がん

2020年9月10日 (木)

チョッピーとプフ2歳の誕生日 / 首こり治療

9月10日(木)33℃

9月10日は2年前にチョッピー(チョビ)がSさんに拾われた日。135gだった。

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ぐったりしていて授乳しても途中で眠ってしまい、ほとんど飲めなかった。おでこが出ていて眼が落ちくぼんでいた赤ちゃんの時のチョビ。

その後、真菌のただれと抜け毛が日増しに酷くなり、9月末には露出した真っ赤な皮膚が痛々しすぎて、長生きはできないと思われていたチョビ。

2019年6月には眼瞼内反症(落ちくぼんだ眼のための逆睫毛)手術もあり、何度も痛くて苦しい思いをしたけどがんばった。

現在のチョビ(チョッピー)。一度もシャーと威嚇したのを見たことがない。おっとりしていて、いつもご機嫌で、とても賢い子。

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細くて小さい寄り眼。猫にしては長すぎる鼻。立派な茶縞のしっぽがチャームポイント。ふかふかで極上のビロードのように柔らかな毛並みはターキッシュバンによく似る。

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私がストレッチのためにSuchmosの「STAY TUNE」をかけるとアンアン!と歌いだし、カカカカカッとクラッキング。なぜかチョッピーは獲物を見つけた時でなくても高くてかわいい声でクラッキングする。

ネズミのおもちゃに目がない。あまりにも興奮して高くジャンプするので危ない。

去年よりもさらに、おでこをなすりつけてきてゴロゴロ甘えるのが激しくなってきた。

チョビと四つ子だけど9月30日に拾われたプフも満2歳。ターキッシュアンゴラによく似ている。

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最近はパイルヘアゴムをジャンプしてキャッチする遊びが大好き(亡きちゃびとそっくり。。涙。)で、私にニャアニャアおねだり。

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赤ちゃんの時からほとんど顔が変わらず、可憐であどけないプフ。

9月9日(水)33.6℃

首と肩が凝りすぎて耳の後ろまで強い痛み。タイレノール(鎮痛剤)やテルネリン(筋肉の凝りを和らげる薬)、レキソタン(緊張を和らげる薬)でも具合がよくならないので久しぶりにマッサージを予約。

午後2時 丸山ワクチン(自分で)注射。

3時  星状神経ブロック(自律神経を副交感神経優位にする)注射。

4時~5時  スケッチブックにあるデッサンの中から数点をコンビニでコピー。

5:20 3か月ぶりにもみほぐしマッサージへ。首と肩甲骨まわりがガチガチに固まっていた。

信頼できる若い女性の治療師さん。三鷹の三平ストア(新宿で闇市から始まった庶民的過ぎるスーパー)を知っているという。新高円寺の三平ストアがもうすぐ閉店してしまうので大ショックだと言ったら、「三平は私が生まれた時からあって。野菜がすっごく安いですもんね。」と。私にとっては西新宿時代からたいそう愛着のある店。今度、ぜひ三鷹の三平にも行ってみたい。

10月、11月のフィットネスを休会。私のように首の筋肉を切除している場合、自分の頭の重みを支えるだけで凝りや痛みが激しいので、運動で肩凝りが改善されることはないとわかった。

マッサージに2回行けばフィットネス1か月分の会費以上になるが、私にとってマッサージは必需。お金がかかるが癌の後遺症の治療費と思うしかない。

9月8日(火)34.2℃

きょうも川沿いの雲と植物を見るために自転車で走る。済美山の周りを上ったり下りたり、1時間ほどで全身汗だく。

色が変化してきたヒメムカシヨモギを撮っていたら「ニャア、ニャア」と高い声で呼ばれ、振り返ると三毛とサビがいた。人慣れしてしてるが耳のカットはされていない。夕方、フードをくれる人を待っている様子。

