舗には、たまにとても親切な薬剤師さんもいるので、そういう人たちには好感を持っている。)

きのうは20パーセント割引のはがきの期限最終日だったので、近くのTomod`s(トモズ)で薬と食品を買ったのだが、賞味期限が近い食品で10パーセント引きになっているものを、つい何点か籠に入れてしまった。レジで会計をして、「こちらはすでに10パーセント引きになってますので割引き対象外ですがよろしいですか?」と言われ、一瞬「?」となったがレジを終了してしまった。薬と食品で7835円。

?・・・レジの横に同じ商品でまだ新しいものがたくさんある。そちらは20パーセント引きなのになぜ賞味期限切れに近い商品は10パーセントしか引いてもらえないのか?レシートを見ると「商品のお取り換えはレシート持参で一週間以内」と書いてある。レジに誰も並んでいなかったので、「すみません、やっぱりこれ(10パーセント引きの食品だけ)返品にしたいんですけど。」と言うとすごく不快そうな対応。「どうして賞味期限ぎれが近いもののほうが割引率が低いんですか?」と聞くと「もう割り引いてあるものは対象外とはがきに書いてありますから。」と憮然とした答え。新しいのと交換しますか?と言ってくれるなどの親切な対応はなかった。スタンプカードを出させられてスタンプをひとつ消された。「お名前は?」と聞くと「Sです。」とぶすっとにらまれる。

Tomod`s(トモズ)のHPを見てみた。「株式会社住商ドラッグストアーズ」とある。住友商事の子会社だから、キチンとしているのかと思ったら大間違いなのである。

総務人事部に電話(かったるい間延びした声の女の人が出る)、「顧客サービスについて対応してくれる方をお願いします。」と言ったら、イシザキという男性が出てきた。話して数秒で、恐ろしいくらい感じ悪さが伝わってくる人。落ち着きがなく、人の話を聞かない。(はぁ?それが何か?)的な挑戦的な人を舐めたしゃべりかたで、こちらの言葉をさえぎって勝手にこちらの意図と異なる方向に要件を捻じ曲げて割り込んでくる。この会社は平均年齢31.7才だそうだが、いかにも若くて軽薄そう。

「確認して留守電に入れときます。」と言われたので留守電が壊れている旨伝えたが、仕事で出かけるかもしれないので編集事務所のほうの電話も言った。すると「それは屋号なんですか?会社の正式名称はなんですか?漢字は?後ろ株ですか?前株ですか?」と聞かれ、「なぜ前株かどうかなんて必要なんですか?」と言ったら「メモのため。」だそうだ。「もし留守電を直したら留守電に何を入れるんですか?」(留守電録音30秒で済まされても不快だと思ったので)と言ったら「留守電、直せるんですか?(直せないって言ったのはうそなんですか?)」と凄んでくる。(意味不明。)

個人情報を根掘り葉掘り聞かれたが、その際に「失礼ですが○○をうかがってもよろしいですか?」の言葉一切無し。もちろん「すみません」などの言葉一切無し。

そしてこの会社の不気味なところは、顧客の電話(クレーム、質問など)に対応するのは、必ずこの恐ろしく傲慢なイシザキという男性ひとりのみ、ということだ。ほかの人間が対応してくれることはない。

そして、今日そのイシザキという社員から返答の電話が来たのだが、まず、いきなり、「会社のほうに電話したのに会社にいないじゃないですか。きのうあなたが言ったのはうそだったんですか?」と責められた(不気味)。私はそちらに行っているかもしれないから、と言っただけなのだが・・・。

昨日の段階で、あまりに気持ち悪い対応をする人なので、この人以外の人に電話をいただきたい、と電話対応の女の人に約束していたのだが、それもイシザキにつぶされたようである。