避妊していないなら、またすぐに産んでしまう、と胸が搔き乱される。

9月7日(月)31℃

台風の影響の雲を見るために川へ。

西の空のすごい速さで飛んでいく雲と、その遠景の精巧な編み物のような、螺鈿のような細かい雲を見ていた。

東の空には虹が出ていた。
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草たちは秋の気配。ジュズダマ、イヌビエ、マコモ、カヤツリグサ、ヘクソカズラ、クズ・・・。

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2020年9月 7日 (月)

がんの定期健診、丸山ワクチン / 膠絵

9月4日(金)36℃

癌の主治医の定期健診に鎌ヶ谷の病院へ。

主治医に丸山ワクチンを始めたことを報告。予想通りだが、丸山ワクチンはほとんど無意味と言われる。免疫を上げるというのは、私のように進行がゆっくりなタイプの癌には意味がないと。

新型コロナに対してはBCGが効果あるかもしれないと言われているので、結核菌である丸山ワクチンも、もしかしたあ効果はあるかもしれないと。気休めにはなるかもしれないと。

私は、もう少しやってみたいと思っている。

癌の主治医は丸山ワクチンと甲状腺がんの関係について研究してきたわけではないし、なににも例外はあると思うから。

ワクチンを打つことで私自身の気分が上がるなら、それだけでも良いことなのではないかと思う。

結局、治療としてできることはない。ストレスで脳から甲状腺ホルモンを出せという指令が出ると肺にある癌細胞が増大してしまうから、とにかくストレスを感じないようにすること。

私の性格として根を詰めすぎる、寝食を忘れて仕事に没頭する傾向があるのでそれをやめること、のんびり楽しんで絵をやるように、と言われた。浅井先生は私の性格をよくわかっている。

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駅への帰り道、線路際の夏草がとても美しい。

水のようにすっと流れるカモジグサ、トゲトゲとヒレが面白いアザミ、極小の砂糖菓子のようなヤブカラシ、星雲のようなヒメムカシヨモギ。

何枚か猫と季節ごとの草花を描いてみたが、描きたい草と猫を全部試すと50枚くらいになりそう。

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ハルジオンとキュウリグサ(岩絵の具 紙本着彩 部分)

9月5日(土)

M医院でもらってきた消毒綿と注射器を使って自分で丸山ワクチンを打つ。

びくびくしてやるとガラスで手を切ると言われていたアンプルも、なんのことはなくあっさり割ることができた。針を取り換えるのも、お腹に刺すのも、不安もない。

最初はびくびくしてなかなかうまくできなかったことが、ある日突然すっと容易にできる。

とりあえず今年いっぱいまではワクチンを打ってみたいと思う。

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2020年8月27日 (木)

イタリアからの友情の奇跡、次の本(画集)と絵について

8月27日(木)

今朝、イタリアのチナミさんから朗報が届いた。現実感が無くて信じられないと同時に、私はこうなることを信じてずっと待っていた。

チナミさんが私のためにしてくださった大胆な冒険の結果、美しく聡明な女神が、私たちふたりに微笑んでくださった!

詳しくはここに書けないが、これで来年、コロナが落ち着いて私が元気でさえあれば、晴れ晴れしい気持ちでイタリアに最高の旅ができるということ。

観光のことではなくて、もちろん私の命である絵に関することだ。そしてこの数年、寝ても覚めてもうなされるほど、いつも考えている次の本に関すること。

昨晩深夜2時半頃、(悲観的な私には珍しく)なぜか急にふっと気が楽になって「だいじょうぶ」な気がした。なんの理由も、きっかけもないのに突然。

丸山ワクチンが効いて精神的に上向いているのかな、と思ったりもしたが、今朝の私にとって最高のニュースのための前ぶれだったのかと思う。

とにかくこのまま自分の信じるとおりに、どんな妨害や嫌がらせがあっても淡々と、熟慮しつつ思い切りよくがんばろう。

ドイツのブレーメンのYさんからもありがたいことに、来年、お宅にご招待を受けている。

ブレーメンは昔、敬愛するホルスト・ヤンセンの生まれ故郷オルテンブルクにハンブルクから向かった夜に、乗り換えをした駅。

藍色の宵闇の中にブレーメンの音楽隊のかわいいネオンが光っていて、それだけでとても心躍った鮮明な記憶がある。そのお伽の国のようなブレーメンに今、ご招待していただけるなんて、不思議なご縁を感じる。

もし来年、イタリアに行くのにあわせてブレーメンに行くことができたら、もう一度オルテンブルクのヤンセン美術館とヤンセンのお墓(思い出すだけで涙。。)と子供の頃のヤンセンがおばちゃまと住んでいた家にも行ってみたい。

Yさんのお家からは、種村季弘先生が『ヴォルプスヴェーデふたたび』に書かれていた芸術村ヴォルプスヴェーデや、もっと小さな芸術村フィッシャーフーデが近いという。グーグルマップで画像を見ても本当に素晴らしいところ。オットー・モーターゾーンたちが惹かれた沼地、湿地の風景がまだ残っているのが泣けてしまう。

自分の命がそろそろやばいのかな、と思った時に、遠い海の向こうから私をよんでくださるかたたちがいる。

このめぐり逢いとご厚意に深謝。

自分を追い込みすぎないように、気を楽に持ってがんばろう。

最近10数枚同時に描いているうちの一枚。チューリップの膠絵(部分)。
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2020年8月25日 (火)

丸山ワクチン4回目 / 膠絵

8月24日(月)

丸山ワクチン4回目(B液)

きょうは珍しくクリニックが空いていて、いったん帰宅せずに受けられた。

やはりアンプルを折るのが難しい。前日にyoutubeなどで医師や看護師の説明動画を何度も見たが、折る時にうまく力が入らない。

このMクリニックで最初に丸山ワクチンを打つ前に採取した血液検査の、サイグロブリンを10倍希釈で計測した結果が出てきた。

708ng / ml  それ以前に検査した時の1300超よりだいぶ低い。これはあくまで精度の低い検査だというが、少しほっとした。

会計を待っていたら、息せき切った若い男性が入って来て、受付で保険証を紛失したが実費で受けたい、返金手続きはどうなるのかを長く質問していて、そのあと「きょうはどうしましたか?」との問いに「首のリンパが腫れて」と答えた瞬間、「それは診察できませんので6時以降に来てください」と。

コロナの疑いの患者は6時過ぎからの診療となっている。マスクをしていてもコロナの疑いのある人と密になるのは怖い。

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ワクチンから帰宅して眠ってしまったので、夜中に起きて朝まで絵を描く。きょうは寝転がってなんの警戒もなく幸せそうに眼を細めるプフを描いた。そのまわりに春の小さな花たちを。

下図は作らずに水干と岩絵の具でちゃっちゃっと。かっちり作った感じではなくあどけない生命力を描きたい。

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膠絵、プフと春の花、途中。

8月23日(日)29.4℃

髪を切った記念にチョッピー(チョビ)と。

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久しぶりに少し暑さが和らいだので夕方自転車で少し遠くまで買い物。

ずっと酷暑で見る余裕がなかったが、家を壊した後のほんのわずかな空き地の夏草が美しい。

ヒメムカシヨモギの小さな星雲のような花。イネ科の光る線。メヒシバ、オヒシバ、イヌビエ、エノコログサ。ヨウシュヤマゴボウの実の一部が葡萄色に熟してきた。

8月22日(土)35.2℃

数十年前の老蘭商会の水干のガラス瓶入りのセット3箱60本と白狐印の岩絵の具のセット2箱(合わせて43000円くらいのものを1万円で購入した)の箱の内側の埃と、ガラス瓶全部で83本を次亜塩素酸水で丁寧に拭く。箱の内側の埃は粉ダニで手の皮膚がピリピリする。

番号順に並んでいたのを青系、緑系、赤系、茶と灰系のグラデーションに並び変える。

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2020年8月21日 (金)