そして「確認しましたが、すでに割引きになっている商品は割引きできないとはがきに書いてありますので。」ということだ。「なぜ同じ食品で古いもののほうが高くなるんですか?」ともう一度聞くと「はがきに書いてあるからです。」と平然。「価格のつけかたとしておかしい、客に対してサービスになっていないと思いませんか?なぜ新しいのと変えましょうか、ひとこと言ってくれないんですか?」などの質問には、「お客様が選んだんですから。」という答え。

「確認というのは上司に社の方針として確認したんですか?それとも店舗にですか?」の質問に対しては「答える必要はありません。」。「あなたはトモズという会社を代表して、その社員として責任を持って、窓口として、今この電話で消費者に対応しているんですか?」と聞いても、何に対しても「答える必要はない」の一点張り。

そのくせ「さっき事務所の電話に出た人は誰なんですか?あなたとどういう関係なんですか?あなたは社員じゃないんですか?」など、それこそ私が答える必要のないことは聞いてくる。(あまりに不気味。)

「ほかの近隣のドラッグストア(サンドラッグなど)のほうがもっとずっと親切に説明やアドバイスしてくれますよ。」と言うと「あ~~そうですか。」と平然。「この電話は客へのサービス改善のために対応する電話じゃなかったんですか?」と言うと「お客様の質問に答えただけです。さっきからお客様の話が最初の質問とずれていますので。」と言う。「こんなにも失礼な対応の会社は珍しいです。」と言うと「お客様の言ってることがわかりませんが。」という発言が何回も繰り返された。

しかも、「私の上に上司はいませんから、手紙(親書で社長宛に出しても)全部私のところに集まってくるから、無駄ですよ。」と言い放った。

つまりこの人の対応が会社のトップの方針と一致しているのかは不明。

「サービスや態度について少しも謝罪する必要はないと思われるんですか?」と聞くと「謝罪してほしいんですか?もう要件はすんだんだから切りますよ。」と言われて電話を切られた。

なるほど。上司がいない。だからこれほどの頭と態度の悪い人間でも顧客対応の仕事ができるのか。この人ひとりで対応しているとしたら、消費者がメールで質問やクレームを出してもろくな返答はないだろう。ほとんどパートとアルバイトで回転しているのだろうが、本部にいる社員(薬剤師さんなどの専門職では無い社員)に関しては、全く不気味な会社。

この嫌悪感に比べれば店舗のパートさんの感じ悪さなど些細なことであった。

もし、私のほかにもTomod`s(トモズ)で厭な思いをした人がいたら、本社に電話するともっともっと厭な思いをするので親会社の住友商事に直接電話したほうがいい。こちらはさすがに感じよく、まともに話を聞いてくれる。

――――――

夜になり、友人とサルヴァトーレ・クオモのデリバリーをとった。私は肉類が食べられない(好き嫌いではなく、昔から犬猫と親しく近くにいすぎたので、動物を殺して食べることに対して身体拒絶反応が出てしまうのである。)ので、電話したときに、一応「エビカニのクリームパスタに、べ―コンやハムなどの肉類は一切はいっていませんか?」と確認した。30分ほどで到着(速い)。ところがパスタの中に大きなベーコンが入っていたので、一応電話してみた。

すると店長さんが電話に出てきた。「ええと・・・次から問い合わせのときに材料の確認をお願いします。」と言うと「今回は大変申し訳ありませんでした。今からベーコン抜きのものを作ってお届けしたいのですが。」と言われてびっくり。「いいえ、それは大変ですから・・・それでは悪すぎますから。」と言うと「いえ、こちらのミスですから。今更ありがた迷惑でしょうが、私の気がすまないので、ぜひ、そうさせていただけないでしょうか。」とさわやかに言われた。(かっこいー!!)

Tomod`s(トモズ)の対応となんという違いだろうか!!!

そして新しいパスタとサービスでアイスクリームまでつけて届けてくれた。デリバリーの人(デリバリーの若い人も感じのよい人でした)に「申し訳ないです。ありがとうございました。店長さんによろしくお伝えください。」と頭を下げた。友人も感動していた。今度からぜひお店に行こうと思う。

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