丸山ワクチン2回目3回目 / 膠絵

8月19日(水)35℃

丸山ワクチン3回目(A液)。3:40に受付していったん帰宅し4:30に来院。一度目は日傘を差して徒歩で行く。家を出てすぐに脳天が熱くなり滝の汗。ミニ保冷剤を首筋に当てながらハアハア。2度目は自転車。

前回よりは痛くなかった。打つ瞬間は押し子に親指を当てないで普通に持って刺すこと(押し子に指をあてると角度が微妙になって一気に打てない)。

金曜がM医院の休診日なので、本当は土曜の朝にまた打つべきなのだが、混雑する土曜に来院するのが嫌なので月曜にしてもらう。

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久しぶりに髪を切る。後ろを15cm切って前下がりのボブに。自粛中は後ろの毛も前に引っぱって自分で切っていたと伝えると「おかしくなってないですよ。ちゃんと切れてます」と。

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水干を使うことがほとんどなかったので学生時代に買った残りをちびちび使用していたが、今になって水干の微妙な中間色が欲しくなる。混色できるのだが、今持っている少ない色の中で混色すると微妙に色相が違ってしまうので。

背景をそうとう描いていた絵を洗い流した。感触が違っている場合は重ねるのでなくてさっぱり洗い流す。

8月18日(火)35℃

お盆休みがあけたので5日にぶりにフィットネスに行ったらすごい筋肉痛。家で運動するだけでは鍛えられていない背筋が痛い。

ゲルマニウムの手足温浴。老廃物を排出し免疫を上げる効果があると言われている。冬は冷えた身体が温まって快感だったけど、酷暑では20分が長く感じられる。

運動不足は確かだが、がん患者にとって免疫が上がる適度な運動とはどれくらいなのだろう。あんまり気にしないで適当に。

8月17日(月)36.5℃

丸山ワクチン2回目(B液)。4時予約なので3:55に受付し、いったん帰宅して5時にまた来院。

血液検査の結果はすべて正常。サイグロブリン(腫瘍マーカー)だけは「500超」としか出なかったので今度は10倍希釈でデータを出してもらうとのこと。」

やはりアンプルを開けるのに時間がかかる。勢いで左手に持っているワクチンがこぼれるかもしれないという懸念と、強い力でポキっと折ると指を切ると言われているので(指を切ったら絵が描けなくなる)恐る恐るやっている。

きょうは自分で打ったら少し痛かった。理由はキャップを開ける時に針がキャップのへりにこすれてしまったからだそう。針先は繊細なのでこすれたり、皮膚に鬱だけでギザギザになると。

ちゃびに一日おきに輸液していた時のことを思い出して感傷的になる。緊張で手が震えて失敗(皮下にうまく挿入できずに液漏れ)して何度もやり直したこともあった。ごめんねちゃび(涙)。

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裏打ちした紙を下張りしたパネルに張る。M医院から一時帰宅した間に下塗りを2枚やった。鼠鼡の上から黄味がかったた鴬。

8月16日(日)35.5℃

白麻紙の裏打ち6枚。

そのあと腐蝕の研究。

 

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2020年8月13日 (木)

丸山ワクチン購入

8月6日(木)

丸山ワクチンの購入。

月・火・木曜日、午前9:00~11:00

日本医科大学付属病院ワクチン療法研究施設 南北線「東大前」駅から徒歩5分くらい。

まずは受付
 書類提出と支払い(税込9,900円)

DVDを視聴しながら面談待ち(約20分)
 DVDの内容
 1.治験とは
   ・丸山ワクチン(SSM)は特例としてがん患者なら誰でも対象
   ・SSMの歴史
 2.SSMの働き
   ・SSMをやった場合とやらない場合とで生存率に差が出る
   ・防御能力(免疫能力)の向上
   ・間質のコラーゲン増殖(がん細胞へ栄養が行くのを止める)
   ・白血球の増加 など
   ・SSMの特徴(副作用なし、延命効果、自覚症状の改善など)
 3.治療の仕方
   ・SSM-AとSSM-B(濃度が10倍なだけ)
   ・週に3日、AとBを交互に皮下注射
   ・少し間が空いてしまっても、重大な影響はなし
 4.手続き
   ・2回目以降は「SSM臨床成績経過書」を担当医に書いてもらい提出
   ・血液検査などは毎回必須ではない。「今月は検査なし」と記入
   ・体重など自分で書いてもよい
   ・来院か郵送
 5.サポート
   ・来院による面談
   ・手紙、ホームページ、ファックス
   ・家族の会への相談

番号が電光掲示板に表示され面談室に

面談(約10分)
 アクリル板越しの面談(60代後半くらいに見える医師)
 医師が提出書類を見ながら、あらためて経過を確認
 初回分(40日分)の薬・治験を行う担当医へのお手紙を渡される
 注意
   ・「SSM臨床成績経過書」は薬がなくなる前、少し早めに書いてもらうこと
   ・「治験」なので担当医(あるいは担当医に指示を受けた看護師)に注射をしてもらう
    (糖尿病のインシュリン注射のように認可された治療ではないため。

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きょうはイタリアのチナミさんから、私たちの来年のイタリア北部旅行の前段階の、素晴らしく果敢な冒険の画像つき報告メールが届いた。

シエナの農場の古い素敵な建物。細い樹々に覆われた光る小川。レースフラワーが一面に揺れる丘。

勇気と希望をいただいたので来年まで元気でがんばろう。

来年の秋には、どうか新型コロナがなんとかなってますように。

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小さなパネルの下張りを9枚。だいぶ皺になった紙でも、水をはってからよく伸ばすことによってぴっちり張れた。

 

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2020年8月 7日 (金)

丸山ワクチン承諾書、プフの毛カット

8月4日(火)

M医院に丸山ワクチンの承諾書をいただきに行く。カンカン照り。M医院まで10分もかからないが滝のような汗。

けっこう混んでいたが端っこがあいていたので座って本を読んでいたら、後から年配の男性にぴったり横に座られて焦った。パーテーションがない長椅子で距離無しは怖い。即立ち上がりたかったが立ち上がりづらくてストレスを感じていたら呼ばれた。

私は最初に国立がんセンターで診断を受けた時に、すでに肺への転移がありステージ4と言われたが、M先生に、今の分類のしかたではステージ2にあたると言われた。がんのステージの分類のしかたは4、5年ごとに変わっているということだ。

「肺への放射線は肺炎が必発なんですね」と言われる。

こちらの医院では現在、私の他にひとりのかたが丸山ワクチンをやっているとのこと。もうひとりいたが、そのかたはリタイアされたという。

きょうは1100円。

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夕方5時半、3月から休会していたフィットネスにすごく久しぶりに行く。4、5人。真夏のせいなのか、3周のところ、2周でもう頭が熱くなりすぎて無理。具合が悪くならないうちに切り上げる。

8月3日(月)

梅雨が明けて急の猛暑に身体がぜんぜんついていかない。

丸山ワクチンの接種の承諾をお願いにM医院に初めて行く。M医院は口コミがとてもよく、いつも混んでいるみたい。

狭い待合室に6、7人。『大家さんと僕』があったので夢中で読み(大家さんの戦前、戦中の記憶の話などが素晴らしかった。大家さんが私の知らない昔の新宿をよく知っているところにもすごく惹かれた)、ちようど1冊読み終わる頃に呼ばれた。

なぜ今ワクチンを受けたいのかを説明。M先生は45歳くらい。偉そうなところがなくて話しやすい先生。「甲状腺癌についてよく知らない」とおっしゃって目の前でPCで調べていた。肺の粟粒状転移について、手術も抗がん剤も放射線もできないということが意外に思われたようだ。

20分くらいも話して、承諾書を書いておくから明日の夕方取りに来て、と言われる。

860円。

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最近はだいたい深夜2時くらいまで絵を描いている。

無造作であることと、ぴりっとした神経のとおった形の両立。そのことばかり考える。

8月1日(土)

湿った曇り空。夕方、友人と荻窪方面にサイクリング。

また教会通りの「クリーニング東京社」の横を通った。きょうは開店されていた。自転車までも絵になる。

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先日来た時、カメラのISOがオートになっていなくて粗い写真になってしまったので撮り直し。自転車に乗っているあいだもマスク装着だが、一瞬だけマスクをとって撮影。

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きょうは環八を渡って上荻の方を周って来た。

プフの顎の下に毛玉が5つもできてしまっていた。ちょうど自分で舐められない部分の長毛をハサミでカットした。顔だけ見ると長毛種でない子になった。

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胸の長い襟巻の部分もカットすべきか迷う。

 

 

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2020年7月 8日 (水)

がんの腫瘍マーカー上昇

7月3日(金)

最近の経緯をまとめた紙と、データをもって鎌ヶ谷の病院へ。

甲状腺がんの腫瘍マーカーが上がってしまった。

前回の昨年9月に500くらいだったのが今回1380。

急遽、頸のエコーと、肺のレントゲン撮影。結果によっては脳のCT(脳転移がないか調べる)も撮ると言われる。

エコー(頸のリンパ節転移で手術で取り残したのが大きくなっていないかの検査)はセーフ。

レントゲン結果は、今まで小さ粟状転移だったのが、右の肺にひとつ2cm大くらいの塊ができた。

診断を聞くまでは、ついに未分化癌に変化してもう終わりかと思い、猫たちのこと、本の完成のこと、本を持ってイタリアへ行くことも、もう不可能か、・・ぐるぐるいろんなことが頭をよぎった。

診断では、とりあえずは急激な増大ではないので脳のCTは撮らないと。

最近、血圧と動悸を抑えるために勝手に数日断薬したことは、この腫瘍増大とは関係なく、少しずつ上がって来たということ。

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最近、認可されたレンビマという抗がん剤の説明を受けた(私の甲状腺がんに使えるのは、この一種のみ)。

先生の意見では「表向きは副作用が少ないとされているが、血管を攻撃し、この病院の緩和病棟で使用した患者さんは脳梗塞、心筋梗塞などになっているのでお勧めできない」と。

レンビマを使った患者さんは皆、私よりも早いスピードのタイプの癌で、危険をおかしてもこの抗がん剤をやっても延命できるのは6か月くらい、と非常にシビアな話をされた。

私は最初にシンチグラム陰性だったが、今やったらもしかしたら効くかもしれない、けれど粟状のたくさんの癌の粒粒すべてが放射性物質を発してしまうので肺が苦しくなる、とも言われた(結局、やらないほうがまし)。

とりあえず私は、なんの治療もせず、今まで通りチラジン(甲状腺ホルモン薬)とアルファロール(ビタミンD)を毎日飲んでいくしかなく、ストレスをかけないように、免疫が下がらないように気を付けていくしかない。

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診察結果を心配してくれている数人の友人たちにメール。あまりショックを受けてほしくない。

7月1日(水)

新高円寺のクリニックに甲状腺の値を聞きに行ったら、とにかくすぐに癌の主治医に電話して、と言われ、帰宅してから電話すると、診察したからすぐ予約をとってと言われ金曜に鎌ヶ谷に行くことになった。

 

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2019年12月19日 (木)

猫たちのこと、風邪、がんの定期健診、薬疹

3匹が生まれて2回目の冬。あいかわらずチョッピー(チョビ)とプフはべったり。
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大好きなチョッピーを抱きしめるプフ。
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いつもくっついてお互いをなめあう大の仲良しなのだが、ここ数カ月、なめあった後のチョッピーの噛み方が激しい(興奮?)のでプフが悲鳴をあげることが多い。

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気づいたらすぐにチョッピーを引きはがしているが、どうしたらいいものか。(3匹とも早めに避妊手術している)

ちゅびとチョッピー。男の子どうしも仲良し。どたばた追いかけっこをする時は必ずチョッピーが追いかけて、最後はちゅびが段ボール箱の中に逃げる。
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ちゅびとプフ。
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ちゅびはプフともちゅびとも仲が悪いわけでもないのに、あいかわらずお風呂の戸を開けて「うにゅる~」と叫び続けるのをやめない。何かの欲求不満。おなかがすいたなら、なぜ私に向かって鳴かないで、わざわざ遠い風呂場に行って鳴くのか?

黙らせるために深夜におやつを何度もあげざるを得ず、体重は6.7kgになった。

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病気関係のメモ。

12月19日(木)

顔中の湿疹が治らないので皮膚科へ。特に右の眼と頬が腫れてしまっていると言われる。

数年前にも総合感冒薬を飲んだあとに顔中に湿疹が出たことがあるので、たぶん薬疹。

皮膚科の診療代1080円。

プレドニン軟膏(目のまわり用)、キンダベート軟膏、ベボタスチンベシル塩酸錠(14錠)、プロペト(100g)で840円。

もっと早く皮膚科に行くべきだったと思う。

12月14日(土)

工事の人が入るため、朝から必死で部屋の中を片付け。

結局、来たのはNTTの人だった。マンションの電気室の中の機械が不具合だったそうで、新しい機械に取り換え。私にはお金がかからなかった。

12月13日(金)

ネットと固定電話が不通になった件で、(携帯を持っていないので)朝10時に公衆電話からテクニカルサポートに電話。

なかなか繋がらないのでNTTにかけてみたら「OCNひかりは別会社なので関係ありません」と。

昼から癌の定期健診のため鎌ヶ谷の病院へ。

顔に湿疹ができていて痒い。

12月12日(木)

夜、突然インターネットと電話が不通になる。

12月10日(火)

ようやく頭痛と吐き気が無くなってくる。軽い運動の再開。

12月8日(日)

岡田温司さんのトーク。アガンベン『書斎の肖像』について。

12月7日(土)

鵜飼哲さんと打ち合わせ。仕事が進み、気分が盛り上がったせいか、お酒も飲めて久しぶりにたくさん食べた。

12月5日(木)

迷ったが総合感冒薬を購入。5日と6日の夜に飲むが、尿が出にくくなる成分が入っていると気づき、飲むのを止める。舌が苦く、食事をするのが苦痛。

12月3日(火)

頭痛と吐き気で頭が回らないが、英訳原稿が上がってくる。

11月28日(木)

最高気温9度の寒い日。ゲルマ温浴を予約していたが使用させてもらえず、もやもやしながら冷えた身体で運動を始めたら発熱。

頭痛と胃痛。嘔吐。吐き気がして食べられない。

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2019年9月23日 (月)

がんの定期検査 / 阿佐ヶ谷 

9月21日

今日も阿佐ヶ谷まで散歩。

薄青紫のルリマツリ(瑠璃茉擬)がまだ元気に咲いている。初夏から晩秋まで次々に開花する花。

初めてこの花を見たのは「ビリティス」という映画の中。なんと優しい色の花なのだろうと思った。

どこからか木犀が匂った。今年は台風の影響か、この香で街が充ちるのが少し遅いような気がする。

阿佐ヶ谷北の、通ったことのない路地を散策していたら、行き止まりの先にいくつかの廃屋を見つけた。

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私の好きな細い路地と階段。

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9月20日

癌の定期検査で鎌ヶ谷の病院へ。今日は血液検査とレントゲンのため、いつもの予約よりも1時間早く11時に家を出る。

行きの電車の中と待ち時間にジャン= リュック・ナンシーの 『イメージの奥底で』を読む。

 

甲状腺がんは長年持っていることによって、きわめて進行が速い悪性の癌に突然変化することがある。

私の場合、原発の甲状腺は全摘しているが、肺の粟粒状転移が原発の乳頭がんと同じ性質を持っているので、無数の粟粒が急に進行のきわめて速い癌に変化することがないとは言えない。

そうなった時、まずどういう症状で癌の変化に気づくのですか、と主治医の浅井先生に質問したら、私の場合は、とにかく息が苦しくなる、急激に肺が侵されるので、その苦しさは風邪と間違えるようなレヴェルではないとのこと。

そうなればあっという間(1か月くらい?)に亡くなるそうで、強い(意識が朦朧とする)緩和しか手立てはなく、本人がその状態を記録する余裕などない、と言われた。

現在の定期健診は3か月に一度。ある時に急に呼吸困難になれば、それが甲状腺がんの肺転移の変化なのか、確認のために片道2時間かけて鎌ヶ谷の病院に来る余裕はなさそう。最期は浅井先生に判断してはもらえないのかな、と思った。

考えておくべきなのは猫たちのこと。あとはあまり考えてもしょうがない。

病院から駅までの線路沿いの道で、とても体の大きなジョロウグモを見た。黄色と黒の縞のボディが丸まると輝いていた。カメラを持って来なかったことが残念。

土手の葛の花が甘酸っぱく匂っていた。少しでも触れると儚く落ちてしまうので迷ったが、一房だけ手折って、ずっと左手に持って帰った。電車を3回乗り換えて2時間の道のり。気づくと地下鉄の中で眠ってしまっていたが花を手から落としてはいなかった。

夜に描いたが、少し花の色が褪せて黒紫を帯びていた。

9月14日

阿佐ヶ谷まで友人と散歩。

ヒメムカシヨモギの白い穂綿と茎のしなり具合が魅力的になってきた。まだ青く、本当に素晴らしくなるのはこれからだけれど。

近所で古い建物が壊され、雑草が美しく生い茂るかと思っても、ほんの数週間で真新しい大きな建物に変わってしまう。原っぱのまま休まされている土地はほとんどない。

ほんのわずかな時の姿だが、ハルノノゲシ、ヒメムカシヨモギ、メヒシバ、オヒシバ、カヤツリグサ、ヨウシュヤマゴボウたちのなんとも素晴らしい夏から秋への変化を毎日見ている。

高架の手前で70年代から存在していそうなアパートを発見。こういう建物がまだ少しでも残っていてくれるとほっとする。

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そう言えば、今期やっている「べしゃりぐらし」というドラマで、主人公の上妻圭右(間宮祥太朗)が一人暮らしをするアパートが、私の生家のある西新宿の懐かしい散歩コースのアパートだったので感激した。

紫雲荘、瑞雲荘、白雲荘、東雲荘(順番は忘れました)と並ぶ、それはそれは素敵な古い(60年代後半か70年代築の)建物だ。まだ健在だったことに涙。。。

中野、高円寺、阿佐ヶ谷あたりに、生まれ育った風景と同じアパートがまだ生きていてくれるのに出会うとすごく嬉しくなる。

 

阿佐ヶ谷駅の裏の倒れてしまった胡桃の樹は切り株だけになっていた。

 

この不思議な家、お店ではないようだ。覗く勇気はない。

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中杉通りの一本裏の通り、何年かぶりに散歩したら知らない古本屋さんを発見。懐かしい本を購入。

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最近あまり見ない小さな手芸のお店を発見。小学生の頃、洋裁の仕事をしていた母に付いて、こういう手芸材料の店に入るのが大好きだった。

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表生地の切れ端をあてながら裏地に使うのに合う色の布をさがす楽しい時間。変わったかたちのボタンが留められている厚紙、黒い台紙の上の白いレースの替え襟。単純でかわいらしいフェルトの動物。幼い私の別珍のワンピースの胸に付けるために買った小さなダイアのようなガラスの飾り。すべて鮮烈に残っている。

そしてグレイッシュで微妙な差異の色合いの光る刺繍糸がグラデーションに並んでいる引き出しを開けると、胸が震えるほど高鳴った。

光る微妙なグラデーションの色たち。ねじれて束ねてある光沢のある糸。それらを見た時の強烈な感覚は今も色褪せない。

 

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